ノアの箱舟と言えば、最近では音楽バンドのライブ名やレストランの名前になっていたり、ボードゲームになっていたりします。
以前から図書館や書店ではノアの箱舟の絵本を見かけることがあり、映画や漫画、アニメなどでも時々取り上げられてきました。
しかし、ノアの箱舟のストーリーやその意味はあまり知られていないようです。
今回はノアの箱舟のストーリーのあらすじをご紹介し、私たちがどんな教訓を学べるかも解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ノアの箱舟とは?ノアの箱舟ストーリーの登場人物創造主 ノアセム、ハム、ヤペテノアの妻、息子たちの妻たち人々からすはとその他の動物と鳥たちのつがいにじノアの箱舟のあらすじノアの箱舟の意味——どんな教訓を学べるのか?——①創造主は聖なるお方②創造主は寛容なお方③神に従うことの大切さ——救いの箱舟・救い主イエスを信じましょう——ノアの箱舟に関係した映画『ノア 約束の舟』『ワールドエンド! フィニーとノアの箱舟』まとめノアの箱舟は、ノアという人が神に命じられて作った巨大な船です。旧約聖書の最初の「創世記」6-9章に出てきます。箱舟は長さが約134m、幅は約22m、高さが13mの直方体で、内部は3階建てになっており、いくつかの部屋もあって、ノアと家族、動物たちが乗船できる十分なスペースがありました。神の指示通りにいとすぎを材料に作られ、大洪水によって地上が水で覆われている間、水の上を漂えるように、内外にアスファルトが塗られた防水仕様になっていました。地表から水が引くと、箱舟はアララト山にとどまり、ノアと家族、動物たちは船外に出ましたが、箱舟自体がどうなったかは不明です。いくつかの過去の記録が残されていますが、本当にノアの作った箱舟と同一の船なのかどうかは分かりません。何千年も前に木で作られた箱舟はすでに腐って土に還っており、発見できるはずがないと主張する人々もいます。
人間たちの悪が地上に増え広がったことを悲しみ、正しい人ノアと家族以外を洪水で滅ぼすことを決意。ノアに箱舟建造を命じる。
神を信じる正しい人。神に命じられた通り、巨大な箱舟を作る。洪水が実際に起こるまで、「義の宣伝者」(2ペテロ2:5 参照)として周囲の人々に警告し、罪を悔い改めるように説得するも、残念ながら誰もノアの言うことを信じなかった。箱舟に家族や動物たちと共に乗り込み、大洪水のサバイバーとなる。
ノアの3人の息子たち。父ノアと共に箱舟に乗った。洪水後の人類は彼ら3人から増え広がっていくこととなる。
ノアとセム、ハム、ヤペテと共に箱舟に乗船。
箱舟建設中、神が忍耐と寛容をもって待っていたにもかかわらず(1ペテロ3:20 参照)、誰もノアの言うことを信じず、箱舟に乗らなかった。
地上が乾いたかどうかを知るために、ノアによって箱舟から放たれた。
ノアから3度放たれ、2度目にはオリーブの若葉をくわえて戻り、3度目には戻って来ることはなかった。
ノアと家族と共に箱舟に乗り、絶滅をまぬがれる。
神が2度と地を洪水で滅ぼさないと約束した「契約のしるし」。
創造主は人々の悪が地上に増え広がり、常に悪いことを思っているのをご覧になり、人間を造ったことを悔い、洪水で滅ぼすことを決めました。
しかし、ノアだけは創造主を信じる正しい人であったため、神はノアに箱舟建設を命じたのです。
ノアが600歳の時、洪水が起こり、ノアは妻子と嫁たち、全ての動物のつがいと共に洪水を避けるために箱舟に乗りました。
雨は40日40夜地上に降り注ぎ、大洪水によって地上に生きていたものは死に絶えました。
しかし、神の憐みによって水は引いてゆき、150日経つと、箱舟はアララト山の上にとどまったのです。
40日後、ノアはからすを放ちましたが、とまるところがなく戻ってきました。
ノアが今度ははとを放つと、同じように戻ってきてしまいました。
しかし7日後、もう一度はとを放すと、はとはオリーブの若葉をくわえて箱舟に帰ってきたのです。それによって、地上が乾き始め新しい命が芽吹き出したことをノアは知るのです。
さらに7日経ってからノアがはとを放つと、はとは箱舟の外に住むところを得、もう戻って来ることはありませんでした。
ノアが601歳の2月27日に地上は完全に乾き、ノアと家族は神の指示によって箱舟を出ました。
ノアは大洪水から救っていただいたことを神に感謝し、そこに祭壇を築いて、献げ物をささげます。
創造主はノアの献げ物を喜び、ノアたちを祝福して地上に増え広がるように命じました。
そして、神は大洪水によって地上の人間や他の生き物を滅ぼすことはしないと約束し、その契約のしるしとして、空に虹を置くのでした。
ノアの箱舟ストーリーにはどんな意味があるのでしょうか?
