ティンデル聖書注解大解剖 ティンデル『マルコの福音書』一頁さわり読み

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

『マルコの福音書』の一頁を特別にお見せしましょう。

この前頁は、安息日論争(2:23-28)について触れています。
聖書箇所▼マルコ2章27節、28節
また言われた。
「安息日は人間のために設けられたのです。
人間が安息日のためにつくられたのではありません。
人の子は安息日にも主です。」
*実際には、聖書本文は記載しておりません。

字の大きさ ▼13Q/9ポイント
書体/リュウミンR
縦組み/二段組み
読みやすいレイアウトも特徴のひとつです。
27 イエスはここで、はるかに意味深長な主張をした。本来安息日を破る可能性を避けるために意図されたものに、パリサイ人たちがいろいろな垣根を設けて束縛を付け加え、安息日を耐えることのできない重荷にしてしまったと主張したのである(マタイ23・4参照)。彼らは安息日が本来、神の憐みによって被造物のために設けられたことを、まったく忘れてしまっていた。人間は、一部の過激論者のラビたちが喜んで賛成するように、単に安息日を守るという不変の神学的原則を例証し遵守するために造られたのではない。公平に言えば、この過激論者たちは、安息日に敵と戦うよりむしろ殺されたほうが良いと考えていたので(シュヴァイツァー)、少なくともその点では首尾一貫していた。しかし結局、この頑固な「首尾一貫性」のゆえに、イエスに答えることができなかったのである。彼らは、霊的盲目と心の固さという、閉ざされた世界に生きていた。

28 安息日は人のために設けられたという原則を、一部のパリサイ人は受け入れるかも知れないが、イエスはさらにその先のことを言われた。もし安息日が真にわれわれの霊的および肉体的な益のために設けられたのであって、その逆でないなら、「人の子」は安息日の主であり、安息日の規則をふさわしいと思うように解釈することができる。これは、ラビたち自身が実際にしようとしていたことであるが、その方向が間違っていた。ここでも、もしイエスがこの時点で「人の子」を自身の個人的な称号として用いていたなら、そして、もし反対者たちもそのように理解していたなら(どちらの点も確かではないが)、この主張はさらにぴったりとする。その場合、イエスは、律法違反という告発自体を否定しているのではなく、むしろ認めたうえで、自分には神の代理者としての人格とわざのゆえに安息日を支配する完全な権利がある、と主張していることになるだろう。そのような主張は、当然3章初めの安息日のいやしをめぐっての大きな論争になる。安息日のいやし(1・25と1・31)は単なる偶然ではなく、イエスは安息日を自分の権利として考えていたので、意図的にそうしたということが、彼らにもついに明らかにされ始めたのである。そこで、彼らは故意に試す問題を作って、イエスをわなにかけようと決意した。しかし、新約でしばしば見られるように、その問題を出したところ、彼らは裁判官の席から被告席に移動させられることとなった。
 もう一つの可能性は、イエスがここで用いた「人の子」という句が、単に「死ぬべき人」と同義であるということである。そうすると、「人間は安息日より上位にある」という意味になるであろう。しかし、これは可能性が少ない。

(6) 片手のなえた人(3・1・6)

 この会堂がどこにあったかは、ガリラヤにあったということ以外には証拠がない。カペナウムにあったという可能性があるが、それはエルサレムから派遣された宗教的代表団が依然として見守っていたからである。この奇蹟は、イエスがいやすために手をふれるまでは〔訳注新改訳には手をふれたとは書いてない〕働く力がなかった人に関するものである。ある初期の興味ある伝承は、彼は両手を動かすことが特に重要な左官であったと言っている。このような、正典以外の資料の中に保存されている詳細な点は、おそらく真実であろう。もし、それらが神学的真理でないことが明らかなら、なぜそのようなことが考え出されなければならなかったのか理解するのは困難である。イエスについての多くの口伝資料は、前五九七年の捕囚の時と同様に、少なくとも紀元七〇年に生……

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