一貫した人生の目標
新約聖書のパウロの手紙を読んで分かることの一つは、パウロが一貫した人生の目標を持っていたということです。彼は、ただイエス・キリストの福音を伝えて生きていたのではなく、生涯を通して走り続けることのできる明確な目標を持って生きていました。
ピリピ書3:13-14を見ると、彼は「私は、自分はすでに捕えたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです」と言っています。
彼は、目標がはっきりしていたので、その行く道で、どんな困難が生じても、それに邪魔されず、目標に向かって走ることができました。その目標とは、神から与えられた使命、つまり異邦人に福音を伝えることでした。
使徒行伝9:15を見ると、イエス様はパウロのことを、「あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です」と言われました。つまりパウロという人は、異邦人に福音を伝えるために神様が選ばれた特別な器であったということです。
そして彼は神様から称賛を得、栄冠を得ることを願ったのです。よくやったと称賛を受け、神様から栄冠をいただける伝道者になることを願ったのです。
皆さんは、毎日、何に向かって走っておられますか。朝起きて、顔を洗い、服を着替えて、朝食を取り、それぞれの生活が始まります。ある人は仕事に出かけ、ある人は学校に行き、またある人は家事をする、というように、何をしながら生きるかは様々です。
しかし、何をするにしても、その生活のすべてを貫いている人生の目標は何でしょう。ただ毎日の生活をしているだけでしょうか。食べて寝て、仕事をして、それを繰り返して、あとは死ぬだけでしょうか。それでは、自分の人生を全うしているとは言えません。私たちは、神の前で自分自身の人生が何なのか、その目標を知らなければなりません。
自然界の全ての生き物は、みな生きる目標を持っています。バラの花は、バラの花としての目標を果たします。カーネーションは、カーネーションとしての目標を果たし、ひまわりは、ひまわりとして、百合は、百合として、自らの存在の大きさにかかわらず目標を果たします。それが造られたものの完全な生き方です。
もちろん目標に向かって生きるということは、多くの困難が伴います。パウロも神様の召しに応えていく人生において、数多くの試練に遭いました。福音を伝えながら数多くの迫害を受け、牢獄に入れられて苦労しました。
パウロは数多くの迫害に遭いましたが、倒れてもすぐに起き上がりました。起き上がりこぼしのように、倒れても、倒れても、起き上がりました。それは、彼の内に神様がおられたからです。神様の召しに向かって進んで行くなら、神様が支えて下さるのです。
神様を知らない人は、自分の力で生きるしかないので、力尽きれば倒れてしまいます。しかしイエス・キリストを信じる者の中には、聖霊によってキリストの命が宿っています。キリストのよみがえりの命が臨んでいます。ですから、どんな試練と患難に遭って倒れても、起き上がりこぼしのように起き上がることができるのです。
ブラジルホーリネス教団の創設者である物部赳夫先生のお話をします。物部先生は、1925年、ブラジルにいる日本人にキリストの福音を伝えるために、70日間の船旅をしてブラジルに行かれました。そして、言葉では言い表わせない苦労を重ねながら伝道を続け、現在のブラジルホーリネス教団の基礎を作られました。
福音が力強く伝えられる所には、必ず地に落ちた一粒の麦があると言われますが、まさに物部先生こそ地に落ちた一粒の麦でした。物部先生は非常に健康な方で、寝る時間も惜しんで色んな地域を回り、開拓伝道に励まれたそうですが、たとえ病気になっても日曜日の礼拝の説教を休むことはなかったそうです。具合が悪いときでも、布団に寝たままで説教をされたそうです。
そのような過酷なまでの伝道の働きを続けられ、そのために健康を害し、それでも休むことなく働かれたので、5年間の宣教の働きの後、39歳の若さで天に召されました。その召される前の礼拝のときも、布団に寝たままで説教をされ、その時、先生の目の前で熱心に説教を聞いていた4人の青年が、その場で牧師になる決断をし、その後のブラジルホーリネス教団の中心的な働きをするようになったということです。
なぜ物部先生は、様々な困難に会いながらも、このような過酷なまでの伝道の働きを続けることができたのでしょうか。それは、この人生の究極の目標をご自分の一貫した目標として持っておられたからではないでしょうか。
今日の一言: 一貫した人生の目標を持とう
鶴田健次
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