ブック・レビュー 信仰の闘いを歩む友へ

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


高橋 誠
日本ホーリネス教団 八王子キリスト教会牧師

私自身、小林和夫先生のことばによって、どれほどつくられただろうか。東京聖書学院で学んだ二十五年前、小林先生が語られる説教に心を揺さぶられ、説教とは〝心のことば〟であるという印象が私の心に刻まれた。
聖書が宿す神の御心、説教者の心、聴衆の心が、説教のことばによって一つに躍動するのである。
在学中、先生は詩篇への愛を何度も語られた。私の幼さという他ないが、先生の詩篇愛はよく理解できず、むしろ当時刊行されたばかりの先生の教理説教集『栄光の富』(日本ホーリネス教団出版局)の精緻な論理に魅了された。
詩篇への愛と教理への集中の関連は考えてもみなかった。しかし、このたびの百五十二編に及ぶ『詩篇講解』に触れて、詩篇と教理の緊密な関連に改めて気づく。教理を説くときにも色味を失わない小林先生の生きたことばの源泉は、詩篇を味わう瑞々しい信仰の心にあると思う。人生のどの局面にも伸べられる神の御手を、心の深みで掛け値なしに受けとめ、教理も詩篇もその心の深みから説く。
〝心のことば〟は、こうして紡ぎ出されてきたのである。
詩篇第九一篇の説教では、右脳出血の病床で、思いもことばも錯綜するぎりぎりのところで、神からみことばを語りかけられた経験を語っておられる。
「『わが避け所、わが城、わが信頼しまつるわが神』という言葉が私の心に迫ってきました」(第七巻/二二四頁)
そこでもなお、神のことばに捕らえられる自らの信仰を語っておられる。イスラエル以来、嘆きのなかで勝ち取られる讃えの声は信仰共同体に絶えることはなかったが、ここでも卓越した神学的思索の器を通して際だつ響きを立てて、私たちを讃えへと招く。『詩篇講解』では、聖書学者の新しい業績まで網羅されている。しかも、斬新さをてらうのでも古いものに固執するのでもなく、車田秋次師らの重んじた生きた神のことばを聴くという軸のまわりに研究成果が結晶する。だからこそ、単なる学的業績を超え、信仰の闘いを歩む信徒の心にも届く説教のことばとなるのである。

『小林和夫著作集』
第5~8巻
詩篇講解Ⅰ~Ⅳ
A5判 第5、8巻各5,040円
第6巻4,200円
第7巻4,410円
いのちのことば社

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