聖霊の御業”
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は、‘聖霊の御業’について考えてみました。タイム誌が世界で最も影響力のある女性の一人として取り上げたことのあるオプラ・ウィンフリーが司会を務める番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』での話です。あるとき、二人の女性がゲストとして出演しました。一人はAという女性。もう一人はBという女性で、二人は大の仲良しというふれ込みでした。ところが、話が進んでいくうちに驚くべき事実が分かったのです。Bは以前、アルコール中毒と麻薬中毒でした。ある日のこと、飲酒運転をして可愛い女の子をひき殺してしまいました。何を隠そう、その女の子の母親が隣にいるAでした。司会者であるオプラは、驚きで静まりかえった聴衆に尋ねました。「もし、たった一人の、世界で最も大切なあなたの娘が、こんなひどい目に遭わされたら、あなたはどうしますか?」。話はさらに続きました。Aは自分の娘を飲酒運転でひき殺したBを赦したのです。そればかりかBを愛しました。そして加害者であるBには三人の子供がいましたが、Aは、Bの娘たちの面倒を見、アルコール中毒と麻薬中毒から立ち直ることができるよう何年もの間Bを支え続けました。そして、見事にBは立ち直ったのです。今二人は大の仲良しです。スタジオはざわめき、司会者はAに尋ねます。「一体どのようにして、そんなひどい事をした人を赦し、愛することができたのですか?」。Aは答えました。「それは私にはできないことです。でも私に対して同じ事をして下さった方、また赦して下さった方がおられます。神様は私を無条件に赦し、愛して下さいました。だから私も彼女を赦し、愛することができたのです」。これは、まさにAの中に働いた‘聖霊の御業’です。聖霊の働きに身を委ねるとき、そこに奇蹟としか言いようのない出来事が現されます。人間の力では絶対にできないことを自分がするのです。それはキリストを信じる者の中に住んでおられる聖霊が与えられる不思議な力です。朝鮮動乱の直前、長男と次男の二人を銃で撃ち殺した学生ゲリラの青年のために赦免を願い出、それが奇跡的にかなえられ、その青年を養子に迎え入れた孫良源牧師も‘聖霊の御業’によってそれをされた方です。その青年を初めて家に迎えられたとき、孫牧師は、「君の過ちはもうすでに赦されているんだよ」と言って、謝罪に身を震わせる彼をしっかりと抱き締めたとのことです。また孫夫人も、二人の息子を殺したその青年に、「よく来てくれたね」とただ、涙のうちに彼の手をしっかりと握られたそうです。その青年は、やがて心から自分の罪を悔い改めて、キリストを信じ、信仰を持って孫牧師夫妻に仕えたそうです。クリスチャンであれば誰もが、‘聖霊の御業’を経験したいと願います。しかし、たとえ聖霊を内に宿すクリスチャンであっても、自分の心を完全に神に明け渡していなければ、このような事はできません。心を神に完全に明け渡すこと、それが‘聖霊の御業’を経験する鍵であることを覚えましょう。今日の一言: 聖霊の御業を経験しよう平安鶴田健次ブログランキングに参加しています。クリックで応援してください。