エデンの園で悪魔サタンとアダムが神に反逆した直後にエホバ神はそれにどのように対処していくかを宣言されました。(創世記3:15新共同訳)エホバ神は、蛇と女の間に「敵意」が存在し、「女の子孫」が最終的に蛇の「頭を砕く」ことを予告されました。(創世記3:15新共同訳)
今回の記事では、エホバ神のその宣言の中に登場する「女」が誰を表していたかに注目したいと思います。そのことを調べるために、まず「女の子孫」が誰を表していたかを振り返ります。また、聖書の中でどのように比ゆ的な「女」と「女」の子供たちが出てくるかを調べましょう。
(1)エデンでの反逆の直後に神が預言された女の子孫とは誰か
まず、女の子孫の実体について初めに検討します。エデンの園で、神が反逆の直後に悪魔サタンに宣告された言葉は次の通りです。「お前と女、お前の子孫と女の子孫の間にわたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕きお前は彼のかかとを砕く。」(創世記3:15新共同訳)
この新共同訳の聖句の原文はどうなっているでしょうか。Biblehubによると同じ聖句は、英語の聖書で、”I will put enmity between you and the woman, and between your seed and her seed. He will crush your head, and you will strike his heel.” となっています。 (Genesis3:15Berean Study Bible)
この英語聖書では、新共同訳で、「子孫」となっている語が、”seed”という英語になっています。そして、聖書の原語のストロングの辞書では、新共同訳の「子孫」と訳されているヘブライ語の単語の字義的な意味は、”Seed, fruit, plant, sowing-time, posterity “となっています。
seedとは、「種」という意味で、posterityとは、ネットの英辞郎では、文語で、「後世の人々」あるいは、「ある人の全ての子孫」という意味です。
その語は、新世界訳では、英語では、"seed”で、日本語では「胤」と訳されています。「胤」とはgoo辞書で、「①たね。血すじ。子孫。」という意味です。ですから、新世界訳の「胤」という訳語も新共同訳の「子孫」という訳語もどちらも受け入れられる訳語であることが分かります。ですから、蛇の頭を砕くことになるのは、「女の子孫」という訳語は適正です。
すなわち、神は蛇悪魔サタンに対して、女の子孫は蛇の頭を砕き、蛇は女の子孫のかかとを砕くことを予告されました。ですから、女の子孫はかかとを砕かれるという傷を負うことになりますが、最終的には、蛇の頭を砕くことになります。
ですから、女の子孫は、蛇が人類に引き起こした罪と死に対処をし、最後に神の反逆者を滅ぼすことになります。
女が誰か、女の子孫が誰かは、この預言が語られた時に、エホバ神だけがご存知でした。そして、神は時の経過と共に、その「奥義」を少しずつ、ご自分に信仰を抱く人々に啓示していかれました。(コロサイ1:26,27回復訳)
蛇の頭を砕く「女の子孫」は誰かということは、ローマ書のパウロの言葉からも分かります。そこには、「平安の神が速やかに、サタンをあなたがたの足の下に踏み砕かれます」とあります。(ローマ16:20回復訳)
サタンの頭を将来砕くことになるのは神の王国の希望を持つクリスチャンたちだと預言されている
ですから、パウロは、神の国に入る希望を持つイエスの追随者たちが将来サタンを足の下に踏み砕くと言いました。ですから、蛇の頭を砕く「女の子孫」は、神の国に入る希望を持つクリスチャンたちも含まれます。
(2)エホバの証人はエデンの園で神が予告された女とはみ使いたちの組織だとみなしている
では、エデンの園での、エホバ神の宣言にある「女」とは誰を表すのでしょうか。(創世記3:15新共同訳) エホバの証人は、このエデンの園で語られた女というのは、「上なるエルサレム」であって、天のみ使いたちからなる組織であると解釈しています。
しかしながら、わたしは「女」の実体を聖書的に検討した結果、それはみ使いたちの組織を表してはいないと思います。以下にその理由を述べます。
(3)聖書の中ではある組織や国家を女として表しその成員をその息子や娘と表す記述をする
聖書の中で、比ゆ的な「女」とその子供たちとして出てくる実体は幾つかあります。まず、第一にエゼキエル16章の中では、「エルサレム」にこう語られています。「わたしはお前に誓いを立てて、契約を結び、お前は、わたしのものになった」と言われました。(エゼキエル16:3,8新共同訳)
ですから、「エルサレム」が神が契約を結ばれた「女」として表されています。そして、神はその「女」の夫のような立場になりました。ですから、この「エルサレム」とは神とモーセの律法契約を結んだ「エルサレム」を首都とするイスラエル国家を表します。また狭義では、ユダの二部族王国を表しているとも言えます。
昔のモーセの律法契約の下にあったエルサレムを中心としたイスラエル国家は・・・
ところが、その「女」は自分の子供たちを偶像にささげたと非難されています。(エゼキエル16:35新共同訳)同じ16章には、「お前はまた、わたしのために産んだお前の息子、娘たちをとり、偶像の食物として供えた。」とあります。(エゼキエル16:20新共同訳)
ですから、イスラエルが「女」と呼ばれていますが、「息子」や「娘」はイスラエルの「女」の成員、つまりイスラエル国家の国民を意味していました。(エゼキエル16:21新共同訳)
また、聖書の別の個所で、過去のイスラエル十部族国家とユダ二部族国家が、「女」として表されています。エゼキエル23章では、「二人の女性」が出てきます。(エゼキエル23:2新共同訳)「彼女たちの名は、姉はオホラ、妹はオホリバ」と言いました。
そして、「彼女たちの名前であるオホラはサマリア、オホリバはエルサレムのことである」と説明されています。「彼女たち」はエホバのものとなり、「息子、娘たち」を産みました。(エゼキエル23:4)
聖書は二つの古代国家を二人の女性で表わし息子や娘はその国家の国民を表していた
ですから、サマリアを首都とする北のイスラエル王国とエルサレムを首都する南のユダ王国が比ゆ的に「女性」として出てきます。(エゼキエル23:2新共同訳)そして、「息子」や「娘たち」とはそれらの国家の国民を意味していました。
ですから、聖書は夫である神の妻のような立場にあるひとつの国家を「女」で表わして、その国民の成員を子供たちを表す「息子」「娘」という表現をすることがあります。
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
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