聖書の神が存在することがどのように分かりますか

　今の世界は進化論や不信仰が人々の間ではびこっています。しかし、聖書は世界を創造された神がおられると述べています。どうして私たちは聖書の神が存在しておられることが分かるのでしょうか。

　神がおられることを証明する最大の証拠は、聖書です。全宇宙と人間を創造された神は人間にご自分について知らせることを望まれました。そして、人間が真理に基づいて賢明な生き方をすることを望まれました。　それで、神は一冊の本聖書を準備されました。聖書は創造者が存在され、太古の昔に全宇宙を創造され、人類の歴史を始められたことを明らかにしています。(創世記1:1;2:7)

　聖書は、宇宙と人間の創造について述べている創世記から始まって、66冊の本でなっています。聖書は、神が人類の最初の先祖を創造された後、人類の最初の先祖が神に反抗したことを明らかにしています。それで、最初の先祖の子孫である人類は今完全に創造者の支配の下にはいるわけではありません。

　もし、創造者が準備された啓示がなければ、私たちは、自分たちがどこから来たのか、どうして物事が現在このようになっているのかを理解することはできないでしょう。

　しかし、神は聖書を通して、地球を神の王国によって楽園にして、そこで人々が永遠に幸福に生き続けることが神の目的であることを知らせています。(ルカ23:43。啓示21:4)そして、聖書は、神が人類の一部の人々を不滅の霊者として復活させ、ご自分と共に永遠に生き続けさせるという神の目的も明らかにしています。

　では、聖書の神が存在されることがどうして分かるのでしょうか。聖書は世界のベストセラーです。世界のどこの国に行っても、聖書を有料もしくは無償で手に入れることができます。聖書を無償で頒布する宗教団体も少なくありません。これは、神が背後で人類が神を知るよう望まれて、取り計らっていることです。

　もし、宇宙と人類の創造者が存在していたとしても、その方について容易に知ることができるようにされていないとしたら、その神は力の弱い神でしょう。私たちは、全宇宙を創造された全能の神を知る手段がないということになります。しかし、私たちは、神が備えられた永遠の命について誰でも容易に知ることのできる状況にあります。

　　2009年現在、聖書は世界2479の言語に翻訳されています。聖書の全世界での発行部数は60億冊、70億冊、80億冊、150億冊、1815年～1998年に約3880億冊（推定）などの説があります。ですから、聖書は望めば誰でも自国語の聖書を手に入れて読むことのできる状態になっています。

wiki聖書

TP266"One book in many colours" by aka Jens Rost (bible30)聖書の頒布数は幾十億冊にもおよび聖書の神がご自分を知らせるために働いてこられたことを示しています

　このことは、神が存在しておられて人々がご自分を知ることができるように取り計らっておられる証拠の一つでしょう。これは、聖書の神がご自分を知らせる力を持たれる強力な神であることを示しています。

　そして、聖書の真実性を裏付ける考古学的・科学的証拠は豊富に存在しています。聖書の歴史の正確さを裏付ける考古学的証拠は、大英博物館やメトロポリタン美術館などを初めとして世界の博物館や美術館や遺跡に豊富に存在しています。ですから、私たちは、聖書を調べることによって、聖書の神が存在しておられる証拠を知ることができます。

　　また、聖書の神が存在しておられる証拠のひとつは、不完全な形であったとしても、聖書の神を認めて崇拝しようとする人々が、世界の多数派であることです。

　世界でもっとも多数派はクリスチャンです。また、二番目は、聖書の一部を尊重しているイスラム教徒です。日本人は、無宗教が世界の多数派であると考えている人が多いかもしれません。しかし、調査によると無宗教の人は、世界で三番目の勢力です。

Notan Irish Civil War Prayer Vigil after all! by National Library ofIreland on The Commons (prayer22)キリスト教は世界で最も広まっている宗教ですこのことは聖書の神がご自分を知らせてこられた副次的な結果です

Muslimsat prayer by dlisbona (prayer25)聖書の一部を尊重しているイスラム教徒は世界で2番目に大きな勢力ですこれは聖書の神がご自分を知らせてこられた副次的な結果です

　　それは、アメリカのワシントンDCを拠点とするシンクタンクであるピュー・リサーチセンターの世界の宗教に関する調査の結果です。その調査は、230以上の国と地域の2500以上の国勢調査と人口登録の分析に基づいたもので、2012年2月に発表されました。

　その報告によると、世界の84％の人(約58億人)は自分の宗教を持っています。クリスチャンの人口は22億人、もしくは、2010年の人口69億人の約3分の1です。また、157の国ではクリスチャンが多数派を占めています。

　統計によると、2012年の時点で、世界には16億人のイスラム教徒がいます。ですから、クリスチャンと聖書の一部を受け入れているイスラム教徒を合わせると、約38億人となり、世界人口の二人に一人以上が不完全ながらも、聖書の神を認めていることになります。

　宗教を持っていない人は、11億人であり、数は多いとはいえ、決して世界で第一の多数派ではありません。また、その調査は、無宗教の人々も、いずれの宗教とみなされていなくとも、その多くが、神を信じていたり何らかの宗教的な信条を持っている場合が多いことを指摘しています。

　もちろん、私は多数派の信じていることが必ずしも正しいとは考えていません。しかしながら、これは、エホバ神がご自分を知るように歴史を通して人類全体に働きかけてこられた副次的な結果だと思います。

　ある日本人は、仏教徒が世界の多数派だと考えているかもしれませんが、その調査によると、仏教徒は、世界で約5000万人に過ぎません。ですから、仏教徒は世界的な見地から見ると少数派だと言えるかもしれません。

　また、私たちは聖書の神に祈って祈りを聞いていただくことによっても、聖書の神が存在していることに対する確信を強めることができます。是非、聖書の神エホバに祈ってみられてください。もし、あなたが神に従うよう努力をしていて、その祈りが神のご意志に従っていれば聞き届けていただけるでしょう。(ヨハネ第一5:14)

　ですから、聖書の驚異的な頒布数や、世界で聖書の神を信じる人が世界で一番の多数派であるということは、聖書の神が存在しておられて、ご自分の存在を知らせるために歴史を通して働いてこられた証拠だと思います。この圧倒的な証拠を考慮して、聖書になじみのない人々は聖書を真剣に調べてみるようお勧めします。

Bibles/ Biblias (Explore)bypasotraspaso(bible28)聖書の神が存在している証拠を考えるならば聖書を真剣に調べるべき理由となります