存在しない天照大神に対する崇拝を奨励したことはエホバ神の日本に対する怒りを招いた

(1)日本の古事記と日本書紀の神話  古事記では、日本の国土は、イザナギとイザナミによって作られました。天の鉾で海をかき混ぜたら、日本の国土ができたということになっています。これは、とても現実に起こるとは考えられないことです。天の鉾とはどのくらいの長さの鉾でしょうか。天から地に伸びるような長くて重い天の鉾を雲の上から持ってかきまぜることができたのでしょうか。イザナギやイザナミは雲の上に乗って落ちないようにすることができるのでしょうか。それでは、この夫婦の神は霊者なのでしょうか。また、イザナギやイザナミが、棒で海をかきまぜたら、日本の国土ができるでしょうか。できないでしょう。 

　　　　　　　　　イザナギとイザナミが天の鉾で海をかきまぜて　　　　　　　　　　　　　　日本の国土はできるでしょうか　　　　　　　　　　　　　　　　　　このお話は作り話で　　　　　　　　　イザナギとイザナミは実在しないのではないか 

　　さらに、イザナミは火の神を産んだ時に、病気になりました。でも、イザナミが苦しんで吐いた吐しゃ物から次々と多くの神々が生まれたことになっています。また、イザナミの大便や尿からも神が生まれています。少し汚い荒唐無稽なお話です。イザナギ、イザナミの神は次々に風の神・木の神・野の神といった自然にまつわる神々を産みました。 

    こういうお話は、普通、日本の理科の授業を受けた小学校の子供でも、ありえないこととして、否定するのではないかと思いますが、信じる人がいるのでしょうか。でも、ほんとうに起きたこととして信じる人がいるのかもしれません。   そもそも、命は無生物から発生しません。天皇家は、こうした生命の自然発生以上に途方もないお話を信じておられるのだろうかと思います。   イザナミは死んで、黄泉の国に行ってしまいました。夫のイザナギは妻のイザナミを追いかけて黄泉の国に行きました。でも、イザナミが醜くなっていることが分かったので、黄泉の国から逃げ帰りました。イザナミは、追っ手を遣わしてイザナギを追いかけますが、イザナギは振り切りました。   そして、イザナギは黄泉の国の穢れを清めるためにみそぎをします。すると、左目を洗った時に、神々の世界である高天原を支配する太陽の神天照大神が生まれました。右目を洗った時に、夜を支配する月の神、また、鼻から海を支配する神が生まれました。神の左目や右目や鼻から神が生まれるでしょうか。 

　そして、最後にはイザナギは神であるにもかかわらず死んでしまいました。日本の国土を誕生させたような神なのに死んでしまうのでしょうか。　さらに、天照大神と弟スサオノと誓約をし、天照大神は、弟神の持っているつるぎを受け取りかみ砕きふき出した息から三人の女神を産んだことになっています。スサノオも同様にして、五人の神を産みます。剣をかみ砕いて、息から子供を産むことができるでしょうか。決してありえない話です。これは全くの作り話です。

 

神が右目を洗ったら天照大神が自然に生まれたというお話はあり得ません剣をかみ砕いて息から子供を産むこともあり得ません 

　弟神の須佐之男命(すさおのみこと)は高天原で乱暴を働き、その結果天照大御神は天岩戸（あまのいわと）に隠れてしまいます。世の中は闇になり、様々な禍が発生したので八百万の神々が天照大神を岩戸から出し、世界が明るくなります。弟神は高天原から追放されます。神が乱暴なのでしょうか。神が敬われるに値する特質を持っていないのはどうしてでしょうか。

 

　そして、天照大神は、孫のににぎのみことに命じて、高天原から、 地上の日向の高千穂の峰に下らせます。これを天孫降臨と言います。　すると、これ以前のお話は、天での神の世界で起きたお話になります。天では神々が次から次に生まれているのでしょうか。それでは、今でも天では次から次に神々が増えていることになります。それに、天に岩戸があるのでしょうか。それでは、地上と変わりがないのではないでしょうか。 

　　

ただの踊りでなだめられて機嫌を直して出てくる神は尊敬できますか　　　　　天に隠れるところのできる岩戸があるのでしょうか　　　　　　　　それでは地上と同じではないですか 

神が地上を支配するために降りてきたのでしょうか地上で生きられるのであれば人間の体をしているのでしょうかそれではどのようにして人間の肉体で天から地上に降りることができたのでしょう矛盾したあり得ないお話が多すぎませんかこのようなお話は信じるに値しますか

