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ブック・レビュー 失ったものは、決して戻らない―ここから未来をつむぎたい

吉岡光人日本基督教団 吉祥寺教会牧師 『信徒の友』編集長本書は、日本基督教団被災者支援センター「エマオ」でコーディネーターとして奉仕し、今もなお、かかわりを続けている牧師が、仙台におけるワークを通して、多くの人々に語りかける書物である。著者自身が阪神・淡路大震災を体験しており、東日本大震災を通して、解決していなかった内面的問題にも向き合うことになったことから書き始められている。「エマオ」は、当初からユニークな方針でボランティア活動を始めたことが書かれている。すなわちそれは「スローワーク」であり、「ユニフォームを着ない」ということであり、「自転車で現場に向かう」ということなどである。それらは「この震災を伝道の機会にしない」ということ、その代わりに「被災者の方々と寄りそう」ことを通してキリストを

ブック・レビュー 政治家から芸能界まで登場!いまどきクリスチャンへのメッセージ

久米淳嗣日本ナザレン教団 学園教会牧師深刻な問題を取り扱っているのに、不思議と重たく感じない。お叱りのことばなのに、どこか面白い。言われると耳が痛い話題なのに、優しささえ感じる。そのヒミツは水谷潔先生の「語り口」にあるのでしょう。新著『それって大丈夫? いまどきクリスチャンへの24の問いかけ』はそのタイトルの通り、「いまどきクリスチャン」に届く語り口となっています。意見が分かれる話題について議論したり、教会の抱える課題について苦言を呈すると、どうしても場の雰囲気が壊れやすくなります。それで教会は波風を立てないことを優先し、それを愛の配慮と考えて、語るべきことを語らずに済ましてしまうことさえあります。その一方で「本当のことを知っているワタシが、何もわかっていないキミたちに教えてあげよう」という

福祉と福音―弱さの福祉哲学 第11回 教会は福祉にどう向き合うべきか

木原活信同志社大学社会学部教授今日の日本のキリスト教界は、「社会派」と「教会派」に二極化する傾向にあり、両者の間は疎遠になってしまっている。神学議論はさることながら、宣教ということから言えば悲劇であり、聖書が示す教会の姿からも乖離していると言わざるを得ず、ローザンヌ宣言の社会的責任の観点からも、このことを正面から問う必要がある。私自身、立場上、いわゆる「社会派」と呼ばれる教会・団体から意見を求められることがあるが、そのときは、聖書信仰を土台に、積極的に伝道することを鼓舞するが、逆に「教会派」と呼ばれる教会・団体では、人々の苦しみと社会の現実にもっと向き合うように強調することがある。アマノジャクのように矛盾しているように思えるが、私なりの「イエスに従い、倣う」という一つの確信による。これを理解

ブック・レビュー 殉教者の信仰を証しする

朱光朝 著野寺恵美 訳単立鶴川キリスト教会信徒伝道師韓国では、日本を「宣教師の墓場」「宣教の荒野」と呼んでいます。世界宣教の中で、もっとも福音を伝えることが難しいという意味です。これは本書の著者、朱光朝のことばです。著者の父、朱基徹牧師は、戦前の朝鮮で、朝鮮総督府が強制した神社参拝を拒否し、キリストへの信仰を貫き、殉教した牧師です。殉教者は、殉教のことばを残さない、と言われています。殉教者の信仰を証しするのは、後に残されたキリスト者に託された使命です。殉教した朱基徹牧師の信仰を証し続けてきたのが朱基徹の四男、朱光朝でした。彼は、殉教した父、朱基徹牧師について次のように証言しています。「長年受けた肉体的苦痛、愛する家族と別れる心の痛み、そして中会で牧師職を罷免され、同僚の牧師から非難され、同時

厚い本が今、 熱い! ◆厚い本に挑戦!

『聖書教理がわかる94章』J・I・パッカー 著篠原 明 訳四六判 2,000円+税予想以上に大人気!「サタンって本当にいるの?」「祈りって?」など、教理について学べる。『日本プロテスタント神学校史同志社から現在まで』中村敏 著 A5判 3,600円+税明治時代から今日までの神学校の歩みをまとめた一冊。★詳しくは書評で(p.12)『バイブル・ナビ』   B5判 11,000円+税『聖書 新改訳』の本文に全66巻の概要と解説、コラムや地図、人物紹介などがついた「これさえあれば!」という一冊。『ディボーショナル聖書注解』A5判 6,172円+税【期間限定特価】5,696円+税(2014年7月31日まで)『バイブル・ナビ』の概要と解説のみバージョン。コンパクトになり、新改訳はもちろん、新共同訳の聖書

