(1)30代で自殺をした芥川龍之介
「羅生門」で有名な芥川龍之介は、ほとんど明治・大正時代の日本の小説家です。胃潰瘍、神経衰弱、不眠症などの健康問題に悩まされていたようです。そして、秘書と帝国ホテルで心中未遂事件を起こし、その後、1927年35歳で、睡眠薬の服毒自殺をしました。
私は、この方の小説はストーリーが分かりやすいので、「蜘蛛の糸」など少し覚えています。この方は、絵仏師が主人公の「地獄変」や釈迦が出てくる「蜘蛛の糸」を書いていることからも分かるように仏教徒であったと思います。ですから、仏教の教えは、この方の秘書との心中未遂や自殺を妨げませんでした。
この方は、お母さまが精神的な変調を来して、早くになくなられています。また、義理のお兄さんも自殺をされています。また、腸の不調で苦しんでおられます。ですから、もともと、精神的に弱い傾向を遺伝的に受け継いでおられたと思いますし、おそらく有毒化学物質などに弱い体質を持っておられたのではないかと思います。また、実際、経済的な問題があって苦しんでおられたかもしれません。環境的にも自殺を促すような雰囲気があったのではないかと思います。
でも、彼に一番影響を与えたのは、その仏教的な考え方ではなかっただろうかと思います。この当時、普通の日本人は、神道信者であり、仏教徒でした。彼も、おおむねそうした信条を持っていたのではないかと思います。 わたしは、彼の「蜘蛛の糸」を読んだ時、これは創作、つまり、作り話でたとえ話なのだろうと捉えました。その物語には、地獄を見ているお釈迦様が出てきます。でも、もし、万が一、彼がこの小説に書いたことを事実であると信じていたとしたら、彼は、死後や将来に対して明るい気持ちは持てなかっただろうと思います。
彼の小説「地獄変」の中では、絵仏師が地獄絵図を描くために、その絵を注文したお殿様に、女性が牛車の中で焼け死ぬ様子を見なければ、描けないと訴えました。そして、お殿様は、絵仏師に、自分に仕えていたその仏師の娘が乗った牛車が燃えるのを見せました。
仏師はそのことに反対するでもなく、その状況を正視し注文された屏風絵を完成させて、その後に自殺をしたという話です。そのお話は、家族への愛や人命を尊重する気持ちや人間としての当然の情愛に反します。残酷で不健全です。罪深い人間は、そのようなオカルトのような怖ろしい話を面白がるところがあります。 わたしはそうした人間の不完全さや罪深さを楽しむべきではないし、また、人間がそういう特質しかないと考えるべきではないと思います。聖書は、人間が「神の像(かたち)」に創造されたと述べています。(創世記1:27) それは、命の与え主である神の持たれる特質、愛や公正の感覚、憐み、良心などを与えられているという意味です。 でも、人間の最初の先祖アダムがエホバ神に背いたので、アダムの子孫には精神的にも身体的にも病的なところがあります。(ローマ5:12)
でも、そのような小説を描いた芥川は、小説に書いたようなことを信じていたり、それが人間の常態であると考えていたのであれば、精神状態は正常ではいられなかったと思います。それは、彼に人生や物事に対する悲観的な見方を持たせたのではないでしょうか。ですから、仏教の教えは、ある場合、人間が健全に生きていくのを助けません。 箴言には、「喜びに満ちた心は治療薬として良く効き,打ちひしがれた霊は骨を枯らす。」とあります。(箴言17:22)ですから、わたしたちの感情と身体の健康に相関関係があると述べています。
ですから、喜ばしいことを考え続けていれば、体の健康に貢献しますが、悲観的な思いを持ち続けると、骨が枯れるというのは、骨の栄養素を消費してしまうという意味ではないかと推測します。
箴言には「骨が潤う」とか「骨を肥やす」「骨のいやし」という言葉があります。(箴言3:8;15:30;16: 24)ですから、骨が枯れるというのは、その反対で、消極的なことを考え続けると、体の栄養素を消費してしまい、体調を損なうのではないかと思います。
ですから、芥川さんが、腸の不調を経験しておられたのも不思議ではなかったかもしれません。ですから、悲観的な文学は、わたしたちの体調にマイナスの影響を与えるのではないかと思います。
(2)自殺をした神道信者の天皇崇拝者で同性愛者の三島由紀夫
