パンデミック
世界保健機関(WHO)は3月11日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はパンデミックである」と表明しました。パンデミックとは、ある感染症の世界的な大流行を表す言葉です。
インフルエンザ・パンデミックと考えられる流行の記録は1800年代ころからありますが、パンデミックの発生が科学的に証明されているのは1900年ころからです。20世紀には、3回のパンデミックが起きたことがわかっています。1918-19年のスペインインフルエンザ、1957-58年のアジアインフルエンザ、198-9年の香港インフルエンザです。20世紀以前にもパンデミックは、数十年に一度の割合で起きていたと考えられています。
1918年のスペインインフルエンザのパンデミックは、被害の大きさできわだっています。WHOの報告によれば、感染者数は全世界で約5億人、死者は4000~5000万人と言われています。日本内務省の統計では、日本での感染者は約2300万人、死者が約38万人と報告されています。当時は抗生物質は発見されておらず、ワクチンなどは論外で、対策としては、患者の隔離、接触者の行動制限、個人衛生といったありきたりの方法に頼るしかありませんでした。
1957年のアジアインフルエンザは、スペインインフルエンザの時よりも医学の進歩もあり、インフルエンザウイルスに関する知見は急速に進歩し、死者の数は全世界で約200万人と報告されています。また、198年の香港インフルエンザは、アジアインフルエンザよりさらに軽症で、全世界での死者は約100万人でした。
過去のパンデミックは、1~2年かけて世界中に拡がっていますが、今回の新型コロナウィルスのパンデミックは、グローバリゼーションが進み、1~2か月で世界中にウイルスが拡がってしまいました。3月2日現在、コロナウィルスの感染者数は全世界で53万人、死者が2万4000人で、収束するまでには暫く時間がかかるでしょうから被害は今後さらに増えていくことでしょう。
しかし、過去一か月間、毎日の感染者と死者と回復した人の数を記録しながら気づいたことは、中国での感染者が過去3週間ほとんど増えておらず、回復した人が90%以上にのぼっていることです。それに比べて、この10日間で感染者が約20倍に急増したアメリカでは、回復した人がわずか1%以下です。しかしアメリカよりも前に感染者が急増したイランでは回復した人が3%、イタリアでは13%、スペインでは12%と時間が経つにつれて回復する人の割合が大幅に増えています。これを楽観的に見れば、そして中国からの報告が正しければ、アメリカでも数か月のうちに感染者数が横ばいになり、回復する人が大幅に増えていくかも知れません。
ところが、このパンデミックの収束にもっと時間がかかれば、その被害は単に膨大な数の感染者や死者が出る、というようなウイルスによる直接の被害だけにとどまりません。感染者で病院があふれることで、病院の機能が麻痺し、コロナウィルス以外の患者に十分な対応ができない事態も想定できます。さらに、パンデミックの影響は医療の現場だけでなく、社会全体に及ぶことになるでしょう。経済活動がストップし、電気・ガス・水道などのライフラインにも影響が及ぶかもしれません。さらに社会不安が増大し、治安に関わる警察機能も維持することが困難になり、その他、物流、公共交通、郵便、教育なども大きな影響を受ける可能性があります。
では、このような社会全体に大きな影響を与える可能性のあるパンデミックに対してどのような対策が可能でしょうか。いったんウイルスがある程度拡散してしまうと、ウイルスを封じ込めることは不可能だというのが専門家の意見です。したがって、パンデミック対策の目的は封じ込めではなく、いかにしてその被害を最小限に抑えるかということが中心になるとのことです。そのためには、政府や専門機関による対策とともに私たちに出来る個人的な対策(手洗いやマスクの使用など)を組み合わせ、いかにしてパンデミックによる被害を最小限に抑えるかということを考える必要があります。
しかし、今現在、世界が抱えている課題はコロナウィルスの問題だけではありません。東アフリカで発生した4000億匹のバッタの大群がインド、パキスタン、中国にもたらしている被害。OPECプラス会合の決裂による石油戦争の危機。世界中の地方銀行が迎えている銀行業務の危機。世界中の中央銀行のゼロ金利政策。また、大地震、洪水、火山爆発などの自然災害。そして、偽キリストの出現、快楽主義、モラルの逆転。
これらはすべて終末時代の「時のしるし」につながるものです。2010年頃から、急激に終末の「時のしるし」が顕著に見られるようになりました。そういう時代に生きる私たちクリスチャンにとって何よりも重要なことは、いつも目を覚まし、まず神の国と神の義を求めながら生きることです。そうすれば、たとえ世界がいつどんな事態を迎えようが、私たちには最終的な勝利があるのです。
今日の一言:まず神の国と神の義を求めなさい
鶴田健次
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