ブック・レビュー 『わたしたちの憲法』前文から第103条まで

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


関口 博
カンバーランド長老キリスト教会 国立のぞみ教会会員
 国立市議会議員

憲法を学ぶことは平和への近道

 日本国憲法を読んだことのない人にも、それをわかりやすく解説したのが本書です。キリスト者である西川氏が一〇三条ある日本国憲法を、聖書一日一章のような形式で一条文一ページで解説し、読みやすい本となっています。

 日本が戦後六十年間、他国と戦争をしない歴史を刻めたのは、憲法の非戦の誓いによるものだったと思います。しかし、今国会では憲法「改正」の動きが急ピッチで進められており、憲法「改正」に向け国民投票をどのようにするかなどを決める国民投票法案が議論されています。

 第九条を「改正」して自衛軍を明記することは、軍事的公共性の憲法的価値が認められることであり、人権の尊重を第一に謳った現憲法から、戦争ができる国へと大きく変質していくことを意味します。本書の第九条の説明では、「戦争を放棄したこと、自衛戦争も侵略戦争もしないこと、戦争に必要な軍備や交戦権を否認することで、いっさいの戦力を持たない国として、どんな戦争もできない・しない国であると訴えていること……戦争が答えではないことを歴史の事実によって学び、確信し、アジアをはじめ、世界の国々、人々と友だちになる努力をすべきです」とあります。非戦の誓いをした現憲法が「改正」されようとしている時に、憲法に関心を持たずにいることは、歴史に責任を負わない生き方を選択していることなのかもしれません。

 先の戦争でキリスト者が戦争に協力したのは、歴史が少しずつ戦争へと傾いていったことに気づきつつも、反対する声をあげることのなかった結果と言えるでしょう。「憲法を学ぶことは、回り道のようにみえるけれど、平和を実現するために最も近道」と西川氏は主張し、憲法連続講座を開講しています。再びこの国が世界の平和を乱すことなく平和を創りだす国となるように、まず憲法を知ることから始めようではありませんか。

 「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」(マタイの福音書 五章九節)

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