注目のテノール歌手 べー・チェチョル あなたはもう『奇跡の歌』を聴きましたか?[後半]

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

再び歌うため 日本で手術することに

 右側の声帯と横隔膜が動かなくなって以降、べー氏はまた歌う方法を模索していた。そんな中、術後に通っていた耳鼻咽喉科で、甲状軟骨形成手術を行えば、歌声を取り戻す可能性があると教えられた。その手術の権威が日本にいるということだったが、詳しいことはわからなかった。

 そこで、べー氏は二〇〇三年に日本で公演したときにマネージメントを担当した、音楽プロデューサーの輪嶋東太郎氏に相談する。輪嶋氏はすぐに調べ、それが京都大学名誉教授の一色信彦医師だと突き止めた。

 「輪嶋さんは一色先生に電話をかけ、私の状態を説明して話し合い、この手術方法を開発した一色先生に任せるのが、世界中の医師の中でもベストの選択だと確信をもったのです。そして、彼は日本に来て一色先生に診察を受けるよう強く薦めてくれたので、私は二〇〇六年に京都に向かいました」

 この時の手術の様子は、NHKのドキュメンタリー番組でも放送され、ご覧になった方も多いだろう。四時間以上にわたる手術では、動かなくなった声帯の位置を声が出るところまでずらした。手術中に調整具合を見るため、一色医師がべー氏に「何か歌ってください」と声をかけた。

 「その時、何も考えずに流れ出たのは、賛美歌の『輝く日を仰ぐとき』でした。がんの手術で歌えなくなってから、もう一度、歌わせてくださったら、最初に賛美をしますと祈ったことを思い出しました。

 そしてこのとき、もう一つの約束が脳裏によみがえってきました。それは十五歳のころに神様としたある約束でした。教会で行われた集会で、聖書のメッセージを人々に伝えて生きたいと願う者は立ちなさいと言われて、私も祈り、そして立ちました。

 その後、そのことを忘れて生きていましたが、あの手術台の上で賛美したことで、私は神様との約束を思い出したのです」

 この手術に合わせ、輪嶋氏は、べー氏への支援金を集めるため、かつてべー氏が行った日本公演を収録したCDを出す。これに日本の多くのファンも応え、支援の輪が広がっていった。

神様が問いかけた 歌うことの本当の意味

 声帯を調整する手術の後、べー氏の話す声や歌声が少しずつ改善し始め、回復への歩みが確かなものとなっていく。そして、手術後初めて人前で歌う機会が訪れた。当時、毎週通っていたドイツの韓国人教会で、「輝く日を仰ぐとき」を賛美することになった。

 「あのときは緊張して震えました。神様を賛美したいという気持ちがある一方で、プロの歌手にもかかわらず満足に歌えない現実の中でとても苦しかったのです。

 しかし、神様はうまく歌える人の賛美だけを受ける方ではありません。このとき、私が決心したのは、本当に神様に従順な心をもって歌うことでした」

 講壇の前に立ち、べー氏は時折かすれる声で静かに賛美を始めた。喉の調子はまだまだで、途中でとうとう声が出なくなってしまった。

 「歌えない自分が情けなくて、気づかないうちに涙があふれていました。そのとき、聞いていた教会の皆さんが、一緒に讃美をし始めました。その歌声は次第に大きくなり、会堂いっぱいに響きわたりました。私も、心の中で涙を流しながら、再び力を得て共に讃美しました。人前で歌えるまでに回復させてくださった神様に感謝しながら」

 その後、べー氏はトレーニングを重ね、少しずつ声量も増し、音域もわずかずつ広がっていく。そして、二〇〇八年秋には、回復した声で録音したCDを発売。クリスマスにはリサイタルを二回行うまでになった。その歌声は、往時ほどではないにしろ、プロ歌手として水準以上の実力を備えていた。
2008年12月、復活リサイタルには、支援を続けた多くのファンがつめかけ、「奇跡」を目の当たりにした(東京・渋谷Hakuju Hallにて)。

 歌声復活の手術をした一色医師はこのリサイタル直前にべー氏を診断し、「神経の切れた右の横隔膜が再び動き始めている。これは奇跡だ」と驚きながらコメントしている。

 いまはベストの時期の四〇%ほどの状態と語るべー氏は、この絶望と復活の歩みをこう振り返る。

 「神様は私に歌うタラントを与えてくださり、それを一度奪い、そして再び与えてくださった。この出来事を通して神様の栄光を表そうとしているのだと思います。私は神様がくださった良いタラントを生かして、これからも天国に至るまで賛美歌を大切に歌っていかなければならないと思っています」
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