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ブック・レビュー 『泉への細きわだち』元特攻隊員がたどった心の軌跡

油井義昭日本福音キリスト教会連合 長津田キリスト教会 牧師一度「死」を覚悟した青年がキリストの救いを見いだし…… 一九四五年八月九日、海軍飛行予科練習生井出定治氏(当時十九歳)は神風特攻隊としての出撃命令を受けたが、八月十五日に敗戦となり、生き残った。本書は死を覚悟した元特攻隊員がキリストの救いの「泉」を発見するに至る道筋、そしてその後の物語である。 本書の前半は、幼いころから青年期に至るまで、人間の存在についての「なぜ?」という疑問、死に対する漠然とした恐れ、永遠への限りない渇きを持ったこと、また、そのような個人的な悩みを追いやるような当時の時代精神を記す。 一つの国民が民族主義から軍国主義へ動いていく中で、個人が幻想の美化に流され、生活の全領域で軍事的価値が優先する時、生への衝動を持つ人

スペシャル著者インタビュー 『ひとりぼっちで明けない夜に』カリン・ザイエンガさん

 カリン・ザイエンガさんは大分県で働く宣教師。独身女性。米国人ならではの率直な意見を書き、今年七月に発行された『ひとりぼっちで明けない夜に』は日本の多くの独身者を励ましている。 「自分は神から呪われているから独身なのだと思っていたが、神が私を愛していることが分かりましたという意見や、独身であることの『苦しみ』を持つ人が、自分のほかにいることを知って安心したとの意見をたくさん頂きました」 「独身は呪い」だとカリンさんは書いている。その言葉に読者の中に、反発を覚えた人もいるのではないだろうか。 「もっとはっきりと説明しなければならないのかもしれません。私が言いたかったのは、『独身』であることは、その人自身が悪いことをしたからとか『欠陥品』だからということではなく、原罪がもたらした『呪い』であると

どうして「神学」は必要なのか? どうして「神学」は必要なのか?

「神学とは、神によって教えられ、神について教え、神へと導くものである」。十三世紀に生きたトマス・アクィナスはそう言いました。……と、言われても……、で「神学」っていったい何?分かっているようでわからない。聞いたことがあっても「だから何?」。はたして私たちの信仰生活とどんな関わりがあるというのでしょう。実は神学には「宝」が隠されています。ちょっと重い腰をあげて宝探しに出かけてみませんか。(編集部)「神学は初めて」という人のために内田和彦 聖書宣教会・聖書神学舎教師会議長Christian Theology

非恋愛のススメ!? 恋はギャンブル

金子清和バンクーバーめぐみバプテスト教会牧師。 世の中でもてはやされている一般的な恋愛のかたちはギャンブルと同じで、結婚にゴールインする確率が低く、さらに様々な危険性を含んでいます。 その危険性の最たるもののひとつは、破局した場合の心の傷とその後遺症でしょう。既婚者の離婚だけでなく、独身者の恋愛の破局も当事者の心に深い傷をもたらします。ひどい時にはそれが理由で傷害事件に発展したり、人間不信に陥って心の病になったりなど、それらの問題からの回復に、多大な時間とエネルギーが費やされています。体の傷に比べ、心の傷は深いところにおよぶと本人も気づきにくく、その人の一生に深く影響を及ぼします。 もうひとつの危険は不倫の助長です。どんなに熱く燃える恋もやがて冷めます。そんなとき、独身時代に味わった恋愛の甘

21世紀の伝道を考える 13 ビジネスマン伝道(1)

黒田 禎一郎ミッション 宣教の声 主幹牧師 バブル経済の崩壊以来、ますます混迷を深める日本社会にあって、今ビジネスマンはどのような状況のもとに置かれているのでしょうか。また教会、そして私たちクリスチャンは、一体何をするべきなのでしょうか。 会社信仰の崩壊 長引く不景気とこれまでの日本特有の経済社会構図が崩れたことによって、護送船団方式という社会構図は昔の話となりました。従来の価値観・態度・行動パターンでは、もう乗り越えられない壁にぶつかっています。どれだけ頑張っても会社内で自分の居場所を確保することが、困難になってきました。多くの人々は努力してもポストはなく、給料が上がる保証もなく、いつリストラになるのかという不安をかかえています。倒産・失業率の増加は、さらに不安に拍車をかけています。 そう

CD Review ◆ CD評 『LOOK TO THE SKY』

大倉 寧日本福音キリスト教会連合 大月福音キリスト教会 伝道師「9.11」へのメッセージが込められたファーストクラスジャズアルバム スティーブ・サックス氏と妹(注・バイオリニストの大倉めぐみさん。本作にも参加)の話の中で、このアルバム制作にあたって「やはりニューヨークでなければ!」ということになったという。日本に住む氏にとって「日本で作るのも悪くないのでは?」とも思ったが、本作を手にして、その理由が、素人の私にも少しわかったような気がした。 世界ナンバーワン白人ベーシスト、ジョン・パティテューチ。マンハッタン・ジャズ・オーケストラでお馴染みのドラマー、テリー・シルヴァライト。その繊細なプレイには定評があるジョン・カウハードはニューヨークの若手ナンバーワンのドラマー、ブライアン・ブレイドのピア

