ある小説を読んでいたら、「原罪」という言葉が出てきました。日常会話ではほとんど使わない言葉ですので、とまどいました。正確な意味を教えてください。
「原罪」とは、人間であれば誰もが持っている「罪への傾向性」のことです。
人間の評価については、性善説と性悪説がありますが、聖書は「性悪説」に立っています。人はすべて心の中に「悪への傾向性」を持っているというのが、「聖書的人間観」です。
原罪について、3つ申し上げます。
1番目に、最初に「罪」を犯したのは、悪魔です。
悪魔は、聖書では「サタン」とも言います。悪魔は、最初は「最高の天使」として創造されました。その天使が、堕落して悪魔になったのです。
堕落した原因は何かというと、傲慢です。悪魔はあまりにも美しかった。そして、自分が神のようになろうとした。これがポイントですね。「自分が神になりたい」と思って神に反抗したことが、悪魔が犯した罪です。
2番目に、悪魔に誘惑されて、アダムとエバが罪を犯しました。
これは創世記3章に出てきます。アダムとエバは、エデンの園に置かれていました。神はアダムに、「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ」とお命じになりました。つまり、一つの例外を除いて、どの木の実を食べてもよかったのです。「善悪の知識の木」は、アダムとエバが、神によって作られた被造物として、神に忠実に歩むかどうかをテストするための木でした。
サタンは最初、エバに近づいて、彼女を誘惑しました。アダムは神から直接命令を聞いていましたが、エバはアダムから間接的に聞いていたので、サタンは女の方が騙しやすいと思ったのかもしれません。サタンがエバを誘惑した方法は、「これを食べれば、あなたも神のようになる」というものでした。サタン自身が「自分も神のようになりたい」と思って堕落したわけですが、彼はそれと同じ動機付けを使って、女を誘惑しました。
女は「食べてはいけない」と言われていたものを食べ、次に夫のアダムにも与え、アダムもそれを食べました。これが、アダムとエバが犯した「罪」です。つまり、罪の本質は「神への反抗」です。何が善で何が悪であるかは自分で決めるという態度は、自らを神とすることです。
3番目に、そのとき以来、人類はアダムの「罪の性質」を継承して誕生するようになりました。
つまり、アダムとエバから生まれた子どもは、「同じ性質」を持って生まれてくるようになったということです。その孫もひ孫も、全部同じです。
人類の先祖はアダムとエバですが、その子孫として私の両親が生まれ、私の両親から私が生まれました。私は、遺伝的に両親の「肉体的性質」を継承していますが、それと同じように、内面的にアダム以来の「原罪」という「罪への傾向性」を宿して生まれてきました。
聖書は、「罪の支払う報酬は死です」と教えています。この場合の死というのは、「神との断絶」のことです。つまり、「原罪を宿したままでは、人は永遠の滅びに行くのだ」と警告しているのです。
私たちの今の状態は、先祖アダムに繋がっている状態です。イエス・キリストのことを「最後のアダム」、あるいは「第2のアダム」と言います。聖書が提供する「救い」は、最初のアダムとの関係を断ち切って、最後のアダムであるイエス・キリストに繋がりなさいということです。それが、イエス・キリストを信じるということです。
イエス・キリストに繋がるなら、この方の性質を自分の内に宿すことになるので、「原罪」の問題は解決されます。つまり、イエス・キリストを信じるということは、「最初のアダム」との関係を断ち切って、「最後のアダム」であるイエス・キリストと繋がることなのです。
ぜひ、イエス・キリストを見上げて、この方を「救い主」として受け入れてください。
「神である【主】は人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。神である【主】は人に命じて仰せられた。『あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ』」(創世記2:15〜17)
「すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです」(コリント人への手紙第一15:22)
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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