　申し訳ありません。わたしには、神々が神の目や大便や尿から生まれるというお話はどう考えても到底信じられないのですが、首相や新天皇や大嘗祭に出席して天照大神に犠牲を捧げた方々は信じておられるのでしょうか。　天皇家は、この科学の時代に、こうした記述が事実だと認めておられるのだろうかと思います。こういう途方もない真実性の全くないお話を本当だと考えておられるのだろうかと考えます。わたしは、そのお話はほんとうに起きたことではなく、真実ではないと思います。わたしはそのような日本の神々は存在しないと思います。   伊勢神宮では、天照大神以外に、多くの自然界の神々が崇拝されています。しかし、新天皇は、伊勢神宮でも、それらの神々を崇拝されました。それで、天皇は非現実的で荒唐無稽な古事記や日本書紀の話を真実として受け取られていることになるのではないかと思います。 

　　伊勢神宮では、また多くの自然界の神々が崇拝されています。しかし、新天皇は、伊勢神宮でも、それらの神々を崇拝されました。わざわざ行かれる必要はなかったはずです。(2)古事記と日本書紀に神話つまり事実でないことが含まれていたことを非難された三笠宮様　　　三笠宮が、考古学者・歴史学者としての立場から『神武天皇の即位は神話であり史実ではない』として、「神話」と「史実」は切り離して研究されるべきと強く批判しておられました。

 

三笠の宮さまは古事記が神話であることを認められましたわたしは三笠宮の言われることは正しいと思います 

　　わたしは、古事記がどこから、史実であるかは、十分わかりませんが、皇族の方々が、古事記の一部には、神話が含まれており事実でないことを認めておられます。　　また、文化勲章を受ける人を選ぶのは文部大臣など識者ですが、授与するのは、天皇です。ですから、ご自分が授与するノーベル賞を受けた物理や化学の事実について実際には、チェックはされていないのだろうか、そのような科学的で合理的な考え方はされないのだろうか、子供でも作り話、偽りだとすぐに分かる神話が真実かどうかがお分かりにならないのだろうかといぶかしく思います。

 

　　　それで、三笠宮が「聖書年代学」を翻訳されて、キリスト教を積極的に支持されたたこともあり、皇族の設立されたキリスト教の大学もあるのですから、天皇を初め皇族は聖書の知識をある程度はお持ちのはずです。そうしたキリスト教の影響で、日本はある程度、エホバ神の好意を受けられたと思います。

　天皇や皇族がどんな宗教を奉じるかはそれは、個人的な選択で許されていると思います。ですから、天皇が神道を奉じる必要はなく、キリスト教でも、仏教でもどんな宗教でも許されていると思います。   ですから、昭和天皇のご兄弟たちはキリスト教徒であったんだと思います。それで、三笠宮は聖書関係の本「聖書年代学」の翻訳本を出されたり、その兄弟の高松宮も弟三笠宮に協力されて、三笠宮が設立された中近東の文化センターの隣にキリスト教の大学の設立にかかわられたんだと思います。  そのようにして、聖書の神に敬意を払ったのは、皇室にエホバ神の好意をもたらしたと思います。それで、神道の天皇家であっても、信仰は個人的なことで自由なのですから、キリスト教徒であっても少しも構わないと思います。 

(3)今回の大嘗祭はエホバ神が日本に対して怒りを抱かれる結果になったに違いないこと 

　そうした知識を持っておられたので、新天皇は、元号が変わったことを示すパーティやパレードだけで十分だったと思います。でも、新天皇は伝統的な神道の神々を崇拝する行事をたくさんなさいました。通常の行事だけでなく、伊勢神宮に参拝して天照大神に報告するというようなしなくても良い行事までされました。それは、エホバ神の不興を買ったと思います。

 

天照大神が祀られている伊勢神社決して真実とは考えられない古事記の神話の部分を信仰の根拠にして存在しない天照大神を崇拝すると救われますか 

　　また、皇居内の大嘗宮の一般参観が許されていたので、十八日間にわたり八十万人近くの人が大嘗宮を見学するために皇居に訪れたということです。それらの皇居に訪れた人々も、存在していない天照大神に偶像崇拝を行うよう促されたのではないでしょうか。でも、天照大神を崇拝する人々はその実在を信じておられるのだと思います。 

　それで、新天皇や安倍首相がなさったことは、国民に大きな影響を与え、国民の多くが神話に過ぎない古事記を信じて、偽りに頼るようになさったと思います。国民が日本に何も救いをもたらす力のない存在しない神道の天照大神を崇拝するように促したと言えるのではないかと思います。