時代を見る目 116 中高生に語る(1) 「壁」を越える狭い道

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

田代 泰成
日本同盟基督教団 横須賀中央教会 協力教師
横浜女学院 聖書科教師

 ミッションスクールのチャプレンをして分かることは、生徒が持つ世界の認識や常識が、キリスト教に対する「壁」を作っているということです。彼らは、宗教は生活にあまり関係がないと思っています。宗教は何か特別に困っている人が「入る」もので、自分は特別に困っていないので関係がないと考えます。こうした状況でいくら熱心に語っても、何も伝わりません。

 「宗教」に興味がある生徒でも、宗教は戦争を引き起こすものと理解している傾向がよくあるように思います。宗教などないほうがいい、というこの「常識」に、どう対応するかいつも問われます。ですから、「本当に宗教が戦争を引き起こすのか」ということについて、真剣に考察していく必要があります。また、聖書に書いてあることが本当なのかを示すために、歴史学の証拠とか証言、歴史的信憑性の説明も必要です。

 そもそもこういった「壁」が生じる原因は、日本の伝統的な文化や現代社会に広く行き渡っている思想であり、また個人の体験からくる物事の基本的捉え方にあります。日本の文化、現代の支配的な前提をよく理解し、そこから、もう一度、どのような順序でどのような話からしていかねばならないかを、よくよく考える必要があります。この壁をどうやって崩すかが課題です。

 現代の文化を無自覚に継承し、そのような思想的前提を持って生きると、なぜ、キリスト教が理解できないか、そういった思想は、どのような結末をもたらすのかということを分析しなければなりません。そして、私は生徒たちに聖書を語るとき、日本の文化が持っている問題点を話します。高校三年生くらいですと、ていねいに問題点を語っていくとよく理解し、「先生、それではどうしたらいいんですか」と質問してきます。

 私たちが、今、どういう社会に生きていて、その社会がどんなに悲惨な状況に置かれているのかに目を留めて、私たちが生きているこの世界は本当にこれで良いのか、など、すべての人がもつ共通認識を高校生に問題提起することが大切だと思います。戦争をもたらす思想的背景はどこにあるのか、逆にキリスト教の思想は何を伝えているのかを語っていくことが必要でしょう。それが、中高生たちとの「壁」を乗り越える一つの狭い道ではないかと思います。

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Emmanuel

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