書評Books 聖書を愛する思いを再び

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

栄シャローム福音教会 牧師 小山英児

『聖書六十六巻を貫く一つの物語 神の壮大な計画』
鎌野直人 著
B6判・定価1,980円(税込)
いのちのことば社

「個人的にも共同体的にも聖書を愛する思いをどうすれば再燃させることができるか?」という質問に対して、N・T・ライト教授は可能であることを告げるとともに、こんな問題提起をしていた。「私たちが、素晴らしいストーリーを全体のストーリーとして伝えていないからだ。」『聖書六十六巻を貫く一つの物語』は、まさにこの役割を果たす書と言える。

聖書をどんなに現代風にしても、「全体を貫く、明確な筋」をつかむことができなければ、聖書に親しむことはできない。著者が言うように、「実際には、旧新約聖書にも、それを読み解くために必要な『全体を貫く、明確な筋』があります。この筋を踏まえて旧新約聖書を読み進めるならば、複雑と思える箇所もある程度、理解することができるようになるのです」(一三~一四頁)ということであろう。

もっとも、この本が目指しているのは、著者が言うように「聖書の全体像を知的に理解する」というだけではなく、「みことばによってこの世界を生きる」ことである。著者は次のように読者を祈りに導く。

「信仰と希望と愛に生きるとは、決して簡単なことではありません。罪と死の力に押しつぶされ、古い世界が続いているような現実を目の当たりにして、理不尽だ、不条理だ、と叫ぶでしょう。世界に広がる痛みのために、祈ることばさえ失ってしまうこともあるでしょう。しかし、苦難と痛みに満ちた世界の真ん中で、神の民が信仰と希望と愛に生き、そこで祈るとき、聖霊はそこを神の臨在の場所としてくださいます」(二五七頁)。

聖書を一つの物語として六幕(創造、堕落と再創造、イスラエル、イエス、教会、新しい創造)で捉えるアプローチは近年注目されている。しかし、海外の学術書の和訳を読むような感覚はない。著者の力だと思うが、難しい神学用語は使わず、平易な言葉が使われているために大変読みやすい。一読するならば実際の聖書通読が楽しくなり、神の信実に恵まれることだろう。なぜなら、聖書記者が何名いても聖書の真の著者は聖霊であり、聖書は神のことばなのだから。

 

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