時代を見る目 107 日本宣教と本(1) 『幕末明治耶蘇教史研究』

千代崎 秀雄日本ホーリネス教団清水教会 協力牧師 日本宣教が進展するためには、これに関わる者たちに多くのこと(努力、工夫、研究など)が必要だ。特に日本と日本人についての、より深い理解を得ることが──。 先日『幕末明治耶蘇教史研究』(小沢三郎著 日本キリスト教団出版局 品切中)を畏友K氏よりお借りして、日本宣教史をあつかった労作だと感嘆しつつ読んでいる。感嘆の理由の第一はもちろん内容だが、第二は本書が世に出た時期。1944年、日本の敗戦、そして亡国寸前であった。あの大変なときに、よくぞこれだけの本を! 調べ、書き、刊行したものだとツクヅク感動する。内容は本文12章。日本宣教史を学ぶ上で、汲んでも尽きぬ霊泉、掘っても限りない鉱脈のようだと思う。 幕末明治の開教期に日本では、カトリックを天主教と呼

300号記念特集 本で逢えたら いのちのことば社の出版物を振り返って

 いのちのことば社における出版の歴史は1950年に始まる。この年、当時米国での代表的説教者であったオズワルド・スミスの『唯一つの道』を出版。翌51年には、J・ライス『イエスは神か?』、A・B・シンプソン『聖霊による歩み』など翻訳書10点を出版した。52年も翻訳書のみ11点。このように欧米の優れた説教者、神学者による信仰入門書、霊想書を、草創期の戦後日本の教会に提供するのが、私たちの最初の働きであったといえよう。 その後、60年代にかけて、教会の伝道が活発になっていく時代になると、ビリー・グラハム、羽鳥明、尾山令仁といった伝道者、日本人牧師の著書が多くなっていく。また、スポルジョンの『朝ごとに』『夕ごとに』やカウマンの『山頂をめざして』などのデボーショナルな本を出すようになるとともに、信仰良書

折々の言 10 小さな夢の実現

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、 時間の持つ豊かさ 年明けの一月七日、あるご家庭の相談事があり、北海道に向かった折りのことである。 その日の午後までにそこに到着すればよいということもあって、昼頃の飛行機に乗った。幸い好天で、穏やかな日差しがバスの中にも、モノレールの中にもいっぱいに満ち、いかにも「新春」と呼ぶにふさわしい一年のスタートであった。 バスの中で本を開き、飛行機内で新聞を広げていると、ふと「自由に動ける時間があるということは、何とよいことだろうか」と思った。それと同時に何かやっと二十年来の夢が実現に近づいたような気になった。「出ていく医療」のことである。 というのは、十八年前私は、『魂のカルテ』(いのちのことば社刊)に「囲いの外にいる羊」(ヨハネ一〇章)と題して次のよう

時代を見る目 109 日本宣教と本(3) 赦し忘れられる恵みの神

千代崎 秀雄日本ホーリネス教団清水教会 協力牧師 時代を見る目は、歴史を見る目をあわせ持たないと単眼的思考になりがちで、偏った、視野の狭い見解へと歪みやすい。今がどんな時代なのか──は歴史の流れのなかで考察せぬと近視眼的になりがちだ。その意味で戦後58年をすぎた今、表面的にとらえるのでなく、歴史的考察の中で掘り下げることが重要となってくるのではないだろうか。 先日帰天した弟の蔵書の中から形見として何冊かの本をもらったが、その中の一冊に『「大東亜戦争」を知っていますか』(倉沢愛子・講談社現代新書)があった。 私自身、1928年生まれなので、あの戦争はむろん知っている。しかしその知識がいかに皮相的なものかを、この本を読んで痛感した。著者は大学の教壇にたつこと約30年、その経験と実力をフルに生かし

折々の言 13 若い牧会者のために(1)

工藤 信夫平安女学院大学教授 精神科医 一、 牧会事例研究会のこと 10年ぶりに関西に戻ったことから、若い牧師夫妻を中心とした牧会事例研究会を再開して、もう2年近くになる。 これは「大阪・トゥルニエの会」とともに、もう55歳という年齢に達した今、これから先、後進のために何か役に立つことがないだろうかと思って始めたプログラムの一つなのであるが、この2年間を振り返ってみて、若い牧師は若い牧師なりの苦労、不安のあることがよく分かる。 たとえば、役員会への気づかい(教会によっては若い牧師を「育てよう」とするよりもむしろ「操作」しようとするところもあるらしい)、不安定な教会運営、最近とみに増え続けている心の病の人々の出入り、ストーカーと思われる人々の牧師への非難、中傷、教会は何でも許されると思い違いを

