【目次】
(1)聖書の預言の中の角や頭の数は文字通りか-雄羊の2本の角
(2)聖書の預言の中の角や頭の数は文字通りか-雄やぎの4本の角
(3)ギリシャはどのようにローマに取って代わられたか
(4)ダニエル7章の4番目の獣の頭の10本の角の数は文字通りか象徴的か
今回の記事では、ダニエル7章の4匹目の獣の頭にある10本の角の実体は何かを考える前に、そもそも預言の中の角は文字通りなのか、象徴的な数なのかを考えてみたいと思います。(ダニエル7:7)これを検討してみるなら、聖書預言を明確に解釈するのに助けになるはずです。聖書預言を明確に理解できるならば、わたしたちがどのように行動するべきかが、もっと良く分かるはずです。
さらに、聖書が預言していた通り、オリエント世界の4つのギリシャ系帝国は、徐々にローマ帝国との勢力争いに負けて、最後には、ローマ帝国が世界の覇権を振るうようになったことを説明します。
結論から言うと、それは文字通りの数のようです。聖書の預言がより明快に理解できれば、わたしたちが今どんな時代に生きているかが分かるでしょう。
(1)聖書の預言の中の角や頭の数は文字通りか-雄羊の2本の角
聖書預言の中の角や頭の数は文字通りでしょうか。比ゆ的、象徴的な数なのでしょうか。現時点では、おおむね文字通りだと考えています。なぜなら、例えば、ダニエル8章に登場する2本の角のある雄羊はメディアとペルシャを表わす二本の角を持っていました。(ダニエル8:3,20)2本の角は、文字通りの数でした。
雄羊が2本の角を持っていたことは、ペルシャがメディア人とペルシャ人というふたつの民族によって形成されることを表わしていました。メディア王国は西暦前7世紀の終わりごろに新バビロニアと同盟を組んでアッシリアと戦い滅ぼしました。そして、メディアは、最初は、ペルシャを支配下においていました。
しかし、西暦前6世紀の半ばごろ、ペルシャのキュロス2世がメディア王国を征服しました。その後まもなくキュロスは、イザヤによって預言されていた通り、バビロンに入場して倒しました。(イザヤ44:27-45:1。ダニエル5:30,31)しかし、ペルシャの政府内ではメディア人も重んじられていました。(エステル1:3,20)
(2)聖書の預言の中の角や頭の数は文字通りか-雄やぎの4本の角
ダニエル8章のギリシャを表わす雄ヤギには、最初は大きな1本の角がありました。でも、その角が折れて四本の角が現れました。(ダニエル8:20-22) さらに、ダニエル7章の預言に登場するギリシャを表わす豹は、四つの頭を持っていました。(ダニエル7:6)この4本の角と4つの頭は同じ実体を表わしています。
雄やぎはアレクサンドロス大王を表わす1本の大きな角が折れて4本の角が生えてきた4本の角は文字通りの4つの国を表わした
ダニエル7章の預言は、西暦前7世紀ごろ、バビロンの最盛期に書かれました。しかし、確かに、預言されていた通り、西暦前4世紀にギリシャの最初の王アレクサンドロス大王が若くして急死した後に、彼の帝国は、彼の四人の将軍によって分けられました。
それで、雄やぎの大きな1本の角は、アレクサンドロス大王を表わしていました。大きな角が折れた後に生じた4本の角は、アレクサンドロス大王の死後生じたアレクサンドロス大王の4人の将軍たちを表わしていました。彼の帝国は主に四つに分裂しました。
西暦前301年のイプソスの戦いの後に、アレクサンドロス大王の帝国は4人の将軍たちによって分割され、4つの王国ができました。そして、セレウコス将軍がメソポタミアとシリアを,カッサンドロス将軍がマケドニアとギリシャを,プトレマイオス将軍がエジプトとパレスチナを,リュシマコス将軍がトラキアと小アジアをそれぞれ取得しました。
ですから、ダニエル8章の雄やぎの頭の4本の角は、文字どおりでした。しかし、アレクサンドロス大王の領土は、5つに分かれたという意見もあり、3つに分かれたという意見もあります。しかし、アレクサンドロス大王の死後、いつの時点に注目するかで、その数は異なってきます。
