降伏することによって命と富を守る

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 

Sequence Media GroupPRO 北朝鮮は今、米国やその他の諸国家から孤立して、経済的な難局に直面しています。他の諸国家は、北朝鮮に核ミサイルの挑発をやめるように、経済制裁を課しています。北朝鮮は経済制裁に憤っていますが、国家間の関係が悪化する時に、経済封鎖という手段をとるのは昔からの国家の常とう手段です。 聖書は、一般の人々の考えと違い、平和を勧める本です。諸国家に戦争をすることを奨励する本では決してありません。聖書の神エホバは「平和の神」だからです。(コリント第一14:33) そして、聖書はある場合、降伏することを国家の指導者に勧めています。それは、その方が結果が良いからです。また、敵国の兵隊の数が自国より多い場合は、通常戦争をせずに和平のために大使を遣わすように勧めています。(ルカ14:11)  この記事では、ヨシュアに率いられていたイスラエル人がカナンの土地を攻撃した時に、平和条約を結んで生き永らえた都市国家ギベオンの人々の例を考えます。 そして、戦って降伏することを恥とする日本人の考え方がどこから来ているか、またそうした考え方のために生じた沖縄の集団自決について取り上げます。北朝鮮は日本に起こったことから教訓を学べます。 そして、今経済封鎖を経験している北朝鮮には、軍事紛争がまだ本格化していない期間を善用して、米国に対する対応を平和的なものにするようお勧めします。 (1)賢明にイスラエルの軍隊と平和条約を結んだカナンのギベオン  攻めてくる軍勢に対して賢明な対処をした都市国家にカナンのギベオンという町があります。ギベオンという都市国家はとても強かったのですが、イスラエル軍が征服するために侵入してきた時に、イスラエル軍がとても強かったので、イスラエルと戦っても勝ち目はないと考えました。(ヨシュア9:24)その当時のイスラエルは神の後ろ盾がありました。 そのため、ギベオンの人々は、イスラエルのヨシュアのもとに使者を遣わして、イスラエルと平和条約を結びました。(ヨシュア3:9,11)その結果、ギベオンの人々は、イスラエルから滅ぼされないで生き永らえました。  

 

Claude Valette上はカナンの地図・ギベオンはエルサレムの北にあった 

 

 Al Jib , modern village is identified with the ancient city of Gibeon

.View of Al Jib's center, 2012 Central El Jib viewed from tomb of Samuel יעקב

  

 上は昔のギベオンの今の町アルジブיעקב

  昔のギベオンは今はアルジブになっています。アルジブは、2006年に4700人の人口でした。アルジブは、エルサレムから10キロ北西にあります。アルジブの近くには、預言者サムエルの墓があるようです。 

 

 

Tamarah  預言者サムエルのお墓の教会 アルジブに昔住んでいたギベオンの人々は、ヨシュアに使者を遣わして、遠くから来たと偽り、カナンの土地に住んでいないようにみせかけて、平和条約を結びました。ヨシュアは約束を守って、ギベオンの人々を殺さず生かしておきました。(ヨシュア9:9-11) 

 

ギベオンの人々はヨシュアに使者を遣わして平和を求めた 

ギベオンの人々はカナンではなく遠くから来たようにみせヨシュアと平和条約を結んだ

 

 そして、ヨシュアはギベオンの都市が周囲の諸都市から攻撃された時に、戦って守ることさえしました。そして、ギベオンの人々はエホバの崇拝のための仕事に徴用されることになったので、ある意味、恵まれた立場を与えられたとさえ言えます。しかし、ギベオン以外の周辺諸国家は、ヨシュアや後のダビデによる戦闘によりかなり命を奪われる結果になりました。 もし、命が長らえるのであれば、神への崇拝の雑用を行うことになっても勝っているのではないでしょう。そして、神への奉仕に携わることを許されたのは、ギベオン人にとって良いことだったのではないでしょうか。 もちろん、昔のイスラエル国家と今日の米国とは異なります。昔、カナンは偶像崇拝や淫行や殺人で堕落していたので、エホバ神はご自分を崇拝していたイスラエル人と契約を結び、カナンに土地を与えることを許されました。それで、その当時のイスラエルにはエホバ神の後ろ盾がありました。しかし、今日、エホバは米国が他国の人々を殺害することを許可を出しておられるわけでは決してありません。 しかし、このギデオンの例は降伏したり、和平を結ぶことが命を生き永らえる結果になること、必ずしも極端に卑しめられた立場になるわけではないことを示しています。(2)聖書は滅びるまで戦争をすることを求めてはいない 滅びるまで、戦うことを称揚する考え方が一般社会に存在しています。 例えば、日本の徴兵制を制定した西郷隆盛は次のような詩を書きました。「丈夫玉砕恥甎全」。これは、次のような意味です「真の男子たるものは、玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げて、つまらない瓦のようにいたずらに生きながらえることを恥とする。」西郷隆盛は、降伏して生き永らえることを恥と考えて、それよりは戦って死ぬことを誉れあることとみなしました。西郷は西南戦争に敗北して自殺をしました。 

西郷隆盛と将校たち

 

