生きるためのチャレンジ”
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は、“生きるためのチャレンジ”ということを考えてみました。皆さんの中に、今、辛く悲しい試練に遭遇し、失望と落胆のうちにおられる方がいらっしゃいますか。そんな方に少しでも励ましと慰めを与えることができればと思います。 カリフォルニア大学バークレー校が、アメーバを使って次のような実験をしたそうです。アメーバを全くストレスのない完璧な環境の中に置きます。理想的な温度、湿度、そして豊かな栄養。つまり、アメーバは全く環境に順応する必要がないのです。さあ、このアメーバはどうなったでしょう。“幸せなアメーバ”と思われるかも知れませんが、そうではありませんでした。このアメーバは死んでしまいました。すべての生物に共通することは、生きるためにはチャレンジが必要であるということだそうです。アメーバでさえも例外ではないのです。人間もそれと同じで、生きるために空気や食物が必要なように、変化、適用、チャレンジなどが必要です。理想的な環境というものは、実は私たちを死に追いやるものなのです。ナシやモモの木を、冬の間、暖かい室温にずっと保っておくと、致命的な害をこうむってしまうそうです。このことは、温帯植物にとって「寒さ」が重要な意味を持っていることを示しています。温帯植物は明らかに寒さを必要とするのです。落葉樹や球根類は、秋に葉を落としたあと休眠に入りますが、再び成長を始めるには、必ずその前にある程度の寒さに遭う必要があるということなのです。私たちの人生においても、“厳しい試練の冬”を経験することがあります。その試練の寒さもいろいろです。不治の病と闘っておられる方もあれば、癌を宣告されて途方に暮れておられる方、身近な人に裏切られ傷ついておられる方、あるいは、結婚に失敗し、一人で新たなステップを踏もうとしておられる方もいらっしゃるでしょう。聖書の中に、かつて五人の男性と結婚し、その後、6人目の男性と同棲している女性の話が出てきます。砂を噛むような空しい日々を送り、人目を避けるようにして生きていたその女性は、ある日、水を汲みに行った井戸のところで休んでおられたイエス・キリストに出会うのです。しかし、イエス様は、彼女を一人の人間として暖かく受け入れ、接して下さいました。そして、その女性に優しくこう言われました。この水を飲む者はだれでも、また渇きます。 しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。 (ヨハネ4:13、14)彼女は、イエス様を信じて永遠の命を受け、喜びと希望に満ちた女性になりました。そして、イエス様と出会ってから、彼女の人生は180度変わり、イエス様による救いの喜びを周囲の人々に証しする人に変えられたのです。愛の神は、あなたが人生に試練の冬を迎えておられるとき、あなたといつも共にいて、あなたが試練に耐えられなくなることから守っていて下さいます。新約聖書の中に次のような御言葉があります。あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」(第二コリント10:13)豊かな人生を生きるには、多くのチャレンジが必要です。そのチャレンジは、あなた自身の才能を最大限に引き出し、あなたと周りの人々にあなたの可能性と能力を証明する最良の機会となるのです。そのために、神はあなたを試練の炉の中で練り、またあなたの前途に試練を乗り越える“脱出の道”を備えて、あなたの人生を最大限に祝福しようとしておられるのです。今日の一言: 人生を豊かに生きるためにはチャレンジが必要平安鶴田健次ブログランキングに参加しています。クリックで応援してください。