前回の質問で、聖書の原典は変わらないが、翻訳文は時代とともに変化することが分かりました。聖書を読みたいという気持ちになってきましたが、どの日本語訳聖書を読めばいいのか、迷っています。それぞれの特徴が知りたいと思い、再び質問させていただきました。
今日は、最もポピュラーな日本語訳聖書を、翻訳された年代順に4つご紹介したいと思います。
1番目が、「文語訳聖書」です。
これは、「日本聖書協会」から発行されています。旧約聖書の部分は「明治訳」といいます。明治時代に訳されたものです。1887年のことです。その後、新約聖書が訳されましたが、これは「大正改訳」といいます。こちらは大正時代の1917年に訳されたものです。
個人的には「文語訳聖書」が大好きです。格調の高い日本語に訳されています。また、暗唱しやすいです。多くのクリスチャンの先輩方は、「文語訳聖書」の聖句を暗唱されました。
しかし、やはり時代が変化し、若い人々にとっては相当昔の言葉に聞こえるようになりました。そのため「一般性がない」ということで、戦後に2番目の聖書が訳されました。
その2番目の聖書が、「口語訳聖書」です。
これもまた、「日本聖書協会」が発行しています。新約聖書は1954年に、旧約聖書はその翌年の1955年に出版されました。
「口語訳聖書」は分かりやすいです。最近の日本語訳と比較すると、短い言葉で言い切るような訳ですから、読みやすいですし、リズムがいいですね。これが「口語訳聖書」の特徴です。
3番目が、「新改訳聖書」です。
この聖書は「日本聖書刊行会」から発行されています。初版が1970年です。これは、いわゆる「福音派」と呼ばれる人々が訳した聖書です。「口語訳聖書」では神学的に納得できないという人々が、自分たちの信仰告白として訳したのが、この聖書です。私たちの団体「ハーベスト・タイム・ミニストリーズ」も、「新改訳聖書」を用いてメッセージを語らせていただいています。もちろん、他の日本語訳を参考にすることは多々あります。
「新改訳聖書」の改訂第3版が2003年に出版されました。これは、差別用語を修正したり、日本語として不十分な表現を書き換えたりしたものです。
そして4番目が、「新共同訳聖書」です。
これも「文語訳」や「口語訳」と同じで、「日本聖書協会」から発行されています。1987年の出版です。「共同訳」という意味は「日本基督教団」、「日本聖公会」、「ローマ・カトリック教会」が共同して翻訳に当たったからです。
「新共同訳聖書」は、一般的に「正典」とは認められていない「第二正典」と呼ばれるものを、「旧約聖書続編」として収録しています。最新の学問的成果をふまえて、読みやすい日本語で表現しているのが「新共同訳聖書」の特徴です。
ご紹介した4種類の聖書以外にも、「個人訳聖書」のいうものがいくつかあります。また、「リビングバイブル」のように、意訳をすることで読みやすくしている聖書もあります。
「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です」(テモテへの手紙第二3:16)
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
Who We AreWhat We EelieveWhat We Do
2025 by iamachristian.org,Inc All rights reserved.