ブック・レビュー 『わかりやすい 旧約聖書の 思想と概説(下)』

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


遠藤 嘉信
聖書宣教会 聖書神学舎 教師

旧約聖書の「教えと戒め」のすばらしさを現代人にわかりやすく

 『わかりやすい旧約聖書の思想と概説』が上巻および中巻に続いて、下巻の発刊をもって完成した。一つの大きなプロジェクトの完了である。著者によれば、上巻が上梓されてからちょうど七年になるという。「安息年」が思い起こされる。

 本書は、エゼキエル書からマラキ書までの預言書の概説、それに中間時代略史を加えたものである。著者は、旧約聖書学の教師として、個々の書を真摯に解説し、かつ牧会者としてのあたたかい目をもって聖書の使信を今に伝えようと務めている。

 エゼキエル書とダニエル書はじっくりと解説され、小預言書はそれぞれコンパクトに手際よくまとめられている。また中間時代史も興味深く読み進めることができる。牧師には、講解説教の備えのために、まず各書の全体的な理解が求められる。信徒にも、日々の御言葉の学びのために、各書の内容と神学を知るための読みやすい手引きが必要である。本書はそれらの必要に十分応えている。

 現代人は感情に訴えるイメージに心を傾けるが、知性に訴える思想に関心を示さず、またその集中力と論理性は著しく欠落してきている、と評した人がいる。たしかに、思索よりも感性が重んじられる時代である。これに迎合し、かつてパウロたちが目指した、あの御言葉の説き明かしを、今や古典と見なそうとする立場もある。

 しかし、こうした時代にあって、旧約聖書の「教えと戒め」のすばらしさを、ポストモダンに生きる現代人に、できるだけわかりやすく、しかも正確に解説しようとする、この著者の試みこそ求められているのではないだろうか。誰かがそれをしなければ、教会はますます感覚的になり、やがて御言葉そのものを読むことにも、それを理解することにも困難をきたすようになろう。瞬間的なインパクトにこそ真実があるかのような欺きを誰が見破れるだろうか。神の啓示としての真理の御言葉は、まっすぐに、しかもわかりやすく説き明かされなければならない。

 教会の業としての著者のこのような使命がこれからも豊かに結実することを願ってやまない。

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Emmanuel

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