西郷隆盛は西南戦争で官軍と戦って敗北した 

Portrait of Saigo Takamori (西郷隆盛, 1828 – 1877)西郷隆盛は降伏するのを恥とし自害した 太平洋世界大戦中、日本は一億総特攻や一億玉砕というスローガンを奉じていました。玉砕とは全滅という言葉を誉れある仕方で表現したものです。 また明治の軍歌「敵は幾万」には「敗れて逃ぐるは国の恥 進みて死ぬるは身のほまれ。瓦となりて残るより 玉となりつつ砕けよや」という歌詞がありました。この歌は、太平洋戦争時の大本営発表の戦勝発表の際、前後で流されていました。 

 

大本営海軍部による発表(1941年12月8日)…

 

不明 - 毎日新聞社「昭和史第10巻 太平洋戦争開戦」より。戦時中降伏することは恥で滅びるまで戦うという精神が賞揚された 

 

 

それで、その当時は、国家ぐるみで、国家のために戦って死ぬことが賞揚され、降伏することは恥だとみなされていました。   イエスは、「友のために自分の魂をなげうつこと、これより大きな愛を持つ者はいません。」と言われました。(ヨハネ15:13)そして、イエスはご自分の命が人類の贖いのために杭にかけられて、命を失う道を選ばれました。イエスは、ご自分の命を投げ打たれましたが、これは戦時中の特攻隊のように他の人の命を奪って命を投げ打たれたのではなく、人類の益のために自分が殺されるという事態が発展するのを許されたのです。

 

 

 

 

 しかし、聖書は殺人をすることをやめずに、武器をとって戦ってたとえ死んでも戦い続けることを決して勧めてはいません。聖書は死ぬまで戦いをするよりは、降伏することを勧めています。 聖書は、ダビデを迫害していたサウル王が降伏を潔しとせず、フィリスティア人との戦いで自殺をしたことは述べています。おそらく、サウル王が自殺をするのではなく、降伏していた方が結果が良かったでしょう。聖書はたとえ敗北したとしても、自殺をすることを良しとしてはいません。 

 太平洋戦争中、日本では降伏することは恥だとされていました。そのために、米軍が日本の沖縄に軍事侵攻してきた時に、戦っていた民間人も防空壕などで集団自決をしてしまいました。降伏することを恥だと考えたからです。 読谷村のチビチリガマなど121人以上、伊江村のアハシャガマなど約100人、沖縄市美里33人、カミントウ壕など80人、座間味島234人、渡嘉敷島329人などが集団自決をしたということです。研究者の中には計1,000人以上との見方もありますが、当時の日本政府の一億玉砕の精神称揚の影響であると思います。 

Chibichiri cave in Yomitan village, Okinawa. A place of mass suicide of Japanese soldiers and Okinawan civilians during the Okinawa battle.沖縄読谷村のチビチリガマで121人以上が集団自決をしたのは当時の政府のスローガンの影響だと考えられる チビチリガマでは、米兵が降伏を勧めるビラを置いていったそうです。しかし、多くは、毒を注射したり、火事を起こして自殺しました。 確かに、日本に侵入してきた米兵は、日本人女性の娼婦を利用したりしましたが、必ずしも日本人に非道な仕打ちだけをしたわけではありません。 チビチリガマで自決しなかった一部の人々が米軍に投降しましたが、それらの人々は米軍に歓迎されたとのことです。チギチリガマの近くにもシムクガマにも住民が避難していました。そこの日本人が米兵と話をして米軍は「抵抗しない限り殺さない」と言ったとのことです。そのため、1000名以上の住民が助かりました。   それで、戦時中、日本人は最後まで戦い続けて命を失いました。しかし、戦時中も降伏することにより、必ずしも、命を奪われることなく、降伏を歓迎されたりしました。 ヨーロッパでは、ドイツ軍がヨーロッパ諸国に軍事的に侵入してきました。ヨーロッパ諸国は比較的早くに降伏したので、ヨーロッパ諸国の町並みは多くが保存される結果になりました。そして、いろいろな経過を経て、降伏した諸国家の多くは自らの政治力を取り戻しています。 確かに、領土をある程度失ってはいますが、国民の命と富が保全されています。それで、聖書が勧める戦争に勝利しないと考えられる場合、降伏するというやり方は、総合的に言って、必ずしも悪い結果になりません。日本人の場合は、最後まで戦ってその多くが命を失う結果になりましたが、ギベオンの人々の場合も、第二次大戦中のヨーロッパ諸国の場合も降伏して、命と富を保全することができました。 それで、聖書は死ぬまで戦うことを勧めてはいません。かえって神はクリスチャンに剣をとって戦うことを禁じています。 

聖書は殺人つまり剣をとって戦うことを禁じている  

 そして、敗北する可能性のある戦争が起こりそうな場合は、和平を講じることを勧めています。そして、ヨシュアの時代に、ギベオンの人々が命を失う可能性が高い状況に直面した時、和平条約を結んで命を生き永らえたことを述べています。 ギベオンの人々にみならうのが賢いのではないでしょうか。それで、北朝鮮も死ぬまで戦うという精神主義によって命を無駄にするのではなく、相手に降伏する、あるいは和平条約を結んで戦争の本格化を回避するようお勧めします。 

 

 

 

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