啓示17章-新・大娼婦が座る緋色の野獣は何を表わすか(13)エホバの聖なる所とはどこか

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 啓示17章に登場する緋色の野獣は現在「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」であると考えています。(ダニエル11:31)北の王とその設立する野獣の像、つまり、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」は、聖なる所を汚し、常供のものを除き去ることになっています。 

 では、そもそも聖なる所とは、どこを表わすのでしょうか。 

(1)ローマカトリック教会やギリシャ正教会の本拠地をなぜ聖なる所と呼べるのか 

 北の王は「聖なる所を汚す」ことが預言されています。(ダニエル11:31)この聖句が北の王が、キリスト教の本拠地を軍事攻撃することを意味すると判断する根拠は次の通りです。 

 昔は、エルサレムは「聖なる所」と呼ばれました。(ダニエル9:16,17)エホバはその場所を選んでご自分の崇拝の中心地とされ、エルサレムには、エホバの神殿があったからです。(歴代第二6:6)また、エホバの家、つまり神殿が「聖なる所」と呼ばれることもありました。(エゼキエル44:7)さらに、神殿の聖所や至聖所が「聖なる所」と呼ばれることもありました。(啓示11:1,2,19。歴代第二26:16,18)

 

エホバの神殿の聖所や至聖所神殿そのものエルサレムが聖なる所と呼ばれている

 

 しかし、一世紀にユダヤ人は神の子イエス・キリストを殺したので、イスラエルやエルサレムの神殿はエホバから見捨てられ、エホバにとって特別な所ではなくなりました。(マタイ23:38)それで、キリストの到来以降は、エルサレムではなく、エホバ神は、どこでも、ご自分に対する崇拝を受け入れられます。(ヨハネ4:21-23) 

イエスはエルサレムのユダヤ教徒に殺されたので・・・

 

Siege and Destruction of Jerusalem by the Romans (1850 painting by David Roberts). Looking southwest神はエルサレムを捨ててその神殿がローマ軍によって倒壊するようにされた 

 昔は、ダビデがサムエルによって文字通りの油をそそがれ、将来の王として任命された「油そそがれた者」ということができました。(詩編18:50;132:10)イエス・キリストは、文字通りの油ではなく、聖霊で油そそがれたので、エホバの「油そそがれた者」となりました。(ルカ4:18。使徒4:26,27)

 

イエスはヨハネからバプテスマを受けた時聖霊がそそがれたので油そそがれた者メシア 

 それゆえに、イエス・キリストのように聖霊で油そそがれたクリスチャンも、エホバ神の「油そそがれた者」ということができます。(使徒2:1-4)つまり、「油そそがれた者」、つまり「メシア」、つまり神の王国に入る希望を持つクリスチャンたちをエホバの「聖なる所」とみなすこともできます。 

 また、天的な希望、つまり神の王国に入る希望を持つクリスチャンは、エホバの「神殿」と呼ばれています。(コリント第一3:16,17)

 

聖書は天的な希望を持つクリスチャンたちを・・・ 

聖霊で油そそがれた者またエホバの神殿と呼んでいる 

 また、そうしたクリスチャンが本拠地としている場所は、「聖なる所」とみなせるのではないかと思います。 

 また、「二人の証人」は、エホバの「油そそがれた者」と呼ばれています。(啓示11:3,4。ゼカリヤ4:11,14)彼らは死後に天に行くという希望を持っていますから、エホバの「油そそがれた者」たちです。ですから、ローマカトリック教会やギリシャ正教会の僧職者たちやその本拠地を、エホバの「聖なる所」とみなしてもいいのではないかと思います。

 

啓示11章の二人の証人は油そそがれた者たちと呼ばれている

 

 二人の証人がとくにローマカトリック教会やギリシャ正教会の僧職者たちを表わすと言える理由は、また別の記事「啓示17章-新・大娼婦が座る緋色の野獣は何を表わすか(15)緋色の野獣が攻撃するのはとりわけどこの地域のクリスチャンたちか」の記事の中で説明します。 

