“命の価値”
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は、“命の価値”ということを考えてみました。あなたは“命の価値”というものをどのように考えますか?命の価値というのは、言い換えれば“人間の価値”ということです。また同時に、それは自分の価値であり、他人の価値でもあります。命の価値を高く見る人は、命を大事にし、人生を大事にし、また他人を大事にします。それに対し、命の価値を低く見る人は、命を軽んじ、人生を軽んじ、また他人を軽んじます。最近、このような感動的な詩を読みました。私には6歳と2歳のかわいい息子がいる。でも、本当は、下の子の前に一人、息子がいるはずだった。上の子が2歳6ヶ月の時、喜んだのも束の間、妊娠5ヶ月の時、お腹の赤ちゃんに心臓・肺・腎臓に疾患が見つかりおしっこがお腹の中で溜まり始めているので、生まれてもすぐ亡くなるか無事生まれても海外で移植するしかないと思います・・・・。「残念ですけど・・・今回はあきらめた方が良いと思います」と言われ、悲しさと、どうしてこんな事に、と毎日泣いてばかりいました。どうしても諦めきれず、いろんな病院に行って調べてもらっても皆同じ意見で・・・・・挙句の果てには、医者から「早くしないと6ヶ月過ぎてしまいますよ。」「そうしたら堕胎できなくなるので早く決断してください。」と言われ、心も身体も傷つき、お腹の赤ちゃんは動き始めて来てどうしていいかわからなくなり、泣いてばかりいた。ある日、2歳6ヶ月過ぎた息子が、「ママ~、ポンポンの中のちゃーちゃんが、ママ泣かないでって、笑ってって言ってるよ」と言うのです。私が息子に、聞こえるの?それとも見えるの?と聞くと、「見えるよ~」と。「ちんちん付いてるから、僕と同じ!ママにまた会おうね~!って笑ってるよ」とニコニコの息子を見ると、信じるとか信じないとかじゃなくて本当に泣きたいのはお腹の子なのに自分は何をやってるんだろう・・・上の子の為にも、手術をしよう!!手術は陣痛を起して・・・自然分娩でその子の最後をちゃんと見取ってあげようと・・・親として・・・それしかしてあげられないな~と、そのようにしてもらいました。この事で、本当に色々な人生観や考え方、生きる事や命の大事さをこの子に教わりました。今いじめや自殺で相次いで、自分で死を選んでしまう子が多いけどどうか考えて欲しいのです。みんなは、お母さんが大切に、10ヶ月お腹の中で守りとてつもない痛みと苦しみに耐えて生まれて来たと言う事を・・・・短い命、長い命、この不可思議な命の意義を簡単に述べることはできませんが、聖書は、人の命を全世界の富よりも尊いと言われたイエス・キリストの言葉を記録しています。命というものは、苦しいから、悲しいから、という理由で終わりにしていいようなものではなく、たとえ一日の命であったとしても、その命には計り知れない価値と深い意味が存在するのです。あなたは、そのような“命の価値”を、自分に対して、また他人に対して認めることができますか? 何ができるか、何を持っているかで人の価値を判断するのではなく、どんな人の中にも明らかに見ることのできる、存在そのものの価値にもっと心を向けられる者でありたいと思います。今日の一言: あなたは全世界の富よりも尊い存在である平安鶴田健次ブログランキングに参加しています。クリックで応援してください。