時代を見る目 165 企業倫理について考える 十戒は、神に栄光をお返しする道案内

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

林 晏久
元丸紅金属販売株式会社代表取締役/フェローシップ・ディコンリー福音教団 住吉山手キリスト教会牧師

 企業倫理を分析してみると、十戒の第八戒、第九戒、第十戒に分けることができる。「盗んではならない」……脱税、残業代不払いなど。「偽証してはならない」……賞味期限改ざん、架空取引、粉飾決算、自動車などの欠陥隠し。「むさぼってはならない」……談合、贈収賄、インサイダー取引など。 創世記三章で、アダムとエバは、神が「善悪の知識の木からは取って食べてはならない」と言われた木から蛇の誘惑に負けて食べ、そして、二人は、神を避け、身を隠した、という記事が思い出される。偽証とは真実を隠す行為である。誘惑する蛇はどこにでも現れて、「皆やっているよ」とささやく。競争に勝とうとして、工夫をすれば、すぐに法令違反の瀬戸際まで来てしまう。これが現実ではなかろうか。

 あるクリスチャンは、法令に触れないで、オートマチックに経営できるセンサーみたいなものはないだろうか、とつぶやく。また信仰が邪魔になると考えているビジネスマンもいると聞く。企業経営には、ダーティーな部分がどうしてもあり、避けて通れないのだという考え方である。私もかつて商社で働いていたとき、決算が未達成であると、次期に予定されている売り上げを繰り上げ計上する誘惑にかられることが何度もあった。これは粉飾決算につながり、当然違反行為である。

 しかし、マタイの福音書二八章一八節以下で、主イエスは次のように言われている。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい……」。

 主イエスは、私たちに出て行って、福音を伝えることを命令された。私たちは、神によってそれぞれの職場に派遣されているのである。牧師が祭司として神に仕え、人々を導くように、ビジネスマンは職業を通して、神の栄光を現し、人々を神に導く使命が与えられている。私たちは、職業を生きていくための道具と考えてしまう傾向にあるのではないだろうか。すべては究極のところ、自分のために働いているのではないか。神に召されているという自覚がはっきりし、神のために働いていると分かると、道が見えてくる。そこで十戒の戒めは、厳しいルールではなく、神に栄光をお返しする道案内と変わるのである。

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