三島由紀夫は戦時中、古事記を熟読し、また、古事記から題材をとった小説を書きました。彼は、古事記の記録をすべて真実と信じていた熱心な神道信者だったと思われます。彼は、戦後における天皇人間化という行為を、ぜんぶ否定しており、昭和天皇の「人間宣言」とそれを勧めた幣原喜重郎を批判していました。 それで、三島は、キリスト教に反対しており、西欧化から日本を防がなければならないと考えていました。それで、天皇は、神聖なインパーソナルなものとして、崇拝されるべき立場にあるべきだと考えていました。彼はそのために天皇が、新嘗祭などの祭祀を行う重要性を説いていました。『三島由紀夫(福田恆存との対談)「文武両道と死の哲学」』
彼は「わが友ヒットラー」というヒトラーに厚い友情を抱いているナチスの極右の兵士レームを主人公にして戯曲を書きました。三島は、西郷隆盛のような生き方を理想としました。
彼は、自分の政治的な理想を実現するために、学生たち率いて民兵組織「楯の会」を組織しました。1970年、彼は、自衛隊の市ヶ谷駐屯地で演説して楯の会が切腹し、自衛隊を奮起させてクーデターを起こさせ、自衛隊を国軍化し、憲法九条を改正することを計画していたようです。
そして、三島と彼の追随者は自衛隊に体験入学し、彼は世間の注目を集める仕方で割腹自殺しました。 また、三島とその仲間は、あの世で霊魂が存続することを信じていました。また、彼は自分が死者の霊に取りつかれているのではないかと恐れを抱いたこともあったようです。ですから、やはり、神道の霊魂不滅の教えは、三島由紀夫が自滅的なやり方で、自殺をすることをとどめませんでした。
三島由紀夫は『仮面の告白』や『禁色』や『愛の処刑』などで同性愛の世界を描いています。これは結局ポルノ文学になると思います。彼のこのようなパフォーマンスは、日本人に大きな影響を与えて、同性愛者や自殺者を増やしたのではないかと思います。また、三島由紀夫の考え方では、神道信者であることと、同性愛者であることが矛盾しなかったことが分かります。
三島由紀夫がしたことは、神道を中心とした国粋主義、軍国主義が、物事に平和的に理性的に対処していくという健全な考え方とは調和しないことを示しているのではないかと思います。 聖書は、「平和を求める人たちは幸いです。その人たちは『神の子』と呼ばれるからです。」と述べています。(マタイ5:9)ですから、憲法九条を固守していくよう努力することは、聖書と調和していると思います。
(3)自殺をしたノーベル賞作家の川端康成
ノーベル賞作家の川端康成は、結婚した時、仏像を六体くらいもっていることにも示されるように熱心な仏教徒で、仏典をよく読んでいました。でも、彼の仏教への信仰も彼が自殺をするのを妨げることはできませんでした。 また、川端さんの自殺は、三島の切腹の二年後です。川端さんは、三島ととても親しくしていたので、彼の自殺にも大きく影響されたのでしょう。
ですから、キリスト教の影響の弱い日本文学を欧米に紹介したことで有名なドナルドキーンさんが同性愛者であることをカミングアウトしたことも不思議ではありません。このことは、日本文化にキリスト教の聖書の影響が非常に弱いことを示しています。
(4)日本の仏教と神道とそしてキリスト教の信仰の弱さが日本人を自殺やうつ病に導いている 日本文学には、キリスト教の影響がとても弱いために、聖書的に言うと、罪に何度も陥って自殺をした文学者が少なくありません。そして、多くの場合、彼らは仏教徒であり、神道信者であり、またキリスト教を捨てた人でした。
このことは、聖書に反する結婚の形態や生き方が、精神的に健全であるとはいいがたいこと、聖書と調和しない生き方が人間を精神的に幸福に導かないことを示しているのではないかと思います。
結局、おおむね聖書から離れ、仏教、神道、無神論を大きな信条とする日本文学また日本の文化は多くの場合、その信奉者を不倫や自殺や精神不安定に導いている場合が多いです。それで、日本人は、聖書をよく知らないために、本当に損をしています。
聖書の神が勧められる生き方が、人間が精神的な健全さを保ち、幸福に導く生き方であることを示しているのではないかと思います。聖書は神について、「エホバは,あなたの神,あなたに自分を益することを教える者」と述べています。(イザヤ48:17)
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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