書評Books: 聖書を原語で味わう待望の一冊

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

日本キリスト改革派教会・国立聖書教会 牧師 野島邦夫

『聖書を原語で読んでみてはじめてわかること』
村岡崇光 著
A5判 1,600円+税
いのちのことば社

このような本が現れるのを待ち望んでいました。
キリスト教に触れて聖書を読み始める人は、必ず一度は原語で読んでみたいと思うでしょう。ところが、聖書の原語は日本語とは異質の、私たちになじみがない言語ですから、この願いはなかなか叶えられません。そんなとき、少しでもこの渇望を満たしてくれる本が欲しいものです。
しかし、このような本の著者にふさわしい方はなかなかおられません。ただ単に聖書の原語の専門家というだけでなく、私たち初心者がその内容を理解できるように書き、その上で「聖書を原語で読んではじめてわかる」喜びを伝えなくてはなりませんから。
村岡崇光先生以上に、著者にふさわしい方はおられません。先生は、第一に、聖書と周辺の諸言語に通暁しておられる、聖書言語学の世界的権威の一人です。第二に、先生の(聖書)言語に対する愛。あるとき、先生の奥様が評者にふっと言われた言葉が忘れられません。「主人は学生時代から今日まで(聖書の)言葉に対する情熱が少しも変わらないんですよ。」
本書は、かなり長い先生の自伝的な内容のまえがきに続いて、本書の半分を占める「ヘブライ語」、続いて「ギリシャ語」、「アラム語」、「旧約聖書と新約聖書の架け橋としてのギリシャ語」という表題を持つ四章からなります。各章で、旧約または新約からいくつかの興味深い箇所が具体的に説明されます。
聖書そのものだけでなく関係諸文献をも熟知しておられる先生が、特定の(仮説的な)神学理論を援用することなく、ただ語義と文法と写本の比較に基づいてテクストが持つ広い意味の世界を次々と開示していかれるさまは、まさに圧巻です(これは最も説得力ある方法ですが、実はきわめて大変なことです)。他の文献からの引用も、普通の聖書注解書には見られないものばかりです。
平易に書かれてはいますが、内容はかなり高度ですので、学習の進んだ方々や専門家にも有益です。
一読、いや精読をお勧めいたします。

 

The Cross Pendant

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Emmanuel

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