ブック・レビュー 『キリスト教神学 第2巻』

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


市川 康則
神戸改革派神学校教授

聖書の教えを系統的に理解することは信仰生活に不可欠

 本書の邦訳第一版の刊行以来、わずか五か月で第二版が、そして九か月足らずで第二巻が刊行されたことは、訳者、監修者の勢力的なお働きと共に、読者方の刊行待望にもよるところが大きいと思う。福音主義陣営における本格的な教義学への注目と学習意欲の証しであろう。邦訳はまだ全体が刊行されてはいないが、日本の福音主義陣営においてこれまでの著述、翻訳を含め最も大きな組織神学書の一つである。

 本巻は第三部(神の存在と人格性)および第四部(神の業)から成り、通算第十三章から二一章を含む「神論」である。ここには神の属性や三位一体、創造・摂理など、神論の根幹を成す諸教理が提示されている。聖書は基本的にキリストによる救いを教えるが、「神」認識はそのための前提条件である。信仰的事柄の全体がかかっているほどに、神論はキリスト教教理において第一義的重要性を持つ。

 著者は教理の論考に当たり、関連聖書本文に丁寧に取り組み、同時に、非聖書的思想および非福音主義的教説とも、妥協はしないが、真摯に対話している。論述のスタイルは専門的研究書のそれよりは、学生や一般信徒方がフォローしやすいように、各項目が目的、概要、研究課題、本文の順序で平明に記されている。

 論考方法としては、西欧人(特に英米人)らしく、全体に「分析的」記述的である。評者としては、組織神学の性質に鑑み「総合的」規定(規範)的省察との調和を望みたいところである。また(教育的見地から不可避的なのだが)既存の保守的理解の防御の性格が濃厚であるが、欲を言えば、それをもふるいにかける考察を望みたい。

 聖書の教えを一全体として系統的に理解することは、特に反キリスト教的精神風土において自覚的に信仰生活を送り、しかもその信仰を宣教、弁証しようとする我々にとって不可欠である。その意味でも、本書が果たす役割はい大きいと思う。

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