コリント第一6章・同性愛を克服する

コリント第一6章・同性愛を克服する

「惑わされてはなりません。淫行の者、・・・不自然な目的のために囲われた男、男どうしで寝る者、・・・はいずれも神の王国を受け継がないのです。とはいえ、あなた方の中にはそのような人もいました。しかし、あなた方は洗われて清くなったのです。神聖な者とされたのです。」(コリント第一6:9～11)

聖書は同性愛を非としていますか。イスラエルの国民に与えられた律法の中で，エホバ神は，同性愛行為を，忌むべきものとしてあからさまに非難し，それに対して死刑を規定されました。レビ20章13節の中で、「男が女と寝るのと同じようにして別の男と寝るなら、そのふたりは共に忌むべきことを行なったのである。彼らは必ず死に処せられるべきである。」と述べられています。（レビ18：22，20：13）

クリスチャンはモーセの律法の下には、いませんが、コリント第一6章9節にも、「不自然な目的のために囲われた男、男どうしで寝る者」などの不義の者は神の王国を受け継げないと述べられていますから、クリスチャンに対して聖書は、同性愛を非としています。

同性愛者が神の是認を得るために，その生活を改めることが可能なことも聖書は示しています。聖書は、同性愛者だったある人々について述べたあと，コリント第一 6章11節で，「あなたがたの中にはそのような人たちもいました。しかし，あなたがたは洗われて清くなったのです」と言っています。一世紀のあるクリスチャンは同性愛者でしたが、生活を改めることができました。

それから、多くの同性愛者は現代において、生活を改めることができました。米国のある男の人は男性同士の同性愛に陥っていましたが、克服することができました。その人はエホバの証人のある集会に招かれて行ったとき，同性愛はまちがいであるという確信を持つようになりました。その男の人は、楽園の地上で永遠に生きたいと思いました。しかしその人は同性愛を非常に楽しんでいたので、すぐには同性愛者の生活をやめることはできませんでした。それに、収入の多い俳優業を続けており、それは、その人が同性愛をやめるのを難しくしましたが、それもたやすくあきらめることはできませんでした。

しかし1969年に、その人はエホバの証人の大会に出席しました。そこで話された事柄に動かされて、その人は生活を改めはじめました。その後その人は逆もどりしたりしましたが、あきらめませんでした。二度と繰り返すまいといっそう固く決意し、同性愛を克服するために闘い続けました。『肉』が性的満足を叫び求めて、昼といわず夜といわずひどい苦しみに襲われました。それは、苦しい闘いでしたが、その人は絶えず祈りのうちにエホバに近づいて助けを求めました。その人は祈りに一致して行動し、そのうちにその人は戦いに勝つことができました。

芸能界のふんいきが品行を正しく保つ助けにはとてもならないことに気づき、その人は出演契約を全部解消しました。やがてその人はすべての同性愛行為から完全に離れ、エホバの証人としてバプテスマを受け、りっぱなクリスチャン婦人と結婚しエホバの結婚の取り決めの中で真の満足と幸福を楽しむことができるようになりました。

一世紀のクリスチャンの経験やこうした現代の経験は、同性愛の生き方を克服できることを示しています。同性愛に陥っている人は聖書を学び続け、エホバに祈って助けを求め続け、同性愛を克服するよう、生活を改める努力を払い続けることができます。