マタイ13:24-30の黙想
イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、こういう人にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。 ところが、人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。 麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。 それで、その家の主人のしもべたちが来て言った。『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出たのでしょう。』 主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』 だが、主人は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもしれない。 だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」(マタイ13:24-30)
中国の故事に「市虎」(しこ)と呼ばれるお話があります。『市虎』というのは、町の中に現われた虎のことです。
ある時、魏の王に仕える家臣が、「王よ、まちに虎がでました。こういう報告がはいったら信じますか」と尋ねます。そこで、魏の王は答えます。「信じるものか」
そこで家臣が言います。「もう一人、報告にきたら」
王は「信じない」ともう一度言います。
そこでまた家臣が、「それではもう一人、虎が出ましたと報告したらどうです」と尋ねると、「ウーン、信じる」と王は答えてしまいます。
そこで質問をした家臣は、こう言います。
「王よ、あなたは虎がいないと、わかっているのです。それなのに、三人も報告にくると、信じてしまわれた。私はこれから派遣されて、遠方にまいりますが、わたしの悪い噂を耳うちする者がいても、信じないで下さい。」
こう言いおいて、この家臣は出掛けて行きました。数年たって帰国してみると、王は接見してくれなかったという話です。
よく知られているこの中国の故事は、噂がどんなに恐ろしいものであるかを教えています。
噂の魔力については、「曽参(そうさん)人ヲ殺ス」というのもあります。曽参が人殺しをしたという告げ口を、曽参の母親は信じませんでした。しかし、三人めがかけこんできて告げ口をすると、ついに現場をめざして走り出したという話です。
このように噂というのは、その真実性には関係なく、聞いた人に大きな影響を与えます。旧約聖書の箴言に、「わきまえのない者は何でも言われた事を信じ、利口な者は自分の歩みをわきまえる」という御言葉がありますが、うわさ話の聞き方を心得ている人と、いない人がいます。うわさ話の聞き方を心得ている人というのは、事実関係を確かなところで確認するまでは信じませんが、心得ていない人というのは、うわさ話を確認もしないで鵜呑みにしてしまいます。
また、うわさ話だけではなく、他人に関する評価についても、心得のある人とない人がいます。心得のある人は、人の振る舞いを見て、その背後にある事情を理解しようと心掛けますが、心得のない人は、その振る舞いだけを見て、その人にレッテルを貼ってしまいやすいものです。
あなたは如何でしょう? あなたは心得のある人ですか?
聖書もこう命じています。「いかなる咎でも、いかなる罪でも、すべて人が犯した罪過は、一人の証人によって立証されてはならない。二人の証人の証言、または三人の証人の証言によって、そのことは立証されなければならない。」(申命記19:15)
今日の一言: 早まった裁きをしない
鶴田健次
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