少なくとも、私たちは3つのメッセージを受け取ることができます。
漫画やアニメなどに登場する神は、道徳的ではなく、人間以上に人間臭い性格をしていることがよくあります。
しかし、聖書の神は、悪を嫌う聖なるお方なのです。
創造主は聖(きよ)い神であると同時に、忍耐と寛容に満ちたお方でもあります。
神は地上の人々を洪水によって裁くことを決定した後も、ノアと家族を通して人々に警告し、罪を悔い改めるように訴え続けました。
神は人々が救いの手段であった箱舟に入って、来るべき裁きから救われるように待っていたのです。
そして、洪水の後、神は地上を再び洪水で滅ぼすことはしないと約束してくださいました。
この契約のおかげで、世界はもう一度滅びることなく保たれました。
実は、神が世界を洪水で滅ぼさないとノアに約束したのは、救い主イエス・キリストによって全人類を罪から救うためだったのです。
ノアの洪水ストーリーに見られるように、神は聖(きよ)いお方であるため、人間の罪を見逃すことはできません。
しかし、神は私たち人間をそれでも愛して、私たちが罪から救われるように救い主を送ることにしてくださったのです。
神は旧約聖書の時代に人類救済の計画を進めてゆき、ついに約2000年前に救い主イエス・キリストをこの世に送ってくださいました。
救い主イエスは罪のないお方でした。
そんなイエスが私たちの罪を負い、十字架の上で身代わりに罪の罰を受けて死んでくださることによって、神の正義は満たされ、私たちは罪とその結末から救われるようになったのです。
ノアは彼の時代にただ一人正しい人だと言われています。
しかし、ノア自身も、時に恥ずかしい失敗をすることがありました。
洪水の後、ノアは農夫となりぶどうを栽培しましたが、ぶどう酒に酔っぱらって裸で寝てしまい、息子の一人にそのみっともない姿を見られてしまったのです。
新約聖書によると、ノアの正しさは信仰による正しさでした(へブル11:7 参照)。
ノア自身は、私たちと同じく、過ちを犯すことのある生身の人間でしたが、周囲に流されることなく、創造主を信じ、従ったことがノアの正しさと認められたのです。
ノアの洪水のストーリーから私たちが学べることの一つは、時代に流されることなく、神に従うことの大切さです。
特に、かつてノアの箱舟がその時代に救われる方法だったように、今はイエス・キリストを救い主と信じることがただ一つの救いの道となっています。
クリスチャンは日本では決して多くはありませんが、あなたが「救いの箱舟」であるイエス・キリストを信じて救われることを心から願っています。
『ノア 約束の舟』(原題:Noah)は、ダーレン・アロノフスキー監督が2014年に手掛けたアメリカ映画です。
ノアを演じるのは主演のラッセル・クロウで、ジェニファー・コネリー、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンスなどが共演しています。
この映画は、神からの啓示を受けたノアが、世界を滅ぼす大洪水から動物たちと家族を救うために巨大な箱舟を建造する壮大なストーリーを描いています。
物語が始まるのは、ノアが洪水で世界が滅びる夢を見る場面です。
彼は家族とともに旅に出て、祖父メトシェラに会い、神の啓示を受けるのでした。
ノアは、神が世界を滅ぼすが、その後に楽園が訪れることを知り、動物たちを救うために箱舟を建造する使命を受けます。
ノアは泥の巨人たちの助けを借りて箱舟を建造し、動物たちが次々と箱舟に集まってきます。
しかし、人間たちも箱舟を奪おうとし、壮絶な戦いが繰り広げられるのです。
最終的に大洪水が起こり、ノアの家族と動物たちは箱舟に乗って生き延びますが、ノアは他の人間を救えなかったことに深く苦悩します。
この映画は、視覚的に壮大で、特に大洪水のシーンや動物たちが箱舟に集まるシーンは圧巻です。
主演のラッセル・クロウの演技も高く評価されています。
しかし、その一方で批判もあります。
第一に、登場人物の描写が聖書の記述から大きく逸脱している点が指摘されているのです。
例えば、ノアが非常に怒りっぽい人物として描かれており、家族に対して厳しい態度を取るシーンが多くあります。
第二に、環境保護主義の思想が過度に強調されていると言われています。
第三に、映画の中で描かれる堕天使や泥の巨人たちの存在など、聖書にはない要素が含まれていることが問題視されているのです。
『ノア 約束の舟』は、壮大なビジュアルと強力なキャストによって注目を集めた一方で、聖書物語からの逸脱によって批判も受けています。
視聴する前に創世記6-9章を実際に読んでみて、映画と比較してみると面白いかもしれませんね。
『ワールドエンド! フィニーとノアの箱舟』(原題: Ooops! Noah Is Gone…)は、2015年に公開されたアニメーション映画です。
この映画は、ノアの箱舟に乗れなかった動物たちの大冒険を描いたファンタジーアドベンチャーです。
主人公は、ネストリアンという架空の動物の親子、デイヴとフィニー。
ノアの箱舟に乗るために、デイヴとフィニーはグリンプという肉食動物の母娘、ヘーゼルとリアと協力します。
しかし、箱舟に乗る直前にフィニーとリアが陸に取り残されてしまうのです。
デイヴとヘーゼルは、子どもたちを探し出すために箱舟の中で奮闘します。
その一方、フィニーとリアは洪水から逃れるために様々な冒険を繰り広げ、新しい友だちと出会い、協力し合いながら困難を乗り越えていきます。
この映画は、友情や親子の絆をテーマにした作品で、子どもから大人まで楽しめる内容です。
興味があれば、ぜひご覧ください!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。いかがでしたか。
この記事では、日本でも時々見聞きするノアの箱舟のストーリーとその隠された意味をご紹介しました。
洪水後に創造主がノアと家族、つまり、私たち人類に与えた契約によって、世界は今も保たれています。
同時に、神は今の私たちにも救いの箱舟であるイエス・キリストを与え、私たちがイエス・キリストを救い主と信じて救われるように待っているのです。
あなたがイエス・キリストを信じて、創造主と共に生きる幸いな人生を歩むことを心から願っています。
聖書は神からあなたへのラブレターです。
ノアの箱舟の他にも、創造主のきよさ、愛を伝えるストーリーが聖書の中にはたくさんふくまれています。
ぜひ、この機会に聖書を読んでみてくださいね。
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