信仰によって救われるのです ジョン・ウェスレー

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

その時、ジョン・ウェスレーは船の上にいた。大西洋の海は荒れ狂い、六メートルもある大波がデッキの上で砕けると、船室にまで海水が侵入してきた。

ジョン・ウェスレーは恐ろしさのあまり、震えていた。彼のまわりにいた数人のイギリス人は泣き叫んでいた。ところが、モラヴィア兄弟団のグループは驚いた事に、静かに聖歌を歌っていた。彼は心の中で「鈍感な人達だ!」と思った。

嵐が静まったとき、ウェスレーは彼らの指導者の所へこそっり近づいて行った。そして「あなた達があの嵐の中で怖くなかったのですか?」と尋ねた。彼は「いいえ、主が私達のそばにおられますから、死を恐れてはいないのです」と答えた。次の日、モルヴィア兄弟団の教職が、イギリス人牧師・ウェスレー牧師に質問をしてきた。「兄弟ウェスレー、あなたはイエス・キリストを知っていますか?」彼はものやわらかに答えた。「私はキリストが世の救い主であることを、知っています」。「しかし、イエス・キリストがあなたをお救いになったと、はっきり言う事ができますか」。ウェスレーは明らかに狼狽して、「そうであればいいと思っています」。と、心もとない返事をした。

ジョン・ウェスレーは、インディアンに伝道をする目的で、ジョージアへの途上にあったのである。しかし、モラヴィア兄弟団の人達の信仰に触れて、平安を見出すまでは、「私はインディアンを回心させるために、ジョージアへ来た。しかし、ああ、誰が私を回心させてくれるだろうか。私は温室育ちの信仰しか持っていない」。と嘆かなければならなかったのである。

ウェスレーは、オックスフォードの卒業生であり、厳格に宗教的ではあったが、その「温室育ちの信仰」では、無関心なイギリスの海外移住民を動かすことはできなかった。ましてや、異教徒のインディアンを動かすことなど、到底できるはずがなかった。二年後に、彼はイギリスに帰った。その伝道旅行は失敗で終わった。

帰ってみると、イギリス中で自分の大学時代のクラスメイト、ジョージ・ホイットフィールドの説教が素晴らしいといううわさで持ちきりなのを知った。ホィットフィールドは劇的な回心を経験して、大衆郡に向かってその新生を語り聞かせていたのです。

ジョン・ウェスレーの弟チャールズが病気になった。ジョンが病床にかけつけてみると、もうモラヴィア兄弟団の一人が来ていた。彼は病床のチャールズに信仰上の質問をさかんにしていた。ジョンは自分の日記にその日の事を書いていた。「私は信仰が欠けていることをはっきりと知らされた」と書いている。

ジョンはもう自分は説教をするべきではないと思った。だが、兄弟団の兄弟はジョンに「その真理が自分のものになるまで、それを他の人に語りなさい」と忠告した。それから二日たって、ジョンは出獄の望みもない一人の囚人に、単純にキリストを信じれば、それで罪のゆるしが与えられるという事を語った。すると囚人は「はい、そうします」と言った。またこう言ったのです。「さあ、すっかり死ぬ心構えができました。キリストが私の罪を取り去ってくださいましたよ。」この囚人が全き確信を持ったにも関わらず、ジョンは情けない事に、なお苦闘しつづけていた。

1738年5月20日、ジョンの弟チャールズはルターの「ガラテヤ人への手紙注解」を読んでから、救いの全き確信を得た。つづいて水曜日の午前5時ごろ、ジョンは新約聖書を開いて、ペテロへの手紙第2:14を読んだ。「その栄光と徳によって、すばらしい約束が私達に与えれました。それは、あなたがたが、その約束のゆえに・・・神のご性質にあずかる者となるためです」。その日の夕刻、ジョンは集会に招かれた。「まるきり気が進まなかったが、ある人がルターの「ローマ人への手紙の序文」を読んでいるのを聞いた」と、彼はのちにその日記に書いている。

それは彼が勝利となるべき夜であった。彼自身は、そのときのことを次のように述べている。「9時15分前ごろ、キリストを信じることによって、神が心に与えてくださる変化について述べているのを聞いたとき、心が不思議に暖まるのを感じた。・・・私は、自分の救いのために、キリストだけに信頼しているのを感じたのである」。

彼は、そのことをすぐにチャールズに告げないではいられなかった。チャールズの部屋に入るなり彼は、「私は信じる」と叫んだのであった。「兄さん、一緒に賛美歌を歌いましょう」と、チャールズは言い出した。ジョンは同意して、二人で、チャールズが前日に作ったばかりの新しい賛美歌を歌った。その曲は「罪びとの友となるキリスト」である。

それから八日後、ジョン・ウェスレーは、オックスフォード大学において、「あなたがは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです」と題する、人々の心に長く残る説教をした。これこそ、イギリスを道徳的無政府状態から救い、何万という人々をキリストに引き付け、そして、メソジスト教会を創立した彼の働きの貴重となっていると思われるのである。

(LVJCCブログ制作チーム: 薫)

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