書評Books クスッと笑えて心にしみるトラクト絵本

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

和紙ちぎり絵作家 森住ゆき

『ちいさなみっつのクリスマス』
かめおかあきこ 作
B6判 1,200円+税
フォレストブックス

「神さま」という言葉が嫌いな人でも、世の中には人間の営みを超えた何かが存在すると考える人は多いのではないでしょうか。その存在を、この絵本では「あのお方」という言葉で指し示します。

作者の亀岡亜希子さんは以前、月刊『百万人の福音』で「喫茶ホーリー」を連載されていた方。この本はまさにあの世界と地続きの、ちょっとおかしくて心あたたまる動物たちの三つの漫画物語が束ねられています。

「あるちいさなまちに ひっそりと店じまいをする ちいさなくつやがありました」と始まる最初の物語は、店から長靴を盗んで逃走したネコが、店主のおじいさんからその靴を贈られる話。ぼくなんかそんな資格も価値もないのになぜ?というネコに「あのお方ならそうするだろうからね」とおじいさん。やがてネコは「与える喜び」を知る者へと変えられてゆきます。次の物語ではイヌが、次にはブタが「あのお方」のことを知って……。

私たちは人生のある時点で「あのお方」と出会い、とてつもなく深い愛を受けていたことを知って驚嘆し、「あのお方」の愛に応えようと願う者に変えられてゆきます。たとえ現実の自分が、日々どれほど情けなくトホホな者だったとしても。

「あのお方」とは誰か。クリスマスとは何か。自分はなぜ「あのお方」とともに生きる気持ちになったのか。伝道とは、人前で信仰を告白することにほかなりませんが、この絵本はその緊張を和らげ、あなたの背中をそっと押してくれるでしょう。

もともとはトラクトとして作られた物語というだけに、クリスチャンではない方が気軽に読め、福音の本質を伝えながらもクスリと笑わせてくれます。私は、第一話でイヌが自分の醜さに「最低だ!」と慟哭する姿に自身を重ねて刺され、第二話でネコが就いた職業に笑い、三話でブタが「あたし…ここにいて いいんですか」と天を仰ぐシーンの美しさが心にしみました。この物語の中のどこかに、きっとあなたもいると思います。

 

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The Cross Pendant

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Emmanuel

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