どうしたら、霊的識別力を増すことができますか？
は、神、聖書、救い、そのほかの霊的な課題を理解することの助けとなる のを願って、それに専念し、訓練を受けたボランテイヤの奉仕者から成るミニストリーです。私たちはクリスチャンです。プロテスタント、保守主義、福音派、根本主義、そして無宗派です。私たちは、教会と相並んで、霊的なことに関しての質問の答を人々が見つける手伝いをするパラ.チャーチ.ミニストリーだと自分たちを見ています。
識別力は、"わかりにくいこと、不明瞭なことを把握し理解することができる資質；何かを知覚する行為、標準的な心では明白でないものを見ることができる力"と定義されます。この定義は正確さをも強調します。"真理を見る能力"のように。霊的識別力は、真理と間違いの違いを知る能力です。それは 知恵を持つ基礎です。
霊的真理に関して多くの議論や討論がされています。なぜなら、それはわかりにくいからです。イエスはパリサイ人について弟子たちに話されたとき、言われました。「あなた方には、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。」（マタイ１３：１１） サタンは不信者の思いをくらませている（２コリント4：４）ので、神は人間の思いに光を投げかけて、真理を理解するようにさせる必要があります。 神なしに知恵を得ることは不可能です。 神は識別力を与えるか、又は取り去ることができます。（ヨブ12：19－21）
霊的識別力を間違って、神が下さる悪と善の霊的存在を意識する力―つまり悪霊が部屋にいるかいないかを見極める能力―と定義する人たちがいます。こういう能力を持つ人もいくらかはいるかもしれませんが、これは識別力の聖書的意味ではありません。霊的識別力は最終的には真理と間違いの違いを見分ける知恵と能力についてです。
知恵は箴言1章で人格化されて、私たちが‴知ることができる"誰かとしてじ叙述されています。（20－33節）聖書はイエス．キリストは"神からの知恵"である（1コリント1：30）と言っています。 それで、知恵、又は霊的識別力は、イエス．キリストを知ることから来るものだということになります。知恵を得る 世の方法 は神の方法とは違います。この世の学識のある人は知識を得て、問題を解いたり、建物を建設したり、思想を作り出すために、その知識に理性を適用します。しかし、神はご自分に関する知識をそのような方法で伝えることはされません。1コリント1：18－31は言っています。「知者の知恵」はイエス．キリストとの関係を通して"愚かな者"や"弱い者".に知恵を与える神によってダメになるのです。 こういう方法では神の御前で誰も誇ることができません。（2９節） 私たちはキリストを知るることで、霊的に識別力を得るようになるのです。
知識があり、教育があることは悪いことではありません。理性と論理を使って問題を解決することも悪いことではありません。しかしながら、霊的識別力はそんな方法では得ることはできません。霊的識別力はイエス．キリストの啓示によって信者に与えられなくてはなりません。、それから義の訓練という方法で、発展されます。（へブル５：１４） へブル書５：１１－１４は霊的識別力がどのように開発されるかを示しています。 著者は"耳が鈍くなっている″人たち、つまり霊的に識別する習慣を怠っている人たちに向けて話しています。 へブル書の著者は誰でも（成熟した人が望む堅い食物よりも）乳を必要としている人は義の教えに通じてはいないと言います。しかしながら、成熟したクリスチャンは、経験によって、"良い物と悪い物を見分ける感覚を訓練されている"というのです。この箇所によると、カギは、神のことばに熟練になること―みことばによって義を定義して、そして常に訓練することです。（そうすることで経験を得ます。）
それで、どうしたら霊的識別力を多く得ることができるのですか？まず第一に、神だけが知恵を増す唯一のお方であることを認識して神に祈ることです。 （ヤコブ１：５；ピリピ１：９）それから、良い物と悪い物を見分ける知恵は、訓練と習慣によって得られると知って、真理を学ぶために聖書を開き、みことばを黙想することで真理を強固なものにします。
銀行が人を雇うとき、雇われた人は偽札を見分けるための訓練をされます。偽札を見分ける最善の方法は、様々な偽札を研究することだと思いがちです。問題は新しい偽札が毎日作られていることです。偽札を見分ける最も良い方法は、本物をよく知る深い知識を持つことです。本物のお札をしっかり学ぶことで銀行の出納係は偽札が来ても騙されません。本物をよく知っていることは偽物を見分ける助けになるのです。
これこそ霊的識別力を増すためにクリスチャンがすべきことなのです。私たちは本物を知らなくてはなりません。偽物が現れたときすぐに見分けることができるほどよく知らなくてはならないのです。 みことばをよく知って従うことで、‴経験によって良い物と悪い物を区別する訓練"を受けるのです。（へブル５：１４） 私たちは神の性格と御心を知ります。これが霊的識別力の中心です。―この世の声と神の声とを見極めることができることです。そして"これは正しい"、"これは悪い‴という感覚を持つことです。霊的識別力は、私たちを誘惑から身を守り、"悪を憎み、善に親しむ"ようにしてくれます。（ローマ１２：９）