わが家の小さな食卓から愛し合う二人のための結婚講座 第17回 産後クライシス―夫婦の危機

大嶋裕香 1973年東京生まれ。宣教団体でキリスト教雑誌の編集、校正を手がける。99年にキリスト者学生会(KGK)主事の夫と結婚後、浦和、神戸、金沢と転々としながら年間100~200名近い学生、卒業生を自宅に迎える。KGKを中心に、夫と共に結婚セミナーで奉仕。その傍ら、自宅でパン教室、料理教室を開き、子どもたちにパン作りを教えている。13歳の娘と10歳の息子の母親。結婚後にわが家を訪れるご夫婦に対して、また私たち夫婦がしている結婚セミナーにおいて、「産後クライシス(危機)」について語り合うときをできるだけ持つようにしています。夫婦の危機が訪れるのは、妻の産後が多いのです。離婚率が上昇するのもおもに産後二年以内とのこと。最近はテレビや新聞などメディアで取り上げられることも多く、ドラマにもなりま

CD Review ◆ CD評 福音の力強さと偉大さ……そして聖霊の感動

松浦嘉信福岡ジョイ・ホープチャペル牧師ジーザス・ストーリー。私とこの素晴らしい企画との出会いは二〇一三年九月、東京で行われた宣教イベント「Celebration Of Love」においてであった。このイベントは、聖書朗読、映像、そして音楽。この三つを各分野の専門家が見事に融合させ「聖書の世界」を体感させるものであった。そして、それはそこに居合わせたものだけが味わうことのできた感動のひと時であった。このジーザス・ストーリーの感動を福岡でも是非再現してほしい。その願いは二〇一四年三月十六日、福岡国際センターで開催された“希望の祭典in Fukuoka”で実現することとなった。大会当日すべての来会者はこのジーザス・ストーリーの世界に引き込まれ「聖書の世界」を体感することとなった。更に福岡においては

ブック・レビュー 証言者に寄り添う第三者がまとめた貴重な証言

岸田誠一郎福音交友会・岸和田聖書教会牧師震災から、もう少しで三年になろうとしているが、特に福島は、震災の被害だけではなく、原発事故による放射能汚染という重い課題を背負い続けている。その課題が大きく複雑であるにもかかわらず、福島の方々の心の叫びを聞く機会は決して多くはない。この本は、そんな福島の課題を知るための大きな助けとなる貴重な一冊と言える。この本の中心は、九名の福島の女性への取材から得られた証言である。登場する女性たちは、普通の主婦、幼稚園の副園長、牧師の妻などで、立場や年齢が違い、さらには居住地からの避難の有無も異なるが、母として、祖母として放射能汚染という問題に苦悩しながら歩んでこられたという点では共通している。情報がなく、理解もままならない迷いと不安の中、その場その場で苦しい決断を

春の「限定復刊」がスタートあの名著をさわり読み! ■「使徒信条」の真髄に迫る

礼拝で唱える教会も多い「使徒信条」。福音派の代表的神学者と言われるJ・I・パッカーは、その著書『私たちの信仰告白―使徒信条』の中で、聖書が大きな縮尺の地図だとすると、キリスト教信仰の主要な点を一目で理解できる使徒信条は小さな縮尺の地図のようだとたとえ、その重要性を語っている。各文言について、非常に簡潔に、また論理的に説き明かしている。そのごく一部をご紹介。〈営業K〉イエス・キリストを信ず神を「天地の造り主」と呼ぶとき、私たちはヒンズー教や東方の宗教全般とたもとを分かつことになります。イエス・キリストを神のただ一人の御子と呼ぶとき、今度は、ユダヤ教やイスラム教とたもとを分かち、他に並ぶものはなくなります。イエスをこのように呼ぶことは、キリスト教の試金石であり、同時にキリスト教をたぐいまれなもの

つい人に話したくなる 聖書考古学 第6回 十字架刑は「窒息死」!?

