結婚第一年目を“切り抜ける”—洞察力とあるべき夫婦の関係

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

前回、「結婚第一年目を切り抜ける-新婚夫婦の直面する問題」をアップしました。今回、必要な洞察力とあるべき夫婦の関係について考察します。

「洞察力」は怒りを遅くする

そのうちに最初の夫婦げんかが始まります。それは微震でしょうか。それとも破壊的な大地震でしょうか。ですから聖書は次のように助言しています。「すべて悪意のある苦々しさ,怒り,憤り,わめき,ののしりのことばを,……あなた方から除き去りなさい」。(エフェソス 4:31)「でもあなたはわたしの妻を知らないんですよ。静かに話し合うことなど不可能なときがあるんです。だからわたしがかんしゃくを起こすんです!」とあなたは言うかもしれません。しかし,箴言 19章11節は,「人の洞察力は確かにその怒りを遅くする」と忠告しています。

例えば,男性は,女性が生理的周期のために感情的な変化を経験することを少しも「洞察」しない場合がよくあります。「自分でそう思うだけだ」と考える人々もいます。現代の女性の中には,そのような気分の変化の深刻さを否定する傾向のある人もいます。映画もテレビも,女性がそのような影響を受けていることを描くことはめったにありません。それでも,医学的研究の示すところによると,そうした身体的な変化は女性の人となりに大きな影響を及ぼすことがあります。

「女性がこんなにむら気だとは全く知らなかった」と,ある夫は嘆きました。もちろん,母親や妹が少し気難しくなるのは見て知っていました。しかし「妹と妻とでは比較にならない」とこの人は付け加えました。そうです,緊張した妻の矛先は今はまっすぐにあなたに向けられます。妻は気分をいら立たせたり,批判的になったり,わっと泣き出す傾向が強くなったりします。そしてほとんどの女性がこの時期に経験するその他の多くの症状が現われます。

妻の感情を理解するように―あるいは少なくとも理解することに努めるように―すれば,妻がそっけない態度を取っても,あるいは辛らつなことを言っても,『怒りを遅くする』ことができるでしょう。

ある既婚の婦人はこう言いました。「わたしはその時期が近付くと本当に“気難しく”なります。主人は時々その原因を忘れてしまうのです。わたしまでそのように振る舞う原因を忘れていることがあります」。それである夫婦は,妻がその時期にふだんの調子ではないかもしれないことや,特別に愛と思いやりが必要な時であることを思い出すように,妻の周期を記録するようにしています。女性もまた,男性にも「気分の良い時」また「悪い時」,良い日悪い日があるということを理解しなければなりません。そのような「洞察力」があれば口論をすることはなくなるでしょう。

ここではだれが責任者?

聖書は夫を妻の頭としています。そして、妻にすべての事において夫に服するようにと助言しています。(エフェソス 5:22‐27)「服従」―今日の多くの女性が大嫌いなもの―こそ聖書が女性の歩むべき道としているものです。神が定めたこの取決めが本当にどれほど実際的であるかについては多くのことが言えます。まず女性というものは,家族の頭としての役割を引き受けるよりも,妻として助けるほうがはるかに良くできるものです。神は女性をそのようにお造りになったのです。最初から女は男を補うもの,男の伴侶として創造されました。女性にとってはこのほうが喜びのある役割なのです。(創世記2:18,22)

しかし、だからといって,妻が夫の頭の権に従うことは必ずしも易しいとは限りません。女性の中にもかなり独立した生活をしてきた人たちがいますから,そういう人は従うことを難しく感じるかもしれません。

新婚のある花嫁は,「私は若くて結婚し,結婚する前には余り自由がありませんでした。それでも,従うのは難しいことでした。多分,従うとは本当にどういうことなのかよく考えていなかったからだと思います」と言いました。

最初から頭の権に抵抗されると,まだ自分自身の不安定さと闘っている若い夫は,無念に思うかもしれません。もし妻が,頼んだことにすぐに応じてくれない場合はどうすればよいでしょうか。考え直すのもよいでしょう。妻にも一理あるかもしれません。それでも自分のほうが正しいと思うなら,妻ともう一度冷静に話し合うように努力します。しかし話し合いがうまくゆかないならどうしますか。

ある妻はこのように告白しました。「わたしは即座に『だめ!』と言いましたけれど,でもその決定にいつまでもしがみ付いていたとは思いません」。イエスのたとえ話に出てくる息子のように,よく考える時間を与えられると,大抵の人は後ほど従うようになります。―マタイ 21:28‐31。

ある既婚の男性はこう言いました。「男は自分自身を重要視しすぎることがあります。実際に,結婚生活が長くなればなるほど,妻に多くの自由を与えるようになります」。その人もほかの多くの男性と同じように,つらい方法でそのことを学びました。「最初のうちわたしは,金銭の問題は全部自分で扱いたいと思っていました。でも妻は,独立して生活していたのでそれを嫌いました」。

しかし,年がたつにつれて,妻の判断を信頼することを学ぶようになりました。聖書の箴言 31章10‐31節に描かれている「有能な妻」はいちいち指図を必要とする,考えのない女性ではないことを忘れないでください。彼女は判断の鋭いバイヤーであり,組織者であり,不動産投資家でさえあるのです!「彼女を所有する者の心はこれに信頼を置いた」のです! 自分の妻を信頼してください。不必要な規則や制限をもうけてその中に妻を閉じ込めないことです。

使徒パウロのように,頭の権威を慎みを持って行使してください。パウロは命令するのではなく,「キリストの温和と親切とによって」懇願しました。(コリント第二 10:1; 13:10)パウロは会衆に対して権威を持っていましたが、その権威を行使する時、イエス・キリストの温和と親切にならって、会衆に対して懇願することをしました。夫もパウロにならって頭の権を行使する時、妻に温和にお願いすることもできるでしょう。

妻である皆さん,あなたは『進んで従う』ことによって争いを最小限にとどめることができます。(ヤコブ 3:17)大きな問題については自分の感じていることを言うべきでしょう。しかし,さ細なことは問題にしないことです。ご主人の地位に挑戦して「対決するところまでお互いに無理押しするのを」避けることです。(ガラテア 5:26)

「切り抜けてください」―そして楽しんでください!

結婚した最初の年には,以上のような哀歓が伴うものです。しかし,問題を切り抜けることだけが目標ではありません。自動車事故に遭ったのなら生き残るだけでよいでしょうが,結婚生活では楽しむことも必要です。それには楽観的であることです。また,現実離れのした期待をしないこと,いつもユーモアのセンスを持っていることです。聖書は、「笑うに時がある」と述べています。(伝道の書3:4)

相手をよく知り,融通をきかせましょう。非の打ち所のない結婚生活などありません。申し分なく仲むつまじい夫婦というのもありません。しかし,融通をきかせるならどんな欠点でも補うことができます。最初に感じた愛の上に築き上げてゆきましょう。その愛を決して弱めてはなりません。

「事の後の終わりはその初めに勝る」というソロモン王の言葉は至言です。(伝道の書 7:8)そうです,時がたち,忍耐するなら,最初のうちはひどく危なっかしい結婚生活でも,円熟した,永続する関係へと開花するのです。

この記事は、目ざめよ!1982年11/8号「結婚第一年目を切り抜ける」から抜粋されています。一部変えてあります。

 

イザヤ54章・続 なぜエホバは婚外交渉を禁じられるのですか

ヘブライ13章・なぜエホバは婚外交渉を禁じられるのですか

 

詩編119編・神の律法は神の僕をその敵よりも賢くする

マタイ5章・ポルノをなぜ避けるべきなのだろう

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