血と汗と涙”
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は、
”汗と血と涙”について考えてみました。人間は三つのものを流すことによって豊かな人生を生きることができると言われます。それは、汗を流し、血を流し、そして、涙を流すことです。
汗を流すということは、勤勉に働くことです。これを怠る人は決して豊かな人生を生きることはできません。自分にできる精一杯のことをして創造的に生きるなら、その人生は本当に豊かなものになります。しかし、どんなに汗を流して勤勉に働いても、自分のためだけに汗を流すのではなく、国のため、社会のため、人のために汗を流すことが豊かな人生を生きる大切な要素です。自分のことだけを考えて生きる人は、結局のところ貧しい人生を生きることしかできません。
血を流すということは、人のために血を流すほどの犠牲を払うことです。小さな親切も大切ですが、時には誰かのために血を流すほどの大きな犠牲を払うことも人生を豊かにするためには必要な場合があります。聖書の中に、「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」というイエス・キリストの言葉がありますが、人のために犠牲を払うとき、それは愛が動機でなければなりません。もし相手の心を引くことが動機なら、それは自分のための犠牲であり、それを相手のための犠牲ででもあるかのように装うなら、やがて化けの皮が剥がれ、自分を低める結果になります。しかし、相手に対する心からの愛が動機となって払われる犠牲は相手を本当の意味で生かし、また自分の心にも豊かさを増し加えてくれます。
涙を流すということは、人生を豊かにする大きな要素です。では、どんなときに人間は涙を流すでしょうか。それは、悲しいとき、寂しいとき、辛いときです。また、他人の不幸に共感して同情したとき、あるいは感動したとき、そして心の底から幸せを感じたとき、人間は涙を流します。アンデルセンは、「涙は人間の作る一番小さな海」と言いました。つまり、人間の心はその働きによって、普遍の「小さな海」である涙を生み出すことができるのです。人間の心の力で、人類をつなぐことのできる「小さな海」をつくることができるのです。努力の涙、感動の涙、そして人の悲しみを担う涙には人生を豊かにする多くの要素が含まれています。自己憐憫からではなく、チャレンジの中から生まれる涙は人生で最も美しい宝石のようです。あなたもぜひ、汗と血と涙を流し、豊かな人生を生きてください。
今日の一言: 豊かな人生を生きるために、汗と血と涙を流そう平安鶴田健次
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