今日女性はクリスチャン会衆内で教えることができますか

　今日、会衆内で女性は教えることができますか。女性も天的な希望を持つ、「イエスの兄弟」も存在すれば、羊級の地的な希望の信者も存在します。信者の女性は、会衆内でどのように振る舞うのが聖書的に正しいのでしょうか。 

　天で神の王国を構成することになるクリスチャンのグループは24人の長老と呼ばれています。24人の長老は、完成したら144000人になる神の王国に入る成員をひとつの見方で表現したものだと思います。(啓示14:1,3)144000人は、男女のクリスチャンで構成されています。(ガラテア3:28) 

将来神の王国を構成することになるクリスチャンたちはみ座の周りに座る24人の長老と呼ばれる      

 　ヘブライ語のザーケーンという言葉とギリシャ語のプレスビュテロスという言葉はどちらも，「年長者」または「長老」を意味します。多くの場合、ある地域共同体もしくは国民の中で権威や責任の地位に就いている人たちを指して使われています。新世界訳聖書では、啓示の書以外では、年長者と訳してある語が、ヨハネの啓示では長老と訳されています。 

　長老に任命されるのは、テトス書では、「一人の妻の夫」と書かれているので、男性のクリスチャンのみです。(テトス1:5,6)しかし、144000人の神の王国を構成することになるクリスチャンは霊的に言えば、女性であっても、長老の資格を身に着け、男性の長老のように教えたり戒めたりして長老としての権威を振るう資格があることを意味しているのでしょう。(テトス

1:6-9) 

144000人は男女で構成されても皆24人の長老と呼ばれる女性であっても長老のように教える権威があると考えられる 

　昔から数は少なくとも女預言者は存在していました。女預言者ミリアムやデボラやフルダなどがいます。(出エジプト15:20。裁き人4:4。列王第二22:24)そして、男性の預言者と同じように敬意を払われていました。 

ヨシヤ王は女預言者フルダに問い尋ねた　一世紀にでさえ、クリスチャンではありませんが、キリストの到来を待っていた女預言者アンナがいたことが特筆されています。(ルカ2:36)さらに、一世紀にクリスチャンの女預言者たちが存在していました。四人の処女が預言をしていたことが記されています。(使徒21:9)彼女たちは、特例であったかもしれません。 

　　しかしながら、会衆内では、女性は黙っているようにと書かれています。(コリント第一14:34)ですから、会衆内では、女性のクリスチャンは、通常、クリスチャン会衆に対して教えることはありません。しかし、預言者は会衆内で預言をしました。(コリント第一14:29,31)当然、女預言者も会衆内で預言したはずです。 

　一世紀の「預言の賜物」が与えられたりというような奇跡は時が来ると過ぎ去ってしまいました。(コリント第一13:8)しかし、やはり、終わることのない探求心や論理性や聖書の知識など聖書を解釈する点で必要な賜物が男性と同じようにある女性の聖書研究者が存在するかもしれません。そういう女性は会衆内でどのように振る舞ったらいいのでしょうか。 

　では、女性が会衆内で、預言をする場合、何をすることが求められるでしょうか。女性は、会衆内で祈ったり、預言したりする場合は、男性の頭の権に敬意を払って男性の教え手と対抗しないように努めながら、頭を覆う物をして会衆内で、祈ったり預言したりできるのではないかと思います。(コリント第一11:5,10) 

　そのようにするのは、特例でしょう。通常は、女性の信者は、会衆内では聞き役に回ることができるでしょう。 

　144000人が24人の長老と記されていることは、女性であっても天的な希望を持つ女性は、神の目に教える立場にある男性と同じようにみなされていることを示しています。(啓示4:4)ですから、神の王国に入る希望を持っている女性は、会衆内で特例とみなされて、ある面男性の長老と同じように振る舞うことが許されている部分があるのではないかと思います。 

　また、一世紀存在していた女預言者は、未信者に対して教えました。(使徒21:9)ですから、女性は未信者には教えることができます。ですから、女性の信者は通常は会衆内で、教えることはしませんが、神の王国の希望を持つ24人の長老のクラスの女性のクリスチャンは、かぶりものをして会衆内で教えたり祈ったりすることが許されているでしょう。 

神の王国の希望を持つ女性のクリスチャンは特例として被り物をして会衆内で教えることができると思われます