神に従う・信仰による選び

信仰による選び

阪神淡路大震災は多くの方には本当に悲しい出来事だと思います。お気持ちを察しながらこの日起こった信仰の選びについてお話しをさせていただきます。

地震が発生した前日、私は神の働き人になる決心をし当時の教会があった芦屋にトップリーダーの方と牧師に会いに行く予定でした。しかし、神は急に「行くな」と止められました。理由もわからず、すでに決心し、行くつもりでいたのでかなり悩み、祈りました。

今、行かないといけないと急かす思いが有りましたが、いや、神が行かなくていいと言われるなら行かない事を選択すべきだと祈って行かないと決心した事を集会で報告していると当時地元に来ていた「伝道者」の友達が「いきなよ、お金出してあげるから」と熱心に勧めるので更に混乱しました。

あまりに悩むので芦屋のトップリーダーの方に意見を聞こうとFaxしました。いつも忙しい方で連絡が取れ難いので私が参加していた集会のリーダーの方にFaxがいいと言われ送ってみると

多忙なため返事はすぐ来ない事が多いと言われていたのですがすぐに返信があり、「自分で祈って、行かないと決めたけど言われて悩んでいるの？」ときかれ、やはり自分より信仰が長く、リーダーとして神につかわれている人物が言うので悩みました、と言うと

「あなたが祈って決めたことがあなたが神様からもらった応えよ、あなたの信仰で決めなさい」と言われスッキリして「行かない」決心をしました。

すると翌朝この大地震が起こり行っていれば大惨事に巻き込まれるところでした。

その伝道の友人から「これからいけなくなるから行ってたらよかったんだよ」と言われましたが私は心の中ではっきり「行ってたら死んでた」と思いました。

ここでは指導者に反しなさいと言う事ではなく神との間には誰も入る事はできないこと、神が直接語られたならそれを「あなた」の信仰で受けとる「決断」を求められる時があるということです。自分の信仰で祈って決めたことを後で迷ったり、後ろ向きになると違った行動になることがあります。

ただ、その時は間違って行動してもそれでも神はそこで再度祝福をしてくださります。しかし、蒔いた種は必ず自分で刈ることになります。

2022年8月8日で受洗から30年になります。

神のみ声に従うものでいたいと思います。

（LL)