聖書の終末預言(その4)

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

 

患難時代の前兆(その4)

エゼキエル書38章 の預言(1)

  

紀元前世紀ごろに活躍した預言者エゼキエルは、エゼキエル書38章において、イスラエルの未来に関わる世界の情勢を預言しています。その内容は、まるで現在の中東情勢がそのままが書かれているかのようで、将来起こる未来の戦争を次のように預言しました。 

「さらに、私に次のような主のことばがあった。「人の子よ。メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け、彼に預言して、言え。神である主はこう仰せられる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。今、わたしは、あなたに立ち向かう。わたしはあなたを引き回し、あなたのあごに鉤をかけ、あなたと、あなたの全軍勢を出陣させる。それはみな武装した馬や騎兵、大盾と盾を持ち、みな剣を取る大集団だ。ペルシャとクシュとプテも彼らとともにおり、みな盾とかぶとを着けている。ゴルメと、そのすべての軍隊、北の果てのベテ・トガルマと、そのすべての軍隊、それに多くの国々の民があなたとともにいる。備えをせよ。あなたも、あなたのところに集められた全集団も備えをせよ。あなたは彼らを監督せよ。」

(エゼキエル3817

  

 

ここで使われている国名は、メシェクとはモスクワのこと、トバルとはトボリスクのことです。この二つの領域を束ねるのがゴグで現在のロシア、マゴグとは黒海あたりを指します。

  

また、ペルシャとはイランのことで、クシュは現在のスーダン、プテは現在のリビアを指します。そして、ベテ・トガルマは今のトルコ地方です。

  

つまりエゼキエルは、終末が近づくと、ロシアとイランとトルコとリビアとスーダンが同盟を組み、ロシアがリーダーとなってイスラエルに攻めると言っているのです。またエゼキエルはそのことを以下のように預言しています。 

「多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみんな安心して住んでいる。」(エゼキエル388

エゼキエルの時代、ユダ王国の首都エルサレムはバビロンのネブカデネザル王に征服され、ユダヤ人たちは捕囚の民としてバビロンに連れていかれました。しかし、バビロン捕囚は70年間で、その後バビロンはペルシャに征服され、ユダヤ人たちはペルシャの王クロスによって解放され、イスラエルに帰還し、エルサレムの壊れた城壁を再建しました。

それから約500年後、イエス・キリストがイスラエルに現れたのですが、ユダヤ人たちはキリストを拒否しました。そして紀元70年、エルサレムはローマ帝国に滅ぼされ、ユダヤ人たちは世界中に散らされていったのです。その後、世界中に離散したユダヤ人たちは行く先々で激しい迫害に遭いながらも死に絶えることなく、またユダヤ民族としてのアイデンティティーを失いませんでした。

18世紀末、イスラエルの土地は荒廃しきっていました。そのような土地をユダヤ人は、オスマントルコの不在地主たちから少しずつ買い取り、開墾していきまし。ユダヤ人にとって安住できる場所は祖国の地しかない考える勇敢な開拓者たちや、ヨーロッパでの迫害から逃れて来る人々によって、エルサレムは少しずつ昔の繁栄を取り戻していきました。そして1948年、イスラエルは再び国を再建したのです。

このエゼキエル書388節の預言は、世界中から集められたユダヤ人たちがイスラエルに住んでいることが前提となっています。つまり1948年以前は、この預言は成就し得ませんでした。しかし、聖書の預言通り、イスラエルが国を再建することによって、これらの預言が成就する環境が整ったのです。

今やイスラエルは、久しく廃墟となっていた地に奇跡的な復興を遂げ、さまざまな分野において頭角を現わし、核兵器も保有し、最強の軍隊を持つに至ってます。また、イスラエルに大油田が発見され、欧州に石油を売るためのパイプラインを建設しています。しかし、これはロシアの反感を買う行為です。なぜなら、これまで欧州はロシアから石油を買っていたからです。

アメリカは長年イスラエルと友好関係にあり、イスラエルを支援して来ました。ところが、オバマ政権はイスラエルに対し好意的ではありませんでした。アメリカは、いつの間にか伝統的なキリスト教精神を否定するようになり、資本主義の悪循環に陥りました。その結果、富の一極集中が加速し、1%の人がアメリカ全体の90%の富を持つようになり、今や富を独占するのは0.1%ないし0.01%に集中する事態になっています。

アメリカに代わって中東に台頭してきたロシアは、ソビエト連邦という社会主義の時代に、キリスト教を迫害しました。その結果、社会主義の悪循環に陥り、ソ連は崩壊したのです。そして、一時的にキリスト教が復興すると、国力が増し始めました。今やプーチンのロシアは、中東においてアメリカ以上の存在感を持つようになりました。 

2010から2012にかけて、アラブ世界では大規模の反政府デモが発生しました。いわゆる「アラブの春」”Arab Spring”です。それにより世界中がアラブ社会にも民主化が訪れると期待したのですが、民主化どころか、かえって激しいさまざまな内戦の始まりとなりました。

 またつい最近まで、北朝鮮のミサイル問題が話題となっていましたが、北朝鮮のバックにはイランが、イランのバックにはロシアがいます。ロシアはイランとトルコと手を組み、内戦状態のシリアに拠点を築いています。シリアの首都ダマスカスが落ちれば、イスラエル侵略への道は確保されたも同然です。なぜなら、イスラエルに地上軍を送るためには、ゴラン高原が必要だからです。そのゴラン高原の入口にダマスカスがあります。預言者イザヤは、このダマスカスの崩壊をこのように預言しています。 

  

「ダマスコに対する宣告。 見よ。ダマスコは取り去られて町でなくなり、廃墟となる。アロエルの町々は捨てられて、家畜の群れのものとなり、群れはそこに伏すが、それを脅かす者もいなくなる。」(イザヤ1712 

  

 ダマスカスは今まで廃墟となったことはありませんが、その近郊にある東グータの荒廃を見れば、その気配を感じます。ロシアがシリアの混乱に乗じて、イランやトルコと手を組み、イスラエルの地を征服すれば、世界を支配することも可能です。これもまた時のしるしではないでしょうか。

今日の一言: 終末時代が近づいている

鶴田健次

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