イスラエル人のアイデンティティは、どのようなものですか。

Q.質問

Q ：イスラエル人は、ユダヤ人としてのアイデンティティを持っているのでしょうか。

A.回答

A ：はじめに

この質問の背景にあるのは、イスラエル人は世俗化しつつあるので、ユダヤ人としてのアイデンティティを失っているのではないかという危惧だと思います。ユダヤ人伝道団体「チョーズン・ピープル・ミニストリーズ」が、1,200人のユダヤ系イスラエル人を対象に実施した調査の結果を公表しています。それに基づいて、いつものように3つ申し上げます。

1 番目に、イスラエル人は、以下の項目を重視しています。

＊ユダヤ教の律法（ハラハー）を守ること。16％

＊道徳的な生活をすること。22％

＊必要を抱えている同胞を助けること。19％

＊ホロコーストを記念すること。21％

＊国防軍で兵役に就くこと。18％

＊他とは異なること。3％

＊該当項目なし。1％

＊ユダヤ人としてのアイデンティティに関心がない。1％

2 番目に、ユダヤ人としてのアイデンティティは、強くなっています。

（1）ユダヤ人としてのアイデンティティに無関心なイスラエル人は、わずか1％です。

（2）建国後75年経って、イスラエル人は世俗化するという一般の予想は外れました。

（3）とは言え、イエスを信じることを否定的に捉えているイスラエル人は、75％もいます。

（4）メシアニックジューについて聞いたことがあるイスラエル人は、70％もいます。

3 番目に、ユダヤ人に対しては、次の点を強調することが重要です。

（1）キリストの福音は、ユダヤ的なものである。

（2）イエスへの信仰とユダヤ人として生きることは、両立する。

（3）イエスを信じることは、よりユダヤ的になることである。

（4）メシアニックジューたちは、良き市民として国に仕えている。

イスラエル人は、ユダヤ人としてのアイデンティティを保持しています。