加山先生からの感謝メール
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
東日本大震災は、2011年3月11日に発生した太平洋沖地震とそれに伴う津波により、東北地方に壊滅的打撃をもたらしました。また大地震と津波の影響をうけた福島第一原発発電所では、全ての電源が失われ原子炉を冷却できなくなり大量の放射性物質の放出を伴う重大な原子力事故に発展しました。そのニュースは各メディアを通じ瞬く間に世界中を駆け巡り、観測史上最大規模のマグニチュード9.0がもたらした破滅的な映像を世界中の人々が見るところとなりました。日本を始め世界の対応は素早く、日本政府は直ぐに装備した自衛隊を被災地に送り、在日米軍も直ちに支援部隊を現地に派遣し、世界各国が次々とレスキューチームを日本へ送り込みました。崩壊した建物から怪我人を救助し、支援物資を運搬入し、瓦礫の撤去作業を毎日続けました。世界中の国や団体、企業、また個人が赤十字などを通じ義援金を日本へ送りました。私達の街ラスベガスでも地域の有志達がチャリティーイベントを開いたり、学校や会社で義援金を集めているニュースをテレビで見ました。私達のLVJCCでも震災直後の日曜礼拝の日、義援金箱を設置しました。その日、地元のテレビ局が教会へ取材に来ていました。集まった義援金の送り先は役員会で話し合われ、義援金が届きにくいところへ、という意見も採用され、3箇所に分散して送ることにしました。ひとつは日本領事館へ、2つ目はJEMS Ministryへ、3つ目はラスベガスで今年6月まで日本語バプテスト教会の牧師をしておられた加山彰一先生が赴任された水戸バプテスト教会へお送りしました。現在はドル安なので、日本円にすると目減りしてしまうことが残念なのですが・・・先日、水戸バプテスト教会の加山先生から感謝のメールが届きました。ブログを読んでくださる皆様とシェアーしたく、以下に掲載いたしました。
ラスベガス日本人コミュニティ教会の皆様 主の御名を心から賛美します。私共、水戸バプテスト教会の被災支援のための皆様の尊い献金(19,433円)をお受けいたしました。愛の贈り物を心から感謝してお受けいたします。 水戸バプテスト教会は、今回の震災で礼拝堂と教育館を結ぶ通路が約10cm沈下し、礼拝堂と通路のドアの開閉が不能になりました。また、教育館の廊下の天井が一部破損し、礼拝堂と教育館の排煙窓のワイヤーが一部切断しました。駐車場にも亀裂が入り、水道管も一部破損し、水漏れ状態が続いています。私たちの住む牧師館は、台所の壁が落下し、階段部分に亀裂が生じ、クーラーの室外機の管が外れてしまいました。牧師館は、月29日に私たちが入居する前に修理を済ませてくれました。以上が被災状況です。現在、全体補修のための見積もりを取っていますが、多額の修繕費が見込まれます。皆様からお贈りいただいた捧げ物をその一部に用いさせていただきたいと願っています。 私たち夫婦は、帰国後、休む暇なく、水戸バプテスト教会の働きに従事させていただいています。水戸教会は、Purpose Driven Church(神の目的に導かれる教会)を造り上げるために弟子訓練プログラムを進めています。礼拝出席は、第一礼拝、第二礼拝、第三礼拝を合わせて120名ほどです。2013年度末には200名礼拝を目指しています。 私たちが残してきましたJIBCラスベガスは、現在4名のCore membersが中心となって礼拝と日曜学校を進めています。フェニックスの佐々木先生やポートランドの横井先生が説教の協力をしてくださっています。後任の牧師先生が一日も早く与えられるように祈っています。どうぞ、引き続きお祈りをよろしくお願いします。 水戸の地より、キリストの愛を込めて 加山彰一、礼子水戸バプテスト教会会員一同加山先生・礼子夫人始め水戸バプテスト教会の皆様、感謝のメールをありがとうございます。震災被害による教会の修理が速やかになされますようにお祈りすると共に、2013年末には目標の200人をはるかに超える礼拝者が与えられますように、更にラスベガスのJIBCに新しい牧師先生が一日も早く迎えられますこと、そしてJIBCと水戸バプテスト教会が豊に祝福され、益々主の栄光が現されますよう心よりお祈り致します。(ブログ制作チーム: m.m.)