教会設立7周年に思う
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
2002年9月28日 LVJCC 第一回ピクニック 時の経つのは早いもので、2009年8月22日でラスベガス教会は教会設立7周年を迎えた。主が家内と私を用いてラスベガスの伝道と教会開拓の働きを始められたのは、忘れもしない、あの忌まわしい9.11の同時多発テロ事件から二ヵ月半後の2001年12月1日であった。最初は、毎週ロサンゼルスから通いながらの働きだったので、色んな意味での制限があったが、そんな中、2002年3月10日の日曜日、当時、ハワードジョンソン・ホテルのジェネラル・マネージャーをしておられた呉服豊兄のご好意でホテルの会議室を無料で使わせてもらい、最初の礼拝を持つことができた。この日以来、主に忠実な呉服兄姉は、毎週、礼拝の準備を整えて私たちが来るのを待っていて下さった。主はいつも真実で、ご自身の働きのために必要なものをこうして満たして下さる。 その後、主は少しずつ新しい人々を加えて下さり、その中に英語を話す人達が5名ほど与えられ英語のミニストリーが必要になったとき、主はノーマンさんご夫妻を送って下さって、その必要を満たして下さった。また、それから数ヶ月後の2002年8月22日、非営利団体としての教会登録が受理され、正式な形での教会設立が完了した(本当の意味では、夕紀子姉妹と基江姉妹と共に聖書の学びを始めた2001年12月1日が教会の始まりであるが)。そして、それからさらに11ヵ月後の2003年7月2日、主は本格的な伝道のために家内と私を27年間住み慣れたロサンゼルスからラスベガスに移されたのである。通い始めて20ヶ月、その間85回ラスベガスに通い、車で走った距離は8万5千キロ、地球を2周以上する長さになる。往復の道のりでは、毎回、色んな事故を目撃したが、その難が私たちに降りかかることは一度もなかった。毎週、砂漠の中を走りながら、主はイザヤ書43:19の御言葉をもって私を励まし続けて下さった。それはまさしく主の約束であったと思う。「わたしはあなた方の働きを通してラスベガスの荒野に道を設け、多くの日本人がその道を通ってわたしの所に帰って来るようにする。またラスベガスの砂漠に聖霊の川を流れさせ、人々の魂に本当の潤いを与えるようにする」と。教会設立7年、これまでに与えられた受洗者は3名。日本人を探しながらの伝道とはいえ、「もっと多くの魂を救って下さい!」と祈り続ける毎日である。主は私たちの教会に“魂を獲得する教会”という生涯標語を与えて下さった。主は網が破れるほどにたくさんの魚を用意した上で「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」とペテロに声をかけられたように、たくさんの魂の収穫を用意して、この標語を私たちの教会に与えて下さったのだと思う。天の御国を目指して生きることは何と喜ばしいことであることか。人々の救いのために生きることの絶大な価値が解かるクリスチャンを育て、彼らと共に天国への道を一人でも多くの人々に宣べ伝えていくことが主が私に与えられた使命である。そのために、これからも更にキリストの弟子作りに励みながら、聖書の設計図に基づく教会形成を祈り求めていきたいと思う。2008年12月 クリスマスパーティー(LVJCC担任牧師: 鶴田健次)