杉本智俊慶應義塾大学文学部教授、新生キリスト教会連合(宗)町田クリスチャン・センター牧師(http:// www.mccjapan.org/)〈前回からのつづき〉エルサレムの町に入城したイエス・キリストは、自らの預言通り、買収された弟子ユダの裏切りによって、ユダヤ人指導者たちの手に渡されます。「イエスをつかまえた人たちは、イエスを大祭司カヤパのところへ連れて行った。そこには、律法学者、長老たちが集まっていた。……さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える偽証を求めていた」(マタイの福音書26・57、59)ここで「議会」とあるのは、〝サンヘドリン”というユダヤ人議会のことです。当時のユダヤはローマ帝国に支配されており、ユダヤ総督が派遣されていましたが、サンヘドリンは宗

ブック・レビュー 向き合うことが難しい親との関係

近藤愛哉保守バプテスト同盟 盛岡聖書バプテスト教会牧師著者による『親との関係をみつめる ―忘れられた贈り物』(一九九四年/現在は品切れ)を、人に薦められて読んだのは学生時代でした。当時、幼さと甘えから来る不平・不満と苛立ちを親にぶつけ続けていた私に、客観的に「親との関係をみつめる」ことを促し、その後の親子関係を築く上で、大きな指針を与えてくれた一冊として、強く印象に残っています。それから二十年弱、親としてわが子との関係を日々考えさせられ、他人の親子関係にも深く関わる機会が与えられるようになりましたが、「新」と付けられた本書の出版を心からうれしく思います。「あなたの父と母を敬え」(出エジプト記20・12)聖書がくり返し勧め、有無を言わさぬ調子で命じている事柄ながら、信仰者にとっても、向き合うこ

聖書解釈学ってなに? ◆隠されたもう一つの可能性を見る――聖書解釈学を学ぶということ

大坂太郎アッセンブリー・ベテルキリスト教会牧師 日本福音主義神学会全国理事長神学校の専任教師をしていた頃、「新約関連の科目と聖書解釈学を教えています」と言ったら、「そういう難しいのは牧師向けですね」と言われたことがあります。そうでしょうか。「聖書解釈」は牧師・伝道者の特権ではありません。むしろ私たちキリスト者はみな、聖書のよい読者となるべきであり、それゆえ聖書の正しい読み方(解釈学)について知ることは、キリスト者全員に求められていることだと言っても過言ではないのです。この小文ではヨハネ21・15―22を取り上げ、日本語では見えなくなってしまっている、この箇所のもう一つの解釈の可能性を探りだし、聖書の釈義と解釈の奥深さについて考えてみたいと思います。   *出来事の舞台はガリラヤ湖畔。そこにい

ブック・レビュー 誕生日にプレゼントする小さな本が三冊!

片岡栄子クリスチャン・ライフ成長研究会三冊の小さなお誕生の絵本、だれに贈ろうかなと、いろんな人のことを思い巡らしながら眺めてみました。『もしも きみが ライオンだったら』これは パパを亡くしたあの子にあげたい。「弱さのなかでやさしさをみつけて 小さなこえに耳をかたむけ」「あしもとにあるしあわせをしって だれともくらべないたからものを手にいれ」てほしい幼いあの子に。高い高いをして遊んでくれた優しいパパの声が聞こえてきそうな絵本だから。『A Special Day』は、忙しいのにいつも人のお誕生祝いのためにいろんな趣向をこらしてくれる人。「自分の誕生日なのになんとなく過ごしてしまったり……」「自分の誕生日なんて そんな特別なことじゃないもの」って感じているあの人に。「あなたの誕生日はわたしにとっ

恵み・支えの双方向性 第3回 会話の内容と感情

柏木哲夫金城学院 学院長淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長人と人とのコミュニケーションは普通、言葉のやりとり、すなわち会話で成り立っています。そして会話は「内容」とその裏に隠されている「感情」の両方から成り立っています。通常、内容と内容の会話が多いのですが、コミュニケーションをスムーズにするためには、内容の裏にある感情に目を向けることが大切です。時によると、「感情を直接出す」ほうが良い関係を築くことができ、コミュニケーションを上手くとれる場合もあります。「内容」と「内容」の会話が上手くいかない場合でも、同じような状況で「感情」を出してもらったからこそ良い関係が築けたという例があります。ホスピスでの看護師と私の会話から、このことを見てみたいと思います。〈内容と内容の対立〉八十五歳のAさん(女性

ブック・レビュー 売上約一兆円の超優良企業・ヤマザキパンの成長の秘密は〝聖書”

山上の垂訓に隠された生命の道 三谷康人元カネボウ専務取締役 本書は、山崎製パン株式会社飯島延浩社長の真摯な信仰姿勢に勇気づけられる素晴らしいバイブルスタディーのテキスト集です。大企業の社長は日々課題を抱え、多忙を極めます。その方が、池の上キリスト教会で二週間ごとのバイブルスタディーを二十年以上も指導されたという事実は、驚きのほかありません。聖書理解は旧約聖書まで含めて実に深く、それをマタイの福音書の〝山上の垂訓”に隠された「生命の道」として集約しています。困難に際して主に祈り、聖書に聞きつつ歩まれた記録でもあり、私たちの信仰が励まされることと思います。ビジネスマンにとっては、企業のあり方において勇気づけられる話も語られています。一九七三年七月一五日、「(両親であり創業者の)社主夫婦と私(現社

