今回ダニエル11章37節以降39節までの解釈に取り組んでみたいと思います。
37節によると、北の王は、「自分の父たちの神に何の考慮も払わない」、「他のすべての神にも考慮を払わず、すべての者に勝って自分を大いなるものとする」と述べられています。
この聖句も、北の王の政治権力が大変強いものとなり、イスラム圏の国であるにも関わらず、北の王がイスラム教、キリスト教、その他の宗教を軽視する、もしくは統制するようになることを示しています。ですから、おそらく北の王は、大変世俗的な国家になるのでしょう。
テヘランはイランの首都-イランの文化的宗教的中心。大多数はシーア派イスラム教徒。
トルコの最大の都市イスタンブール-トルコは近年経済成長を遂げている
エジプトの首都カイロはアフリカ・アラブ世界で最も人口の多い都市-エジプトはアラブ世界でも有数の軍事大国
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シリアはは徴兵制をとっておりアラブの世界ではエジプトに次ぐ軍事大国として知られている
私たちはどこが北の王として出てくるか観察していく必要があります
また、北の王は、「女たちの願い」にも考慮を払わないと述べられています。(ダニエル11:37)女たちの願いとは何でしょうか。以前は、女たちは普通、安全でありたいという願いを持っていますから、その願いが聞き届けられず、女たちが兵士として用いられることを意味するのだと考えていました。
しかし、聖書の中には、ヤコブの妻レアとラケルが、妊娠して子供をもうけたいという願いを神に捧げたことが述べられています。(創世記37:17,22)また、ペルシャの王の王妃エステルは、自分と自分の民族も,滅ぼされることのないようにという願いを王に述べました。(エステル7:3,4)
それで、今のところ、この37節にある女たちの願いが何であるか、正確に判断することはできません。私の以前の判断は間違っていたかもしれません。申し訳ありません。これは、成就していく時に、その意味が分かっていくと思います。
ダニエル11章38節には、「要害の神に対しては、自分のその地位からも栄光を帰する。その父たちの知らなかった神に対して、金により、銀により、宝石により、望ましい物によって栄光を帰する」とあります。
要害の神とは誰でしょうか。聖書には、エホバ神が「イスラエルの子らのための要害」であると述べられています。(ヨエル3:16)さらにダニエル書にも、「聖なる所」が「要害」と述べられています。(ダニエル11:31)これらのことから、「要害の神」とはエホバ神のことだと思います。
神に「栄光を帰する」とは神に感謝するという意味もあります。北の王は、「聖なる契約に逆らう」と述べられており、最終的には常供のものを除き去るのですが、一時的には、聖書の預言の神エホバをある程度、認めるのでしょう。(ダニエル11:30)
ですから、北の王は、南の王を攻撃して最終的に倒すことになるという聖書の預言を知ることになるでしょう。エホバ神は北の王にとって「父たちの知らなかった神」です。(ダニエル11:38)北の王の国はもともとイスラム教なのですから、キリスト教の神エホバのことは従来なじみのない神です。しかし、北の王は、真のキリスト教にある程度、敬意を払うのでしょう。北の王は、そのために、財を用いることが預言されています。
また、要害とは、「とりで」という意味でもあります。「とりで」とは敵の攻撃を防ぐための要塞すなわち軍事基地を意味します。ですから要害の神に栄光を帰するとは、北の王が、聖書預言に調和して、軍備を増強するという意味もあるのかもしれません。北の王は、そのためにあらゆる財を用いることが考えられます。
ダニエル11章39節によると、北の王は、「異国の神と共になって最強の防備の施されたとりでに対しても効果的に行動」します。
「最強の防備の施されたとりで」とは何を意味するのでしょうか。
古代の都市は高い城壁などが周囲を囲んでいて防備が施されていました。(申命記1:28)それで、最強の防備が施されているなら、難攻不落に見えるでしょう。ですから、北の王は、軍備で防備をしっかりと固めた難攻不落に見える所に対しても、効果的に行動できるようです。南の王も含めて、他の軍備を増強した国家に対しても効果的に行動できるのでしょう。
北の王は、「異国の神」と共になって行動します。ゼパニヤ書では、バアルが異国の神と呼ばれています。(ゼパニヤ1:4)それで、北の王は、宗教の異なる国家と軍事同盟を結んで、軍事行動を共にするのかもしれません。
北の王の戦略は、主に人海戦術だと思われるのですが、北の王は、何らかの効果的な戦略を用いるようです。北の王と考えられる「子羊のような二本の角」がある野獣は、「火を天から地に下らせる」と述べられています。(啓示13:13)それで、核兵器、あるいは都市を火で燃えあがらせる効果をもたらす何らかの兵器を使うのでしょう。
彼は「だれでも自分を認めた者を栄光に富ませ、それらの者を多くの者の中で支配させ」ます。また、「代価を取って土地を配分」します。(ダニエル11:39)
この言い回しからすると、北の王は、自分の支配権を分け与えてそれが広範囲に及ぶ権威になる程、権威が強大になるようです。
北の王は、軍事攻撃をして強奪した土地を、代価をとって他の人々に配分するのかもしれません。
また、啓示17章に、十人の王を表す十本の角は、「自分たちの力と権威」を緋色の野獣、すなわち「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」に「与える」ことが預言されています。(啓示17:12.13)ですから、荒廃をもたらす嫌悪すべきものに属する国家は、北の王とその設立する国際組織に自分たちの権威と力を委託することが預言されています。そのために、北の王は、諸国家から権威を任されてその権威が強大になることが預言されています。
北の王が「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を設立する時、多くの国家がそれに加わり、北の王の権威は強大なものになるのでしょう。おそらく、荒廃をもたらす嫌悪すべきものが設立される時、北の王は、諸国家から、広範囲にわたる土地に対する権威を委託されるのでしょう。
その権威は、他の国家の支配者を任命することができる程、強大なものになるようです。また、北の王は土地を配分することになります。ですから、北の王は、広範囲の土地を支配するようになり、それらの土地を売買するようです。
おそらく反米感情が高まり、アメリカ合衆国が行ってきたことが暴露されていくのでしょう。そのため、北の王の権威は、広範囲に及ぶようになるようです。また、諸国家が、北の王に権威を委ねるのは、北の王と共に南の王を攻撃するためです。
それで、将来北の王は、荒廃をもたらす嫌悪すべきものを設立することになりますが、私は大患難で北の王と共に南の王に対して戦うことを望まないなら、その国際組織に加盟するのを差し控える必要があると思います。
しかし、そうすることによって北の王の経済圏からボイコットされるという可能性があります。そうするのは、容易なことではないでしょう。
また、北の王は大患難の時、人海戦術をとることが予想されるので、北の王と共に戦うならば、自国の国民の多くが兵士として戦わなければならないでしょう。
また、反対に南の王と共に、それまで、軍事行動に加わっているならば、大患難の時、北の王とその軍勢によって攻撃される可能性が高くなるでしょう。それで、今から、南の王と共に軍事活動に加わらないのが賢明です。また、南の王との軍事同盟は解消するのが賢明です。
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