結婚ってすばらしいものですか？ 特集スペシャル『愚かな女は騒がしい。賢い男は珍しい。』さわり読み
聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。
ウルトラマンへのビタミン
ウルトラマンである男性は、誰よりも自分が正義の味方で、強い存在であると思ってほしいという内なる欲求を持っています。これは男のプライドです。一般的に女性が感じる男らしさというのは、男性のプライドが健全に機能している状態を意味しています。
いつもジメジメしていて、すぐに卑屈になったり、落ち込んだり、メソメソ泣いたりする男性を見て「あ～男らしい」と感じる女性はいないでしょう。
自分は正しくて、頼もしい存在である……この自我が満たされていないと、男性は頑張ることができません。ですから、そんなウルトラマンの最高のビタミンは賞賛なのです。
褒められたり、感謝されたり、誰よりも頼りにされたりすると、内なるウルトラマン気質がうずきだして、やる気満々になってきます。
妻が夫に従う……これは、前述したように、全面的な信頼を意味する行為です。
「信頼されている」「頼りにされている」、あるいは、「自分が相手を守っているのだ」「俺が幸せにしているのだ」…そういう実感はウルトラマンが健全に戦うために必要不可欠な要素です。
妻が夫の言うことにいちいち反抗し、何かにつけて不満や文句をぶつけていると、だんだん夫たちは頑張ろうという意欲をなくしてしまいます。
男が別れ話を持ち出すときの決まり文句は、「君を幸せにする自信がない」というものであることはすでに述べましたよね。ウルトラマンは自信喪失に陥ると、もう戦う気力がわいてこなくなります。ウルトラマンは自信を失ってはいけないのです。
しかし、妻が全幅の信頼を寄せて、何事にも文句を言わずについてきてくれるとき、夫たちは「この女性のために頑張ろう」と思うのです。
（中略）
夫に従いなさい……これはウルトラマンが力強く生きていくために必要なビタミンを与える最高の手段であるということです。ペテロたちは、ウルトラマン思考を熟知していたに違いありません。（126ページより）