エクレシア――欧州に集められた神の家族を訪ねて 第1回 ミラノ邦人宣教のはじまり

内村伸之ミラノ賛美教会牧師私が宣教師として遣わされているミラノは、ファションなどの文化トレンド発信地として知られるイタリア北部に位置する商工業都市です。このミラノには、六千人ほどの日本人が在住しています。しかしながら、2003年に私たちが宣教を開始するまで、日本語教会は一つもありませんでした。私がそのことを知ったのは2000年の夏でした。チェンバロ奏者である妻がミラノへ留学することをきっかけに、その地で礼拝を守ることのできる教会を求めて祈っていました。すると、神様は日本語の通訳者がいる韓国教会に妻を導いてくださったのです。その教会は日本人留学生なども礼拝をともにできるようにと、日本語同時通訳を開始したところだったのです。それにより妻は、ミラノへ着いた週から主日の礼拝を守ることができたのです。

一粒のたねから 第11回 親であるというかなしさ

坂岡隆司社会福祉士。精神保健福祉士。インマヌエル京都伏見教会員。調子を崩してしまった息子さんを、初めて緊急入院させたというお母さん(Aさん)から話を聞きました。今年三十歳になるその息子さんは、中学生の頃、不登校になり、高校は通信制で何とか卒業したものの、やがて心の病気にかかってしまいました。穏やかでまじめな性格の彼は、いくつかの理解ある職場を見つけて頑張ってきたのですが、それもなかなかうまくいかず、最近は電気店を経営する父親を手伝っていたそうです。ところが何があったのか、彼は突然調子を崩してしまいました。時々死にたいと口走るようになり、自分で自分を制御できないことに怯えているようだったと言います。そしてある晩、とうとう家から飛び出して、どこか行きそうになったので、Aさんは、すぐに病院に連絡し

時代を見る目 218 3・11――あの日の記憶、そして今 [11]

髙橋ゆかり精神科医保守バプテスト同盟 八木山聖書バプテスト教会員2011年3月11日午後4時前、宮城県石巻市の石巻湾から北へ約1kmの国道398号線に広がる街を、約5mの津波が襲いました。「神様、守ってください」と祈り続けるしかありませんでした。私が勤務する病院は石巻市の旧市街地にあり、石巻湾から北へ約1.5km、日和山(海抜54m)の東の裾野約2kmに位置します。津波はこの山頂の半径約2kmの地域まで迫りましたが、その円の内部にあった病院は難を逃れました。当日病院にいた入院患者330名、外来患者十数名、職員約140名のいのちは守られました。神様に感謝します。震災2日後に、泥と水をかき分けて道なき道を車で進み、仙台市の家族を捜しました。箴言3章5、6節「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに

編集者より 42125

3月も瞬く間に過ぎてしまいました。4月からは入社3年目。まだまだこれからですが、今まで守り導いてくださった神様、至らぬ私に対して根気よく教育してくださっている上司、助けてくださる先輩方に改めて感謝しています。(碓井)今年も本誌5月号を製作中に3月11日を迎えました。人間は忘れていく生き物、それは仕方がないことかもしれません。しかし、思い出す努力はできるはず。新刊、既刊の関連書籍を読み返しながら、被災地に思いを馳せています。(本多)本紙へのお便りはこちらまで: [email protected] 件名:いのちのことば編集部〒164ー0001東京都中野区中野2-1-5 いのちのことば社4F「いのちのことば」編集部

迫られる危機対応―次の災害にどう備えるか ◆「困難の中にある人とともに歩む」

石川一由紀DRCnet災害対応チャプレン委員会・救世軍災害対策室『危機対応 最初の48時間』『震災ボランティアは何ができるのか』が同時期に出版された。大規模地震の発生が今後も予想されているこの日本で、キリスト者としてどのように備えるべきかを問う。著者は、「本書が災害直後の危機や心的外傷、喪失の中にある人々に仕える人の助けとなり、実践的なガイドラインとなることを願っています。そして、信仰を持つクリスチャンが、傷ついた世界でより活動的な存在となりますように」と冒頭部分に記しています。東日本大震災から三年、阪神・淡路大震災から二十年、そのほか規模の大小にかかわらず、私たちの通常の対処能力を超える「危機」を数え上げるならば枚挙に暇がありません。   *私自身、世界的な救援活動のスタンダード、スフィア

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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