5つであるという説はギリシャのマケドニアの小さなエピロスという王を考慮にいれた時の数です。
でも、その地域はとても小さい国であったので、聖書預言の中では無視されているようです。それで、4本の角というのは、常識的な判断で、非常に小さな国の存在は無視した時の国家の数となっています。
さらに、四つの帝国のうち、一つは勢力が衰えて後程、三つになりました。時経つうちにリュシマコスが死に、マケドニアのカッサンドロス朝は他国の攻撃を受けて、無くなりました。そして、アンティゴノスがマケドニアの王になりました。その結果古代オリエント世界は、セレウコス朝シリア、プトレマイオス朝エジプト、アンティゴノス朝マケドニアの三強の大国で落ち着くことになりました。
しかしながら、特定の時点に注目した場合、確かに、ギリシャを表わす豹の4つの頭も、雄やぎの頭に生える4本の角も、文字通りの数とみなすことができます。
(3)ギリシャはどのようにローマの支配下に置かれることになったか
古代オリエント世界はギリシャの3つの国が支配していましたが、西暦前3世紀には、ローマが頭角を表わし、イタリアを統一して、ギリシャと4回のマケドニア戦争を戦いました。結局、西暦前2 世紀半ばに、ローマはマケドニアに勝利を収め、マケドニアをローマの属州としました。そして、ローマ帝国が勢力を伸ばしていきました。
西暦前31年には、アクィティウムの海戦でローマはプトレマイオス朝エジプトを破り、ローマは地中海を支配下に置き、おおむねギリシャにとって代わりました。そのようにして、ダニエル7章に預言されていたように、4頭目の非常に強く恐ろしいローマの野獣が4つの頭のある豹のようなギリシャの獣にとって代わりました。
ですから、この点でも、アレクサンドロス大王が作り上げたオリエント世界は、ローマによって取って代わられ、聖書預言は成就しました。このことは、さらに世界の覇権を振るう国家が移り変わっていくことを示しています。
(4)ダニエル7章の4番目の獣の頭の10本の角の数は文字通りか象徴的か
ダニエル7章で海から出てくる4頭の野獣の4頭目は、恐ろしい野獣で、頭に10本の角がありました。(ダニエル7:7)この10本の角は、文字通りなのでしょうか。象徴的な数なのでしょうか。エホバの証人は、象徴的な数とみなしているようです。
しかし、聖書預言の中で、メディア・ペルシャ帝国の雄羊の2本の角が文字通りの数であった事、そして、ギリシャの雄やぎの4本の角が文字通りの数であったことを考えると、角の数はおおむね文字通りであるとみなすのが妥当だと思います。また、おおむね小さい国は無視した概数です。
そして、オリエント世界が最後には、三強の世界になりましたが、聖書預言の中でギリシャが4つの角と4つの頭、すなわち4つの国で表わされていたということは、その帝国の最盛期の国の数を数えたらいいのかもしれません。
このようにおおむね角の数が文字通りであることは、聖書の預言全体で一貫しているはずです。なぜなら、聖書預言が全体であちこちで混乱が生じていると解釈することが難しくなります。エホバ神について「無秩序な神ではない」という聖書の言葉があります。(コリント第一14:33)
エホバ神は、終わりの時に生きているわたしたちが、聖書預言から益を得るように記録してくださったはずです。すると、預言の解釈がしやすいように、首尾一貫した記載をされたはずです。
今回の記事は復しゅうになりましたが、確かに、聖書の預言通り、世界情勢が動いていったことが分かります。ですから、これからも聖書の預言は成就していくでしょう。ですから、聖書の預言によく注意を払ってわたしたちがどんな時代に生きているかを知ることは重要だと言えます。 次回の記事では、ダニエル7章の4頭目の非常に強い獣で表わされた獣がどのように発展していったかを簡単に振り返ります。それで、その頭の10本の角がどんな特定の国を表わしているのかを考えてみます。次回の記事も読まれてください。
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