牧師の独り言(1)

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
オバマ大統領のノーベル賞10月9日にオバマ大統領にノーベル平和賞が与えられることが発表されたが、この知らせを聞いてすぐ私の脳裏に浮かんだことは「ノーベル賞がまた政治目的のために使われた?」という思いであった。今回オバマ大統領にノーベル平和賞が与えられた大きな理由の一つは、大統領が国連安保理の5大国を含む全世界の核兵器廃絶を提唱したためである。しかし、これまでにも多くの指導者たちが核廃絶を提唱してきたが、一つも成功しなかった。なのに何故どういう結果になるかも分からない今回の核兵器廃絶の提唱がノーベル賞に値するのだろうか。たとえオバマ大統領の核廃絶が従来の提唱より成功の可能性が高いとしても、結果を見ずしてのノーベル賞はやはり時期尚早だと思う。 アンリ・デュナン、アルベルト・シュヴァイツァー、キング牧師、マザー・テレサ、ネルソン・マンデラなどが、神を愛する心から純粋な思いでその尊い人生と命を人々のために捧げ、その献身的な働きが評価されてこの名誉ある勲章を受けたことを考えれば、なんと簡単にオバマは・・・と、つい思ってしまう。 また、無抵抗主義によるインド独立の父と言われるマハトマ・ガンジーは、1937年から1948年にかけて、5回もノーベル平和賞の候補になりながら、本人が頑なにその受賞を辞退したという例を考えれば、政治家たちのノーベル賞の軽さを感じずにはいられない。実は、今回のオバマ大統領のノーベル平和賞受賞をめぐり、50年間公開されたことがない選考過程が地元紙の報道で暴露されるという異例の事態に陥っているそうである。選考を主導したノルウェーのノーベル賞委員会のヤーグラン委員長が欧州会議(加盟47カ国)の事務局長を兼務していることも批判を浴び、外部の干渉を防ぐための同委員会の秘密主義と独立性が改めて問われているらしい。また10月15日付のノルウェー紙、ベルデンスガングは、同委員会の委員5人のうち、最初からオバマ大統領を推したのはヤーグラン委員長ら労働党の2人で、それ以外の 3人は反対していたと報じている。とすれば、オバマ大統領の授賞はノーベル賞委員会の内部からわいてきた話ではなく、明らかに外部からの強い国際政治力が働いて決定されたものであることが想像できる。では、その政治的な絡みはどういうものであろうか。ひとつの可能性として考えられることは、ノーベル賞委員会は、オバマ大統領に授賞することで事実上、核開発への制裁を口実にイランを空爆する戦略を米国に取らせないようにしたということである。つまり授賞にはオバマ大統領の手を縛る効果があるということだ。イランが米国を攻撃しない限り、米国がイランを空爆することは国際法で認められた自衛の範囲を超えるもので、ノーベル平和賞の受賞者がやることではない。つまりオバマ大統領が受賞を受諾したということは、大統領にはイランだけでなくあらゆる国に対する先制攻撃をする考えがないことを示唆している。核開発への制裁を口実に、米国もしくはイスラエルがイランを空爆する構想をめぐっては、イスラエル右派と米国の軍産複合体が合同の空爆をやりたいと考えてきた半面、欧州勢はイラク戦争の二の舞になるので空爆を嫌っている。また米国の多極主義者は、イスラエル単独で空爆をさせたいと考えている。こうした欧米イスラエル内の暗闘の図式に当てはめると、オバマ大統領がノーベル賞受賞によってイランを空爆できなくなったことは、欧州勢と米国の多極主義者(ホワイトハウス)がヤーグラン選考委員長に圧力をかけ、授賞に持っていった可能性が大きい。これまで世界は、5大国だけが核兵器保有を容認されてきた。しかし、G20がG8に取って代わったように、国連も多極型の新体制に移行し、5大国制度も再編され、5大国だけが核保有を容認されていた体制も終わるかも知れない。米国の多極主義者(ホワイトハウス)は、核廃絶を推進したいオバマの理想論を使って、今後の転換期に核兵器全廃を実現したいのだろう。しかし、終末に関する聖書預言に照らし合わせれば、核兵器全廃は実現しそうにもない。なぜなら、これから迎える患難時代における二度の世界大戦は激しい核戦争になりそうだからである。これからも世界の動向から片時も目を離せない。(LVJCC担任牧師: 鶴田健次)
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