松田 圭子
今から27年前、私が31歳のとき、夫を医療事故で亡くしました。夫は35歳でした。娘もまだ6歳と4歳でしたので、悲しんでいる間もなく、日々の生活に追われていきました。周囲からは、医療事故に対する裁判をしたらどうかという助言もありました。しかし入院中には、子どもと穏やかに過ごす時間もほとんどなかったので、親子の時間を優先することを選びました。これらの経験から自分と同じような人には、どういうことばかけをしたらよいか、当然わかると思っていました。ところがその後、大切な人を亡くした人に対して適切なことばは、かけられませんでした。気持ちが分かるだけに、かけることばが見つからなかったのです。かけたことばで、傷つきはしないかと慎重になり過ぎて、結局は何もできませんでした。
思い起こせば、夫の通夜の晩、友人2人がただただそばにいてくれました。弔問の最後のひとりが帰るまで黙々と手伝いをしてくれたのです。12月27日という暮れの忙しい日でもあり、自分の家族のこともあるのに、その空間にいてくれたことが、私にとって一番の心の支えとなりました。気づかないくらい自然だった彼女たちの寄り添い方こそ、本当の意味の“泣く人とともに泣きなさい”だったと思うのです。無理にことばをかけなくてもただ寄り添うだけで“あなたの傷みは分かるよ!”という気持ちは十分伝わってきました。そしてそれから数か月後、妹のように思っていた年下の友人が結婚することになりました。しかし何よりも楽しみにしていた結婚式には招待されませんでした。世間の常識からいうと、招待されないことは当然のことだったと思いますが、何とも言えない寂しさを感じていました。“喜ぶ人とともに喜び”のように喜びに寄り添うことができればよかったのですが、心に全く余裕もなく喜びを素直に分かち合えない自分が、そこにいました。そんな自分がいることを認めることだけでも精いっぱいだった気がします。あれからずっと心の中では、ことばのない形で寄り添い続けてきた気がします。その思いが伝わって、また会える日が来ることを祈ります。
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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