ブック・レビュー 『人間、このかけがえのないもの』─ディアコニアの 基礎と実践

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


畑野順一
日本フリーメソジスト 岸之里キリスト教会牧 師

「力強く奉仕に出ていくこと」の意図が明確にされる

 福祉の現場で、また地域でさまざまな働きかけや奉仕活動をしている日本の教会やクリスチャンにとって、なんともうれしく励まされる本です。福祉を学んでいる人は、「慈善活動や宗教による奉仕活動の時代は終わった」との宣言を耳にタコができるくらい聞かされています。その反面、福祉活動の「倫理」についてはほとんど教えられず、現場での職員の入れ替わりは年々早さを増してきています。

 一方教会では、福音宣教活動が最重要課題とされ、「教会が自己目的的になり、活動を自らの関心の向くところや、教会のメンバーのみに限定してしまおう」とし、付帯事業としての諸活動はその妨げとならないようにしようとする現状も少なくありません。その中で、「力強く奉仕に出て行くこと」を願った本書の意図は、よりよく明確にされていると感じられました。

 本書ではディアコニアとは「単純に翻訳すれば『奉仕』」、内容的には「信仰と愛によって形をとり、生の困窮状況にある人々との出会いにおいて具体化される行為である」とされています。

 ルター主義の教会におけるディアコニアの意味の解説や、スカンジナビア諸国における社会福祉の歴史的な背景を把握することは、読者には努力がいることかもしれません。しかしそれ以上に得るものが本書にはあります。

 第一部は、ディアコニアの神学的基礎、特にみことばによる根拠について、第二部では具体的な実践、そして教会制度上の側面について実に平易に記述されていて、読みやすさを第一とした訳者の配慮が感じられます。さらに、最後部の「霊性」と「展望」の項目における現在的な課題への言及は、現場で悩む者への処方箋として有益です。もちろん現場にいない人にも、主イエスによって教えられるところの多い入門書です。書名は最後に理解できることですが、非常に深遠なものとなっていて、少し惜しいような気もしました。

The Cross Pendant

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Emmanuel

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