英国がコロナ感染死者の数が世界で二番目になったのはなぜかー英国の心霊術に関する歴史を振り返る

【見出し】(1)英国は米国に次いで死者の数が世界で二番目に多い(2)過去の英国の魔術という心霊術の禁止(3)なぜ聖書は死者に問い尋ねてはいけないと命じていたのか(1)英国は米国に次いで死者の数が世界で二番目に多い　5/10のBBCとAFPがまとめた集計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は27万6435人に増加しました。　その中で、死者の数は、　最も被害が大きい米国では、7万7744人、UKが31,241人で、イタリアが30,201人となっています。死者の数では、英国がヨーロッパで一位になってしまいました。  人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの74人。次いでスペイン（57人）、イタリア（50人）、英国（47人）、フランス（40人）となっています。　このように申し上げるのは、ほんとにわたしの言葉を聞く方々の気分を害することだと思いますが、わたしは諸国家に臨んでいる疫病は、その諸国家に対する聖書の神の怒りの表明だと考えています。

　なぜなら、例えば詩編78編には、エホバ神がエジプトに対する燃える怒りのためにみ使いの代表団を送り出されて彼らの命を疫病に渡されたことが述べられています。(詩編78:49,50)

エホバ神は昔エジプトにみ使いの代表団をつかわされてエジプトを疫病でうちご自分の怒りを表明された 

　 エホバ神は、昔神との契約関係になかったエジプトに怒りを抱かれて疫病をもたらされました。ですから、神は今日の諸国家が家がご自分とイスラエル国家のようには契約を結んでいないとしても、エジプトと同じ仕方で、怒りによる災いをもたらされる場合があると考えます。　今回は、世界でヨーロッパ諸国の中で、死者の数が最も多い英国についてその原因を考えてみたいと思います。    結論から申し上げると、英国は、 [1]心霊術、すなわち悪霊崇拝と、(イザヤ1:13) [2]同性愛や異性愛の淫行と、(イザヤ1:10) [3]米国と軍事同盟を組んで行っている全地における流血が聖書の神の燃える怒りを招いていると思います。(イザヤ1:15)    まず、今回は英国ではびこっている心霊術やオカルト、そして、それらを聖書の神エホバがどのようにみなされるかを指摘したいと思います。(2)過去の英国の魔術という心霊術の禁止

　過去に、英国やスコットランドでは、心霊術が聖書では忌み嫌うべきものだとされていることを認識していました。       わたしはそのようにすることは必ずしも、イエスの指示に十分調和しているとは思いませんが、英国やスコットランド政府はある程度、中世の時期には、聖書に従おうとする意識があったではないかと思います。　スコットランドで１５６３年に魔女法が発布されました。魔術の実践や魔女との相談は斬首刑に処せられました。　モーセの律法の中で、魔術は神に忌み嫌われると述べられていました。(申命記18:10-12)　さらに、１６０４年のジェームス治世時代の法律によれば、邪悪な霊を呼び出したり、先祖霊と交流すると死刑に処せられました。　１６４９年にはスコットランドでは、他の偽りの神々を礼拝するのは、冒とくの罪で斬首でした。悪魔とその仲間に相談するのは死罪とされたということです。　１７３５年には、妖術行為禁止令はジェームス法とスコットランド法にとって代わり伝統的な魔術に対して罰則を定めました。多くの不可能と考えられる犯罪、神霊の力を求めること、未来を告げ、呪文を唱える、盗まれたモノを見つけるなどを魔術として処罰の対象にしたようです。   これは、全英に対して施行され、１９５１年の詐欺的霊媒法が置き換えるまで有効でした。    後程、魔女を死刑にするという対策が必ずしもイエスによって認められていなかった理由を説明したいと思いますが、イギリス政府も、中世には、魔術などの心霊術が聖書の中で、禁じられているという認識を持っていたことが分かります。魔術入門！ヨーロッパやアメリカで現代によみがえる魔術の世界魔女狩り(3)なぜ聖書は死者に問い尋ねてはいけないと命じていたのか    モーセの律法は、「死者に問い尋ねる者」がいてはいけないと述べていました。(申命記18:11)ここでは、まるで死者が死後の世界にいるように述べているのではないでしょうか。

　聖書は、「死者に問い尋ねる者」がいてはいけないとは言っていますが、同時に人は死ぬと「地面」の「塵」に帰ると言っています。(創世記3:19)　さらに、墓すなわちシェオルに行った死者が知恵も知識もないと述べています。(伝道の書9:10)ですから、死者には意識があるわけではなく、死者の知恵や知識から益を得られるわけではありません。それで、死後の世界の死者のふりをしているのは悪霊です。(サムエル第一28:13-19)　　ですから、当時、一般的に霊界からの音信は、死者の霊からの音信だと考えられていたので、神は、人々の観点から話をされていたと思います。しかし、聖書ははっきりと死者の状態を伝えていたので、死者からの音信が塵になった死者からのものでないことは明らかでした。　実際は、「死者」は死者のふりをしていた悪霊でした。さらに、聖書は死者とコンタクトを取ろうとする霊媒を死刑にするようモーセの律法では、定めていました。(レビ20:27)　　霊媒は聖書を信じておらず欺かれていたので、死者とコンタクトをしていると信じていました。ですから、聖書は死者に問い尋ねる者がいてはいけないと不信仰な人々の観点から述べました。 

霊媒は悪霊に欺かれていて死者からの音信を得ていると考えていた

モーセの律法は霊媒を死刑にするよう規定していた

　ですから、英国は、確かにキリスト教国ですが、昔は、英国国教会の指導のもとで、モーセの律法にある命令にそのまま厳格に従っていたことが分かります。今は、実は、クリスチャンは、モーセの律法に厳格に従う責務はありません。しかし、律法の精神を実行しようとするのは、確かに聖書の神に忠実であろうとする努力の表れでもあったと思います。

　しかし、このことは、また別の記事で説明したいと思いますが、イエスは、悪魔サタンと悪霊が種をまいたと考えられるキリスト教をそのままにしておくようにと命じられています。

　英国国教会は、そのイエスの指示には従いませんでした。そして、魔女とみなされた霊媒を裁くと共に、聖書の忠実に従おうと努力をしているワルド派を迫害する結果になりました。しかしながら、ある意味、少しずれていても、英国国教会が心霊術が聖書的に良くないという認識を過去に持っていたことは、英国の歴史は示しています。

　しかしながら、英国国教会は、事態の進展と共に、教会の中で、心霊術を受け入れるようになります。そのことは今後の記事で説明したいと思います。