 それで、それらのクリスチャンの本拠地を攻撃することは、エホバの「聖なる所」を攻撃するとみなせるのではないかと思います。 

(2)緋色の野獣つまり荒廃をもたらす嫌悪すべきものはいつ登場するのか 

 北の王が「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を設立するのと同時期に、聖なる所を汚します。緋色の野獣もそれに加わります。(ダニエル11:31。啓示11:7)緋色の野獣は底知れぬ深みから上る野獣です。(啓示17:3,7)

 

北の王は野獣の像つまり・・・ 

崇拝の対象となる国際組織を設立する

 

 「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」は北の王によって設立されます。(ダニエル11:31)また、啓示13章では、子羊のような二本の角のある野獣が、野獣の像を作るよう提唱します。(啓示13:11,14) 

  そもそも、「嫌悪すべきもの」とは、像を表わします。(エゼキエル7:20)ですから、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」とは、荒廃をもたらす像と言い換えることができます。ですから、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」とは、啓示13章で設立されることになっている野獣の像であるということになります。(啓示13:14) 

 北の王がその国際組織を設立するほとんど同時期に、北の王は、「聖なる所を要害をまさに汚し、常供のものを除き去る」と預言されています。(ダニエル11:31)ですから、緋色の野獣は、北の王が二度目の南の王の総攻撃に失敗した後、聖なる所を攻撃する時に登場することになります。(ダニエル11:29,30)

 

国際組織が設立されるのと同時期にキリスト教の本拠地が軍事攻撃を受ける

 

(3)二人の証人をローマカトリック教会やギリシャ正教会の僧職者たちであるとする解釈に対する疑い 

 しかしながら、私は、二人の証人をローマカトリック教会やギリシャ正教会の僧職者たちであるとする解釈に対する一抹の疑いを持っています。それでは、エホバの証人はどこに出てくるのだろうか、他のキリスト教派の神に忠実なクリスチャンたちはどこに出てくるのだろうかと考えるからです。 

 そして、キリスト教派は、ローマカトリック教会やギリシャ正教会だけではありません。それらの教派は世界的にとても大きな会衆ということができます。 

 確かに、啓示の書の七つの会衆に対する言葉は、世界中の信仰を持ち、天的な希望を持つクリスチャンを包含しています。(啓示1:11,20)それで世界中のキリスト教の諸会衆の中に、忠実な「油そそがれた者」がいると考えられます。そして、実際、わたし自身は、自分をエホバの油そそがれた者だと考えています。それなのに、そうしたエホバの証人や、他のプロテスタント教会の油そそがれた者は、聖書のどこに登場するのだろうかと不思議に思うからです。 

 しかも、聖書は真のキリスト教が復興する場所がギリシャであることを示しているように思います。ゼカリヤの預言によると、真の宗教の復興は、まずギリシャで起こるように思われます。(ゼカリヤ6:1-5。ダニエル2:32.33)ギリシャ正教会の僧職者たちは、自分たちに聖書の預言が大々的に成就したことを考えると、聖書の預言を真剣に検討せざるを得なくなると思います。 

 しかし、真のキリスト教の復興に他のキリスト教の教派ではなく、なぜギリシャなのでしょうか。しかも、ギリシャ正教会はエホバの証人を迫害していることで有名なのです。 

 また、この解釈を調整するべき聖句が見つかる可能性もありますので、将来解釈を調節するかもしれません。現時点では、聖なる所が攻撃されるとは、主にローマカトリック教会やギリシャ正教会の本拠地が攻撃されることを意味していると解釈しています。 

 わたしは彼らが完全にエホバ神に忠実であるとは決して考えませんが、彼らの小さな信仰を決して見下してはならないと思います。エホバ神に信仰を抱く小さな者を迫害するのは間違っています。エホバに信仰を抱く人たちに敬意を払いましょう。 

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

Buy Now

bible verses about welcoming immigrants

Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

Blog
About Us
Message
Site Map

Who We AreWhat We EelieveWhat We Do

Terms of UsePrivacy Notice

2025 by iamachristian.org,Inc All rights reserved.

Home
Gospel
Question
Blog
Help