書評Books 内住の聖霊に委ね従い福音の現実性を求める人に

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

『神なき時代のキリスト者』訳者 長島 勝

『真に霊的であること』
フランシス・A・シェーファー 著
中島 守 訳
四六判・定価2,200円(税込)
いのちのことば社

著者フランシス・シェーファーは、二十世紀後半を生きるキリスト者、時代変動の中で迷い、真理を求める多くの人々に多大な影響を与えた改革派福音主義に立つ預言的牧師・福音弁証者であった。特に自身の思想を体現したラブリの働きは現在も続いている。シェーファーの主張は今にこそ関連性を有している。

著者には代表的三部作『そこに存在する神』『神の沈黙?』『理性からの逃走』がある。彼の前提的福音弁証法を展開する著作だ。事実、上記やラブリの原点となったのが本書である。一九五〇年代に信仰の危機を経験し、聖書の啓示、それに基づく自身の神観・世界観、人や世界との関わり方を真剣に一から問い直した結果生まれた原点的著作である。ゆえにシェーファーの聖書観、霊性を理解する上で最も重要なものだと言える。

著者にとって、真に霊的であることは、真にキリスト者であることと同義だ。特に入信し義認の恵みにあずかった後、復活・栄光を受けるまでの信仰生活(聖化)が真にキリスト者であることが問われる場である。著者は、その過程の内実を、「罪のなわ目からの自由」、「罪のなわ目の結果からの自由」の二部に分けて論じている。

その歩みは、三位一体の恵みのみによるもので、自分の努力や力によるものではない。

著者は、特に内住の聖霊に能動的受動の姿勢で委ね従うことを強調している。それはまさに「キリストと共に死に、キリストと共によみがえる」(ローマ書六章参照)瞬間瞬間、主にある死と復活を経ていく経験である。

著者は、聖書が啓示する真理が真の真理であるなら、それ以外はすべて真理ではないとする立場に徹底的に立った。超自然的な神の超自然的被造世界への支配の下に、信仰者がその唯一絶対の真理に徹底して現実を生きることを強く奨励している。福音の現実性を求める人に手に取ってほしい一冊だ。復刊を嬉しく思う。

※1 フランシス・A・シェーファー著、いのちのことば社、1991年
※2 ラブリ→シェーファーが、一九五五年にスイスで立ち上げた信仰共同体。「ラブリ」はフランス語で「避難」という意味。

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