時代を見る目 196 子どもホスピス [1]「シスター・フランシス」

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

鍋谷まこと
淀川キリスト教病院 小児科部長

    「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタイによる福音書25章40節/新共同訳)

私どもの病院は毎朝、病院内のチャペルで礼拝をもっていますが、月に1回、全人医療デーと名付けて、この聖句を元に皆が礼拝を守る日がございます。その中で皆が、病に苦しまれている方々への想いに心を共にし、自らの気持ちを新たにするよう心がけるのであります。
淀川キリスト教病院は50年以上前、日本がまだ戦後まもなく貧しい時期に、大阪の中でも最も貧しい地域に、米国の宣教師であり医師であるブラウン先生により設立されました。その創立時の精神が「心とからだと魂が一体である全人へ、キリストの愛をもって仕える」という全人医療であり、その全人医療の聖句が冒頭の聖書箇所なのです。当初は小さな診療所から始まった病院は、現在では全体のベッド数600床、医師100名以上をかかえる総合病院にまで育ってきました。まさに神様のそなえられた道があったのだと感じます。
実は昨年2月、世界で初めての「子どもホスピス」を英国オックスフォードに訪ねました。28年前に設立された世界最初の子どもホスピスの名前は「ヘレンハウス」といいますが、英国だけで40以上あり、さらに今や子どもホスピスは全世界に広がりを見せております。私は英国訪問中、幸いにも子どもホスピス創始者のシスター・フランシスにお会いし、直接お話をお聞きするという幸運を得ることができました。ヘレンちゃんは重症の脳腫瘍を持つ子どもさんで、当時の医療では治療法がなく、ご家族、とくにお母様は毎日の育児に疲れ果てていたようです。その姿を見て、看護婦の資格を持つシスターが、「お子様を私にお預けになりませんか」と声かけしたことが始まりだったようです。これはまさに全人医療の聖句の示すところと同じです。そしてその行いは神様に祝福され、世界中に広がって行ったのだと思います。
シスター・フランシスは、私ども5名の日本人一行が3日間の短い訪問を終えてヘレンハウスを離れる時に大きな贈り物をくださいました。シスターは、御自身が真冬の寒い戸外に出て、車が遠くに見えなくなるまで私たちに手を振って、笑顔で見送ってくださったのです。それはヘレンちゃん親子に示したのと同じ温かさであり、私の心の中に明日への勇気と希望を植え付けてくださったのです。

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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