ブック・レビュー 21世紀ブックレット27『これからのキリスト教』一精神科医の視点

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


清田典郎
単立 八代聖書教会牧師

キリスト教界の問題と真摯に対峙している

 著者の工藤先生とは三十年来の親交があり、私はこの間の交わりで先生の心境の軌跡を次のように理解している。今から三十年前のある大会での講演で、先生は「キリスト者が教会にしっかりつながっていくことの大切さ」について熱く語って下さった。今、その講演を振り返ってみると、当時、先生がいかに教会に対して純粋無垢なる燃えるばかりの期待と信頼に基づいてお話し下さっていたかを思い起こさずにはおれない。

 しかしその後、先生は次第に教会(牧会者)の側にあった軸足から、キリスト教信仰を持つゆえにある苦悩・苦しみにある個々人への視点へとその感心を深めていかれた。

 本書においては、特にキリスト者の苦悩に対して精神科医の視点から鋭いメスが加えられ、解決への糸口が随所に述べられている。

 たとえば本書の第六章(「傷つかないキリスト教ではなく、傷つきを恐れないキリスト教へ」)をみると、日本伝道の初期に多大な影響を残したA牧師の“自殺”とその事実を、当時の高弟たちがひた隠しにしたという二人の牧師の会話に対して、著者が思わず「『ああ、残念ですね。もしその時、キリスト者でも牧師でも心の病気になり得る、“自殺”もあり得ると認められていたら、日本のキリスト教も、もっと楽に、自由になったでしょう……』と口走ってしまった」という件りがある。

 これはまさしく、日本のキリスト教界が、今なお自ら傷つくことを恐れ事実を事実として認めることができないという、精神的にも霊的にも未熟で幼い状況を如実に示しているものである。

 このように本書は、日本のキリスト教界が問題の事実と真摯に対峠し、傷つくことを恐れることなく希望を抱いて成長していくことの必要性が述べられている。と同時にすべての読者は、本書を通して自らの正直な姿と向き合わされ、真のキリスト者として歩んでいくために必要な勇気と希望を得るに違いない。

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Emmanuel

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