ブック・レビュー 『動乱の中国にキリストの愛をたずさえて』義和団事件の渦中を生きた宣教師夫妻

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


守部喜雅
「クリスチャン新聞」元編集長

知られていなかった中国宣教の歴史を魅力ある人物像を通して緻密に記録

 本書の序文は、今年、天に召されたルツ・グラハム夫人が書いている。

 それによると、本書の主人公となるグラハム夫妻は、ビリー・グラハム夫妻とは血縁関係こそないが、ルツ夫人が青年時代まで中国で過ごした折、同じ宣教所に属する同労者同士として家族ぐるみでつき合っていたという。

 中国で五十年もの長きにわたって宣教師として働いたグラハム夫妻は、アンクル・ジミーとアント・ソフィーと親しみ深く呼ばれ、アンクル・ジミーはパール・バックの父、シデンストリッカー宣教師と共に中国北部の江蘇省に宣教所を開設、後に、ルツ夫人の父親で医療宣教師のベル博士も赴任した。

 本書の特色は、これまで知られずにいた中国宣教の歴史を、魅力ある人物像を通して、実に緻密に記録していることにある。特に、最大の危機と言われた義和団事件に関する記述は生々しい。

 長く外国人による支配に苦しんできた中国の民族主義者による暴動は、一九〇〇年に頂点に達し、外国人実業家や宣教師が次々と殺害された。明らかになった犠牲者の数は、三万人のカトリック信者、プロテスタントでは、千九百人の中国人信者、百三十四人の宣教師と、その子ども五十二人が殺された。

 アンクル・ジミーの友人もその犠牲者に多く含まれていたという。

 「主よ、私自身のあらゆる計画と目的を捨て、あらゆる欲望と念願を捨て、あなたのみこころをわが人生に受け入れます」とは、アンクル・ジミーの祈りだった。

 今から百年前の中国で、宣教師たちが、いかに主のために苦闘し涙をもって福音の種を蒔いたか――本書に紹介されたその魂のエピソードには胸迫る思いがする。

 今、一億人ものクリスチャンがいると言われ、福音の季節を迎えている中国大陸では、喜びをもってその収穫がなされている。

 ルツ夫人も、その序文で、かつての宣教所のあった地域には、現在、三十万人もの信徒が起こされている事実を報告している。

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