折々の言 近刊『生きること学ぶこと』

10月発売生きること学ぶこと工藤信夫連載に大幅な加筆・訂正を施した力作。この世に生を受けたこと、生きること、人間として学び、成長するとはどういうことなのか。さまざまな人々との関わりや書物などを通して、人間に与えられた生の意味を考え、動かされることのない希望について語る。 B6判 予価1,300円

弱く、遠く、小さき群れより 第10回 こころを開く

向谷地生良北海道医療大学 看護福祉学部助教授浦河日赤病院 ソーシャルワーカー《 内容については2006年4月に出版される書籍『「べてるの家」から吹く風』をご覧ください 》

家族が幸せになる幼稚園 狭山ひかり幼稚園を訪ねて (後半)

イエス様に結びつくため しかし、なんといっても、ここに入園させたいと強く思わせるその最大の魅力は、今年七十歳になる東喜代雄園長に集約される。 園児のお母さんは「まったく偉ぶっていないのよ」と言う。確かに、「私が園長です」と紹介されなければ、仕事の合間に子どもたちと一緒に遊んでいる近所のおじいさん、と間違えてしまうかもしれない。 「えんちょー」と園児たちも、親しみをもって声をかける。 だが、一見、物腰柔らかそうに見える園長の信念は半端でなく堅い。 今から三十四年前に、東園長は、今は亡き妻みねさんの実家のある狭山に熊本・人吉から引っ越してきた。その後、元市長で資産家の義父の支援のもと、狭山ひかり幼稚園を開園した。 設立趣意は「園では聖書を教える」「福音を語る」「教員は全員クリスチャンとする」「教

ブック・レビュー 『信仰の旅路』たましいの故郷への道

麦野 賦日本バプテスト連盟 伊集院キリスト教会 牧師困難の中でどのように成長していくのか 期待する人々に示唆を 「信仰こそ旅路を導く杖、弱きを強むる力なれや」の歌詞で知られる賛美歌は、多くのクリスチャンの愛唱歌であります。小生も十二歳で入信以来、半世紀に渡る人生の旅路でこの歌に慰められ励まされてきました。 本書は、「私たちは、好むと好まざるとにかかわらず旅人です。ある人にとっては、その旅は誕生から死まで続き、その先はありません。一方、神を知るに至った人にとっては、旅はさらに複雑なものです」の書き出しで始まり、信仰の旅と最後に神と対面するまでの道筋や、そこで起こる様々な困難や誘惑を克服する手立てを示しています。 信仰生活を荒野の旅ととらえ、どこを目指し、困難の中でどのようにして成長し続けること

弱く、遠く、小さき群れより 第8回 仲間の力

向谷地生良北海道医療大学 看護福祉学部助教授浦河日赤病院 ソーシャルワーカー《 内容については2006年4月に出版される書籍『「べてるの家」から吹く風』をご覧ください 》

ブック・レビュー 『登れない山はない』

李康憲東京中央教会牧師信念の上に信仰を持つ著者の生き方が障害者に尊厳性を与える 信念と信仰は類似点もあるかもしれませんが違うことです。世の中には信念を持って逆境と難関を克服して成功する方もいますし、それによって多くの方々を感動させる人もいますし、人々の役に立つ人もいます。しかし、カンヨンウ博士は信念の上に信仰を持ち、視覚障害を克服したのはもちろんのこと、それを肯定的な資産に変化させ、多くの障害者に尊厳性と自信感とそして信仰を与えています。本書はこの価値のある経験を証しし、それを教育学的な側面からだれにでも分かりやすく書かれ、博士の背後には神が生きておられることが良く分かります。 人の力には限界があります。だれが著者のような環境の中でこのようなすばらしい業績を残した人がいるでしょうか。彼は波乱

ブック・レビュー 『主要教理別聖句ノート』

遠藤 嘉信日本同盟基督教団 和泉福音教会 牧師御言葉を鳥瞰的に眺めるための一冊 聖書は、物語の形式であったり、詩であったり、格言であったり、手紙であったりと、多様なジャンルで記されています。私たちはそうした聖書を、順を追ってあるがままに読んでいきますが、そこで気づくことは、それぞれの著者が、驚くべき一致と共通認識をもって、神、人、そして世界について記しているということです。 あるがままに読むことに加え、そうした共通項に気づき、驚きと共に、それを整理して鳥瞰的に眺めたいという願いは、御言葉への情熱のひとつの現れです。また、この尊い神の御言葉をどうしたらよく理解し、また理解してもらえるか、という「主の証人」(ルカ二四・四八)の熱心であると思います。 本書は、組織神学で伝統的に提示されている教理の

弱く、遠く、小さき群れより 第15回 めざめ

向谷地生良北海道医療大学 看護福祉学部助教授浦河日赤病院 ソーシャルワーカー《 内容については2006年4月に出版される書籍『「べてるの家」から吹く風』をご覧ください 》

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He is a cross pendant.
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Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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